【連載】インカレ直前特集『Counterattack』 第4回 C小島由希子主将×C林靖子副将×G砂川夏輝×森田真彩

女子バスケットボール

 最終回は、様々な立場からチームを支えてきた4年生だ。キャプテンとしてチームをまとめ上げるC小島由希子主将(教4=岩手・一関学院)、チームメートからの信頼も厚いC林靖子副将(社4=福井・足羽)、スピードあるプレーを武器に活躍するG砂川夏輝(教4=沖縄・西原)、主務として選手の精神的な支えとなる森田真彩(商4=東京・早実)にお話を伺った。

※この取材は11月17日に行われたものです。

「インカレに向けて良いスタートができた」(小島)

主将としてチームを率いてきた小島

――みなさんにとって最後のリーグ戦が終わりました。お1人ずつ振り返りをお願いします

 チームとしては、準優勝という結果で自分たちの代で4連覇を止めてしまったというのがすごく悔しかったんですけど、医療保健大との試合は1日目と2日目で明らかに違う内容で、自分たちはまだもっとできるということがわかった試合だったので、そういうところに関してはインカレにつなげていきたいという思いがあります。個人としては、ケガと復帰を繰り返していて、試合に出られなかったのが悔しかったです。ようやく今できるようになってきたので、リーグの分もという思いでインカレには臨んでいきたいという気持ちです。

森田 チームとしてだったり4年生としては、入学してから3年間先輩たちに優勝を経験させてもらっていたので、初めての2位は単純に悔しいというのがありました。個人としては、副務が今2年生になるので、自分が経験してきたことをやるのではなくて、下を育てるという意味ではまだまだやれたことがあるという反省点があるので、この後のインカレは滅多に経験できない地方での長い大会ということになるので、自分がしっかり確実に仕事をするということ以外に、下を育てたりみんなに気を配るということを頑張っていきたいと思います。

砂川 自分は、今振り返ると、試合中もそうだったんですけど、リーグが終わるのが早いなと思っていて、最初の3戦が早かったと思うんですけど、そこの部分でアジャストや日程変更を工夫したところがあったので、そこはインカレに生かせる部分があったのかなと思います。あと、結果的には2位なんですけど、序盤で2敗したというのもあるし、トータルでみると3敗しているので、日本一を目指しているチームという部分では、圧勝できていなくて一番悔しいところではあったので、インカレではトーナメントで1敗もできないので、練習から1つも後悔がないように頑張っていきたいと思います。

小島 自分もチーム的には早い段階で試合を落としてしまって、今までと違うなという感覚があって、そのときにアジャストの仕方とかも色々考えて、チーム全員でという風にやっていたんですけど、結果が準優勝で、自分たちが入学してからずっと3連覇してきて、それが自分たちの代で崩れてきたから、自分たち自身も悔しいけど、先輩たちに申し訳ないなという思いがありました。結果としては悔しかったけど、内容としては最後の試合の前に優勝はないということが決まっていたんですけど、監督からも日本一に向かうチームとしてつなげられる試合をと言われていて、そういう試合が最後できたので、インカレに向けて良いスタートができたのではないかなと思っているので、ある意味でプラスに考えられる試合だったかなと思いました。インカレに向けては、日本一に向かうときに、普段からやりあっている練習が大事なので、リーグのときはチーム内でやり合う雰囲気が足りないところもあったので、試合に出ている人も出ていない人もやりあえる雰囲気を今大事にしています。

――ありがとうございます。次に、リーグ戦を通して収穫や課題など気づいたことはありますか

小島 チームとしては、リーグは何試合かあるうちの1試合だったけど、インカレは1試合で終わってしまうので、1試合の大切さを改めて感じました。また1試合の大切さだけでなく、ひとつひとつのプレーが最後の点差につながるということも感じました。

 プレーでの具体的な課題として、新チームがスタートしてからもずっとボックスアウトやリバウンドのところで相手にとられてしまうというのがあったので、ずっと課題に挙げているんですけどなかなか修正してクリアすることができていないので、少しずつ良くなっているしひとりひとりの意識も上がっていると思うんですけど、もっと精度を上げていくことがリーグででた課題だと思っています。

森田 マネージャーとして、自分のチームだけでなく他のチームの順位も気にしていたんですけど、昨年は最後の最後に勝敗で並んだ白白鷗大に、最終日負けたけど得失点差で優勝するという計算をしていて、勝ち負けよりも点差を気にしていたんですけど、今年は逆に、試合が始まる前に医療保健大の優勝が決まっていたんですけど、それはその日の問題ではなくて自分たちの医療保健大との試合の得失点差だったので、トーナメントのように勝ったら勝ち、負けたら負けではなくて、負け方にも勝ち方にも関わってくるので、リーグ戦の難しいところだし面白いところでもあるのかなと改めて思いました。

