新人戦2日目、対するは桐蔭横浜大。トーナメントであるため負けは許されない今大会。試合開始後は思うように得点できず硬直状態が続いたが、流れを早大のものにすることができ点差を大きく開くことができた。34−18で折り返した後半、相手のゾーンディフェンスもはねのけ、73−42で試合を終えた。
第1クオーター(Q)先手を取ったのは早大、C田中真美子(スポ2=東京成徳)によるリバウンドからのゴール下シュートが決まる。その後も追加点を決めるが思うように点差が開かず開始6分までシーソーゲームが続く。しかし田中による連続得点により早大が引き離す。ボールに対してダブルプレーを強く意識し始め早大のシュートチャンスが多くなり最後は田中のアシストからC中村美羽(社1=千葉・昭和学院)によるシュートで第1Qを19−9で終える。第2Qで先手を取られるも外から中への連携パスで得点に繋げ態勢を立て直す。ディフェンスにおいても、24秒ルールや田中のブロックで相手のシュートを寄せ付けない。攻守ともに安定したプレイを見せ34—18で前半終了。
自慢の高さを武器に積極的に攻める中田
後半になっても流れは早大のまま。順調に得点を重ねる。しかしアクシデントでG高田静(スポ2=山形市立商)がベンチに戻り1年生だけでコートに立つ状況になることもあった。だがここで怯むチームではなくC中田珠未(スポ1=明星学園)の豪快ブロックで歓声を味方につける。相手のゾーンディフェンスにも臨機応変に対応し、難なくゴールまで展開。第4Qでは4分間でG澁谷咲月(スポ1=大阪薫英女学院)が3本立て続けに3ポイントを決めさらに相手を突き放す。シュートを外しても中田のリバウンドが好調なため得点に多く結び付けられた。選手がのびのびとプレイすることができた試合となり73−42で勝利した。
スリーポイントを狙うF細貝野乃花(スポ1=愛媛・聖カタリナ女)
この試合に勝利したことでベスト4に進出することができた。優勝まで残り2試合、選手たちは大会2連覇という目標を掲げ負けの許されないトーナメントの中さらなる成長を遂げていく出あろう。
(記事、写真 鈴木直人)
第6回関東大学女子新人戦 5月12日(vs桐蔭横浜大) | |||||
---|---|---|---|---|---|
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
19 | 15 | 16 | 13 | 73 |
桐蔭横浜大 | 9 | 9 | 14 | 10 | 42 | ◇早大スターティングメンバー◇ |
G#21 高田静(スポ2=山形市立商) F#5 細貝野乃花(スポ1=愛媛・聖カタリナ女) F#23 澁谷咲月(スポ1=大阪薫英女学院) C#33 中田珠未(スポ1=明星学園) F#37 内山未悠(社1=愛知・桜花学園) |
C中村美羽(社1=千葉・昭和学院)
――今日の試合を振り返ってみていかがですか
中心の先輩が2人いなくなってしまったことで1年生だけでプレイしていた時に全員がスイッチ入って結果的にこの点差になりましたが、できてないことばかりでこれから1週間で修正しなければいけないと思います。
――0度からのミドルシュートを多く決めていましたが重点的に練習をしているのですか
0度のミドルシュートは自分の得意技なの絶対に決めるという気持ちでいつも練習しています。
――相手がゾーンディフェンスしてきましたが、その時の対処はどうしていますか
今日は練習通りの対処はできていなかったので、これからの課題だねって話し合いました。今日は外回りのスリーポイントが入ったことが救いでした。
――1年生だけが出てる時間がありましたが、どのような気持ちでしたか
これでもし負けてしまったら3、4年生に会わせる顔がないと思って絶対勝たなきゃとみんながそこでスイッチが入ったんだと思います。
――次の試合への意気込みをお願いします
次は山梨学院なんですけど、今日と同じくゾーンディフェンスしてくると思うので、1週間でそれの対処をしっかり練習して出だしからしっかりできるように、練習中から意識してやっていきたいなと思います。
F澁谷咲月(スポ1=大阪薫英女学院)
――このゲームを振り返っていかがでしたか
出だしがちょっと悪くて、途中で2年生が抜けてって感じで崩れてた部分があったんですけど、センターの人たちが頑張ってくれたのと、リバウンドとかを立て直して行けたのが良かったなと思います。
――第1のシュートがあまり決まらなかった時間帯は何を意識してやりましたか
シュートが入らないのは良くあることなので、その時にディフェンスを頑張れるかを意識しました。
――後半からは外のシュートが良く決まりましたが何が良かったと思いますか
思い切って打って行っていいよと言われていたので、思い切りが良い方に行ったかと思います。
――先ほどおっしゃっていましたが、この試合はコートに1年生だけの時間帯もありましたが
円陣組んだ時にとりあえず頑張ろうってことを言って、気を引き締めてやりました。
――来週の試合に向けて一言お願いします
今回の課題がボックスアウトだったので、1週間練習で徹底してやっていって修正して、来週もしっかり勝てるように頑張りたいです。