新人戦1回戦は大差で勝利

女子バスケットボール

 先月行われた関東大学女子選手権大会(トーナメント)で準優勝という結果を残した早大。今度はそこで活躍した1、2年生が主役となって今大会での優勝を狙う。きょねん、早大が果たした2年ぶり2回目の優勝という勢いを予感させるかのごとく、今試合を大差で勝ち取った。初戦の相手は日体大。序盤は相手を勢いに乗らせることなく点差を離す。42−19とダブルスコアで前半を終了し、後半は少し緩みが見えるも大きく点差を79—42で勝利した。

 先手を取ったのは早大。相手を2点に抑えたまま早大は点を重ね、開始5分相手に点を入れられるも、リバウンドを積極的に取り日体大の進撃を許さない。外から中へのパスを連携して得点につなげる。21—12と倍の得点で第1Qを終える。第2Qでも早大の勢いは止まることなくみるみる点差が開いていく。第2Qの前半ではF内山未悠(社1=愛知・桜花学園)の0度からのミドルシュートやドライブなど外、中で多様な攻めを見せた。24秒ルールで相手に反撃をさせないなど攻めだけではなく、守備においても強さを見せつけた。42—19と点差をさらに開き前半を終える。

オフェンスやリバウンドでゴール下での存在感を示した

 後半も早大優勢の勢いが止まることなく攻守の両方に渡り、選手がのびのびとしたプレイを見せ得点を入れていく。その状況を打開するべく日体大はプレスをかけ早大のミスを誘うが、その圧力に選手は怯むことなくプレスを突破し落ち着いて得点を重ねる。第4Qでは最終Qということで疲れが出てきたのか、相手の得点の機会が多くなり、早大は外からのシュートが目立つようになった。しかし最後はC中村美羽(社1=千葉・昭和学院)による速攻で試合を終え、疲労に打ち勝ち最後まで得点への執念を見せた。

チーム最高得点をあげた内山

 昨年の新人戦は強かったなどと言わせないため、2年連続優勝を狙うため選手たちは今大会に対して熱い感情を持って臨んでいる。そんな気持ちにおいても負けることのない彼女たちの今後の勇姿に期待がつのる。

(記事、写真 鈴木直人)

第6回関東大学新人戦 5月12日(vs日体大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

21 21 14 23 79
日体大 12 10 13 42
◇早大スターティングメンバー◇
G#21 高田静(スポ2=山形市立商)
C#14  田中真美子(スポ2=東京成徳)
F#37 内山未悠(社1=愛知・桜花学園)
C#33 中田珠未(スポ1=東京・明星学園)
F#5 細貝野乃花(スポ1=愛媛・聖カタリナ女)
◇主なスコアリーダー◇
得点  内山未悠:18得点
リバウンド  中田珠未:8リバウンド
アシスト  中田珠未、岩田千夏子:3アシスト

F内山未悠(社1=愛知・桜花学園)

――今日の試合を振り返ってみていかがですか

スタートで出場したので緊張してしまって動きも硬かったのですが、1、2年生だけなのでみんなで思いっきりプレイしたいなと思っていて、自分は特に走ったりボールをつないだりっていうのを全て思いっきりやるという気持ちでいました。最初はそのようにできなかったのですが、途中からプレイにも反映できたので良かったと思います。

――本日が新人戦初戦となりますが、今大会への意気込みをお願いします

優勝を狙っているので1戦1戦確実に勝っていって、毎試合一人一人が成長していけるような大会にしていきたいなと思います。

――このチームの雰囲気はどのような感じですか

1、2年生だけのチームではなくて早稲田全体的に明るくて上下関係もあまりなくて、1年生の自分達でもすごい思いっきりやりたいことをさせてもらってるので、とてもやりやすいですし、先輩もみんな尊敬できて本当にすごいチームだと思います。

――得点を多く取っていましたが攻める時に気をつけていることはありますか

ミスマッチになったらポストアップしたり、人を活かすプレイを今までしてきたのでみんなを活かしつつ自分も出せるようにしていきたいなと思っていて、スクリーンをかけた後の自分の動きであったり、ブレイクでつないでセンターに入れた後の動きだったりを気をつけるのと、速攻で走ることがチームを活気づけるし自分もそうなれるので走ることを意識してブレイクで何回か走れたので良かったと思います。

――明日の試合への意気込みをお願いします

どこの大学も勝ちたいと思っているのでその気持ちをどこよりも強く持って、チャレンジャーな気持ちを忘れないで若々しく思いっきりやっていきたいと思います。