砂川 自分もボックスアウトのところは気になるのと、リーグ戦でゾーンをしてくるところが結構多くて、それに対しての攻め方があまり上手くいかなくて、そこを少しずつ修正していけたのが良かったなと思います。あと、ディフェンスで崩れないというのをチームでいつも言っているんですけど、ゾーンを気にして自分たちのディフェンスができないということもあったし、オフェンスがうまくいかなかったときにディフェンスまで引きずるのが自分は特に気になったので、チームでもそうですし個人的にも交代で出たときとかにディフェンスは崩れないでやっていきたいなと思いました。

小島 自分はあまり試合に絡む方ではなくて、練習の中で相手チーム役をする方だったんですけど、今年は相手チームに大きい選手がいてその役をやらなきゃいけないと思って、大きさはどうにもならないのでシュートは最終的にブロックされてしまうこともあったけど、その前のプレーを頑張ったりとか、そういう工夫を昨年よりはできたかなと思ったので、自分の力にもなったなと感じました。

 昨年までは学生コーチの方がやっていた役割を自分が担うことになって、対人のメニューだったり5対5の練習に入れないことが多かったので、相手チーム役の指揮をとったりとかしたんですけど、選手でありながらもそういうことをするのはなかなかできない経験だと思うので、将来的にも指揮をとったりとか人を生かしたりとかしたいと思うので、そこにつながる貴重な経験ができたかなと思います。

砂川 4年生の責任としては練習中の雰囲気づくりとかあるんですけど、プレー面では、さっき言ったディフェンスのところをもう少し交代で出たときに流れを変えるくらいの強さをつけたいなと思いました。あと、オフェンスの部分で得点力や攻撃力が課題かなと思ったので、そこをインカレではもう少し爆発させるように頑張ります。

――4年生から見て今年はどのようなチームですか

小島 昨年まではリーダーのようなキャプテン(田村未来、平28スポ卒=現デンソー)がいて、自分はあまりそういうキャプテンではなくて、4年生が主体にはなっているんですけど、全員で作っているチームかなと思います。4年生としても下級生から助けられている部分がすごいあるし、支えてもらっているなと感じています。

 下からの意見というのをすごく感じていて、自分たちが1年生のときに、意見を言えていたかというとそうではなかったんですけど、今は話してみてとか言われたときにも1年生からすぐに意見が出てくるので、良い意味でフラットな関係だと思います。

砂川 スカウティングのときとかにも、自分たちが1年生のときは監督が意見を言って、自分たちは意見をもらって動くという感じだったんですけど、藤生さんにコーチが変わってから選手を主体に変えていこうということになったので、みんなが意見を交換しやすい感じなのかなと思います。4年生でキャプテンを決めたときにも、全員で支えていこうという風になったので、本当に全員が意見を言いやすいチームかなと思います。

「ずっとバスケ部同士で会っている」(森田)

   

明るく質問に答えてくれた森田

――ここから少し話題を変えたいと思います。ご自分の左側に座っている方を紹介してください

砂川 真彩(森田)は、すごいフットワークが軽くて(笑)。何か食べに行こうとか遊びに行こうとか言ったら絶対真彩がいます。だからすごいバスケだけじゃなくてオフの日もたくさん一緒にいるので思い出もたくさんあるというか。

森田 もっと何かない?

砂川 すごい私服が派手なのが多い(笑)。

一同 (笑)

森田 派手かな?

小島 うーん、派手って思ったことない。女性らしい。靴下が華やか(笑)。

砂川 華やかって感じで。あと、バイトリーダー(笑)。あとは、あやね(崎上、スポ4=東京・早実)に対してストレート。

森田 (同じ学校に通って)10年目だから。

砂川 あとは、自主練習にすごく付き合ってくれます。(森田が)プレーヤーだったっていうのもあって、すごく機敏な動きをしてくれます。あたりが強い(笑)。トレーニングもいい感じでできてます。トレーニングのバーも選手より上げたり(笑)。すごいポテンシャルの高いマネージャーです。

森田 やっちゃん(林)は、基本的には真面目です。4年間で一回も羽目を外したのを見たことない人です。あとすごく気が遣えて周りが見えます。(森田が)下級生の時に朝から試合のビデオを撮ってたのを言ったわけじゃないのに手伝いにきてくれたりとか。いろんな人への気が遣えます。あと最近は趣味に勤しんでいて(笑)。AAAが好きで、オフの日に見ないなと思ったらそういう活動に行っていらっしゃったり(笑)。リハビリが長い期間あったんですけど、文句を言わずに頑張っています。たまにトレーナーにわがまま言ってるとこは見るけど(笑)、黙々と自分に対してストイックに頑張ってる人です。

