終始リードで快勝!

女子バスケットボール

 関東大学女子リーグ戦第2週2日目。対するは前日リーグ戦初白星をあげた専大。アウェイに乗り込んだ早大は、序盤から積極的に攻め込んで終始リードを守り続け、72-56で勝利を収めた。両日ともに10点差以上をつけて快勝し、今後の試合に弾みをつけた。

 第1クォーター(Q)、ジャンプボールは相手にとられたものの、全員で積極的に攻め込み、開始早々F神崎由香(スポ2=福岡・中村学園女)が先制ゴールを決める。そこから流れをつかんだ早大は激しいディフェンスを発揮させて相手のリズムを崩し、快調に試合を進め、序盤から相手を大きく引き離す。続く第2Qは勢いをつけ始めた相手チームが3ポイントシュートを連続で決めるなどヒヤリとさせられる場面もあったものの、38-27と早大の11点リードで前半を折り返した。

 迎えた後半、第3Qでは互角の戦いを繰り広げたが、F本多真実(スポ3=愛知・桜花学園)がバスケットカウントを決めるなど、ファインプレーもみられた。第4Qでも両者一歩も譲らず一進一退の攻防が続いたが、早大が堅いディフェンスで奮闘し順調に得点を挙げた結果、16点差をつけ72-56で勝利を飾った。

 第1週の対白?大戦では苦汁を飲んだ早大だが、専大戦ではその実力を発揮し、リーグ戦第2週を終えた現在の結果は2勝2敗。リーグ戦序盤で勝利と敗北の両方を経験したことから得たものは大きいだろう。勝敗を握るルーズボールやリバウンドの奪取などまだまだ課題は残るが、「雰囲気も良くなってきている」(本多)というチームで一丸となって戦い、来週の対順大戦でも連勝を目指す。

(記事 大口穂奈美、写真 梁瀬智帆)


第62回関東大学女子リーグ戦

早大

72

25-10

13-17

21-17

13-12



61


専大
【スターティングファイブ】
G 森  仁美(スポ3=大阪薫英女学院)
F 神崎 由香(スポ2=福岡・中村学園女)
F 本多 真実(スポ3=愛知・桜花学園)
C 傳田みのり(社4=神奈川・金沢総合)
C 丹羽 裕美(スポ4=愛知・桜花学園)

◆コメント

藤生喜代美学生コーチ(スポ3=福井・足羽)
――きょうの試合はいかがでしたか
終始自分たちがやろうとすることに集中できたかなと思います。
――出だしから雰囲気がよかったですが、なにか確認したことは
きのう良かったのは、ディフェンスがやれてたときだったので、それは継続すること。それと相手は気迫で上回ってこようとするので、そこをさらにうちが上回ろうっていうことを確認しました。
――相手のスリーポイント対策は
ハンズアップですね。あと、いい形でもらわせないっていうのをチームとして確認しました。
――きょうまでに見えた課題はありますか
やはりいいときにはディフェンスがきちんとできて、オフェンスも動きの中で出来ているのがあるんですけど、ディフェンスはやられてしまったあと、オフェンスは決めきれなかったあとに、引きずってうまくいかなくなってしまうので、引きずるのではなく、目の前の一個一個をきちんと取り組む。技術云々ではなくて、どう自分たちの実力を発揮するかっていうことが常にできれば安定した試合になるのかなと思いますね。
――来週は順天堂大ですが
手ごわいですね。ことしから1部に上がってきたチームなんですね。40分間フルでディフェンスを頑張るチームで、自分たちが今まで対戦してきたチームではないので、いかにそれに近づいた練習ができるか。試合に出るメンバー以外の子たちがどれだけ近づけるかが課題だと思いますね。

本多真実(スポ3=愛知・桜花学園)
――試合を振り返って
出だしがよくてリバウンドとかルーズボールだとかそういう地味なところで良くできたんじゃないかなと思います。
――苦戦を強いられた第1週からどのように改善してきましたか
負けた試合を悔やんでも仕方ないので、今週から切り替えてやりました。先取を目標に頑張ろうということで練習のときも相手が専大の選手になりきってやってくれて、それに対して戦っていこうという感じだったので、何を改善したというよりは切り替えて一戦一戦戦うしかないなという気持ちでやりました。
――2週目を終えてチームの雰囲気は
良くなってきていると思います。すごく空気が良くて、きょうやきのうの試合の中で接戦になったときもみんなで良い顔してやろうっていう雰囲気作りができたので良かったなと思います。
――来週の対順大戦に向けての課題は
相手チームが前から当たってくるのでプレスアタックをしっかり一週間練習するのと、ルーズボールやリバウンドが課題ですね。