 由希子(小島)は、すごく優しいので怒ってるところは見ないです。

砂川 見るよ(笑)。

 たまに怒るけど、怒ったときは分かりやすい(笑)。大らかな人なんですけど、甥っ子と姪っ子がいて、この間の六大(東京六大学リーグ戦)の時にも応援に来てくれてすごくかわいかったです。由希子の甥っ子、姪っ子なのにみんな自分たちの甥っ子、姪っ子かのような接し方を(笑)。愛があふれてるなって伝わってきて。

森田 あとお姉ちゃんと仲が良い。

 由希子はお姉ちゃんと2人暮らししてるんですけど、お姉ちゃんと飲みに行ったりご飯食べに行ったりしてて。自分は兄弟とそんなことないのでうらやましいなってところです。

砂川 由希子の家族紹介みたいになったね(笑)。

小島 夏輝(砂川)は、沖縄出身で、沖縄大好きなんだなってすごく思います。好きなものが分かりやすいっていうか、バスケが好きで、バスケしたいっていうのがすごく伝わってくるし、沖縄好きだから沖縄帰りたいっていうのがすごい伝わってきます(笑)。好きなことに正直だなって。チーム内でも色々な人と喋れるし、真面目な話も面白い話もできるし。みんなから愛されてるなって。あと周りからしても、困ったら助けてあげたくなるような存在なので良い性格してるなって。あと夏輝も結構フットワーク軽いなって思います。真彩が結構主催者っぽくて、呼んだら絶対いる。オフの日もバスケ部と活動してる感じです。あとマツゲがすごく長いので会場で見てください(笑)。

――オフの日は何をされていますか

砂川 全員で集まるとかは無いよね。3人とかで連絡取ってたり。

森田 誰かがあれやりたいとかこれ食べたいとか言ったら、学年関係なく乗ったり。例えば「鍋パしようよ」って言ったら「行く」って言った人が来るみたいな。なんか食べ物ばっかりだね(笑)。そこら中でずっとバスケ部同士で会ってるなって感じです。

 オタ活してます(笑)。看板の写真撮ったり。趣味に没頭してます(笑)。インスタとかでつながった方と、ファンとしてAAA好きなのでコラボしてるお店に行ったり。あとは、パンダ狩りっていうんですけど(笑)。ゲームセンターのユーフォ―キャッチャーにAパンダっていうのがいたら、友達と行ったりしてます。

森田 オフの日はバイトしない精神を貫いた4年間なので(笑)。買い物に友達と行くこともあるんですけど、(何を買うか)結構迷っちゃうので。物買う時に、何軒も迷ってから戻って買ったりするので、買い物とかは1人でブラブラしてます。基本的に家からは出たいタイプなので、外にいることが多いです。

砂川 次の日が予定無かったら、目覚まし時計をかけないで寝ることが一番の幸せです。午前授業で午後オフとかだったら、真彩みたいに1人で買い物行って、目的なくずっと歩いてます。

森田 好きな場所は?

砂川 空港。

森田 吉祥寺って言うと思った(笑)。

砂川 吉祥寺も、東京に来て好きになりました(笑)。由希子と2人で空港行きます。2人とも好きなので。写真撮ったり、ターミナルを周ったりします。

小島 私は基本的には家にいるのが好きなので、家でぐだぐだしてることが多いです。家ではぐだぐだするのがメインなので、何かやらなきゃいけないことがあるときは、カフェに行ったり作業してます。基本的にはぐだぐだしてるオフです(笑)。寝オフみたいな感じで。

――皆さんはどのようなお勉強をされていますか

砂川 自分は法学というか政治学系のゼミなので、卒論を法に絡めないといけなくて。卒論は、自分がスポーツしてるっていうのもあるし、将来指導者をやってみたいと思っているので、スポーツと子供の環境作りだったり、トップスポーツまではいかなくても、スポーツと子供関係の卒論を仕上げようかなと思ってます。

森田 卒論のタイトルは、「ラベリングが消費行動に与える効果」っていうのです。ラベリングっていうのは、「スイーツ男子」とか「カープ女子」みたいなもので、元々逆の性別のイメージがあるものにそういう名前をつけることで、自分の中でのハードルは下がるのかっていう感じです。アンケートを取ったりしてやってます。

 私は国際人権法のゼミなんですけど、卒論がゼミ自体にやらなくて。周りが「大変だ」って言ってるのを「頑張れ」って感じで聞いてます。他人事で言ってることです。

小島 自分は数学科なんですけど、やってることは、自分が飛行機が好きなのをゼミの先生が知っているんです。それで提案された卒論のテーマが、ちょっと物理学も入ってくるんですけど、流体力学です。飛行機が飛ぶ仕組みに数学も入ってるので。それを分かりやすく説明するって感じです。でも自分も全然理解できてないんで頑張ります(笑)。

――個人的に仲の良い選手はいますか

砂川 自分は誰とでも喋れるので、決まってないけど遊びに行くってなると3年生か4年生が多いです。

森田 私は、気が付いたら夏輝とか3年生の奈央(山田、商3=栃木・足利女)ですね。あとは関わりがあるのであやねとか。2人で会うってことは無いんですけど、共通点が多すぎてあやねもいる、みたいな感じです。

 特別誰とかは無いかな(笑)。本当にみんな同じくらい一緒にいるから。

小島 「靖子と子供たち」って感じだよね(笑)。

砂川 お母さん。

小島 自分もあまり決まってないけど、悩みを話すって考えると靖子に結構甘えてます(笑)。お母さん的な存在なんで、結構甘えてる感じではあります。仲良いっていうのは…。夏輝かな(笑)。

森田 (砂川が)めっちゃアピールしてた、アピールしてた(笑)。

小島 学部も一緒だし飛行機も好きだし、自分も夏輝も遠くから来ているので、東京慣れしてない感じで(笑)。

砂川 もう慣れたよ。

小島 慣れたか(笑)。すごく共通点があるので、一緒にいる時間は多いなって。

森田 学部の枠は大きいね。

――きょねん小島選手には伺っているので、他の3人に伺います。コートネームの由来を教えてください

砂川 自分はキルっていうんですけど、殺す方のkillとかかってるんですけど(笑)。最初の方は怖いから言いたくないなって感じだったんですけど、オフェンスでディフェンスがいても切ってくってイメージと、ディフェンスでも相手のキーマンを止めるっていう意味でのキルです。

森田 自分は最初の方は猫かぶってたっていうか(笑)。ニコニコおとなしくしてたので、先輩たちが「みんなの太陽」って意味で、日向のヒナです。みんなの太陽みたいに明るくいてくださいって感じです。

 私はテンっていうんですけど、驚天動地っていう四字熟語から来てます。パワープレーが得意だったので、天をも驚かし、地をも動かすような選手になれるようにって感じでつけていただきました。

「やってきたことをコートの上で出すのが一番」(砂川)

   

笑顔が絶えない砂川

――インカレに向けて今強化していることはありますか

砂川 ざっとリバウンドのところは言っていて、リバウンドはできたとかいうのはないと思うので、常にリバウンドは取り続けるというのをインカレでもこだわっていこうというところと、チームでの動きも結構やっているんですけど、その前の1対1のところを強化しようということで毎日メニューに入っています。センターは中で点を取るだけではなくて、ドライブしてくる選手が相手にいたときに結構やられているというところがあったので、センターとガードなどの速い人を組ませて練習したりしています。

――ご自身がインカレで果たすべき役割は何だと思いますか

小島 ベンチにいるときはどんな展開でもコートで戦ってくれた選手の迎え方を昨年も意識していたんですけど、雰囲気が大事だと思っていて、悪い雰囲気の時には良いプレーができていないので、どんなときでも自分は良い影響を与えるような存在でいたいと思うし、リーグのときに反省があったんですけど、相手チームがやってきているプレーにベンチで見ている自分たちがなかなか気づけなくて、コートでプレーしている人たちはそっちに集中しているから、見ていて気づくことがあると思うんですけど、そこがなかなか気づけなくてそのままやられてしまったということがあったので、見ているからこそ気づけるところにいち早く気づいて、すぐチームに変化を与えられるような気づきをもっと伝えていけるようにしたいです。

 私は今言ったように気づきの部分で、1つの視点ではなくて多角的なところからプレーを見ていって、気づいたことを発信していけるようにしたいです。あと、40分の中でチームとしても個人としても波があると思うし、一週間の中でも波があると思うので、そういうときにいつでも声が出せるように、チームを奮い立たせられるような声をかけたいです。個人に対しては相談を持ちかけられたときにも的確なアドバイスをできるようにやっていきたいと思います。

森田 私は役割というか使命として、無事に終えるというのは絶対だと思っています。何か忘れていないかなとかミスしないようにではなくて、完璧にやることは当たり前で、さらに想定できることでみんなにプラスになることがあれば動いたりというので、試合中もベンチにいれるのは最後の大会で、プレーとかはコーチの方や選手同士で話したりすると思うので、声かけなどみんなへのプラスになることをできるように意識したいと思います。

砂川 やってきたことをコートの上で出すのが一番だと思うので、4年間の最後の大会ということで気持ちとかをプレーで表現していきたいです。元気に頑張ります(笑)。

――今回のインカレでキーマンはどなたになると思いますか

 私たちが1年生のときにインカレで優勝したときも、4年生の存在がすごく大きくて、インカレ前からもずっとそうだったんですけど、日本一はインカレでしか達成できないので、4年生の声かけとか支え合いとか下級生を引っ張る力が大きく感じられたので、私たちもそういう風になれるように、自分たちがキーマンとなってやっていきたいと思います。

――最後のインカレとなりますが、懸ける思いや目標、意気込みを教えてください

砂川 チームとしての目標を最初に決めたときに、「最後は日本一にならないといけないよね」という風に話したので、だからこそ絶対勝ちたいし、練習や試合でうまくいかなくても、4年間やってきたことはすぐには絶対崩れないと思っているので、自信をなくしそうなときでもプレーの中でどれだけ気持ちを表現できるかというのがあります。常に元気にアグレッシブにというのと、その中でも冷静な判断ができるように表現していきたいと思っています。

森田 主務という立場にいると、チームの外というか色々な人と接することがあって、優勝という結果が自分たちが嬉しいとかやってきたことが実ったという気持ちもあるんですけど、応援してくださる方もすごく喜んでくれて、結果として後にも残るものだし、結果を残すことの大切さをすごく感じているので、ワセダとして優勝して恩返ししたいという思いもありますし、今年はオールジャパンが無いので、4年生全員がこの大会で終わりという同じ気持ちでやれていていいことかなと思っているので、最後に勝って笑って終わりたいなと思います。

 インカレはトーナメントなので、先のことを見据えるのではなくて、1日、1試合を大切にして全員が全力を出せるようにして勝って終わるという風にしたいので、どういう形であろうとひとりひとりの役割はあると思うので、全員が各自の役割を全うした試合を積み重ねて、日本一になって支えていただいているたくさんの方に恩返しをして、4年間の集大成として最高の形で締めくくりたいです。

小島 自分たちが1年生のときにインカレで優勝して、日本一になるチームというのはどんなチームか肌で感じて、自分たち自身も日本一になりたいという思いがもちろんあるんですけど、日本一というチームをこれからもつなげていきたいと監督がおっしゃって、自分も本当にそうだなと思ったので、自分たちが一度日本一になったことでわかることもあるし、つながることがあるなと感じた部分だったので、そこは残していきたいなという思いがあります。日本一になるのはもちろんだし、全員がつながったチームで日本一になりたいという思いもあるので、そういうチームで最後戦いたいなと思います。学生最後だし、4年間という今までより長い期間在籍してきたというのもあって、チームにかける思いが今までと全然違うなと4年生になって本当に感じて、これからもつながるチームだからこそ、自分たちが残せるものを残していきたいし、今までやってきたことを最後全部出し切って日本一を達成したいと思っているので、チーム全員で戦っていきたいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 阿部かれん、下長根沙羅)

インカレの目標を書いていただきました!

◆小島由希子(おじま・ゆきこ)(※写真左)

1995(平7)年6月9日生まれ。身長177センチ。岩手・一関学院高出身。教育学部4年。ポジションはセンター。コートネーム『リオ』。チームをまとめる頼もしい主将。しっかりしていながらも気さくで素敵な方でした!

◆砂川夏輝(すながわ・なつき)(※写真右)

1995(平7)年6月30日生まれ。身長162センチ。沖縄・西原高出身。教育学部4年。ポジションはガード。コートネーム『キル』。砂川選手はみんなから愛される性格だそうで、対談中も可愛らしい姿を見せてくださいました。インカレではスピードを生かしたアグレッシブなプレーに期待がかかります!

◆林靖子(はやし・やすこ)(※写真中央左)

1995(平7)年6月3日生まれ。身長174センチ。福井・足羽高出身。社会科学部4年。ポジションはセンター。コートネーム『テン』。真面目な性格の林選手。チームでは「お母さん的存在」だそうで、選手からの信頼も厚いです!

◆森田真彩(もりた・まや)(※写真中央右)

1995(平7)年7月8日生まれ。身長160センチ。東京・早実高出身。商学部4年。コートネーム『ヒナ』。主務としてチームを支えてきた森田さんですが、選手よりもトレーニングのメニューをこなすこともあるそうです!