関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)もいよいよ第5週に差し掛かった。ここからは昨季の上位校同士の戦いになり、どの試合も激戦必須となることが予想される。これまでに2敗しておりリーグ制覇のためにはもう負けられない早大は、筑波大と対戦した。試合は序盤から両チームの激しいディフェンスによるロースコアで展開されたが、第3クォーター(Q)に相手のミドルシュートが決まりだすと徐々に離され55-64で敗戦。リーグ通算成績を6勝3敗とした。
第1Q、筑波大ボールでスタートしたが、すぐにディフェンスでミスを誘いボールを奪うとG森仁美(スポ3=大阪薫英女学院)のトップからのドライブで先制。その後もF本多真実(スポ3=愛知・桜花学園)を中心に得点を重ねる。しかし、徐々に相手のディフェンスが機能しだす。終了間際に連続得点を許し15-14の1点リードでこのクォーターを終える。第2Qに入るとC丹羽裕美(スポ4=愛知・桜花学園)にボールを集めるが自分より背の高いマークマンや徹底したダブルチームの前になかなか得点できない。しかし、オフェンスがダメでもディフェンスで頑張るのが早大のバスケット。粘り強い守りで相手にイージーシュートを打たせない。点差が広がることなく25-24で前半を折り返した。
第3Qにはいり、試合のペースを掴んだのは筑波大だった。バスケットカウントで逆転を許すとその後も相手の猛攻を止めることが出来ない。それまで機能していたディフェンスも相手のパス回しの前に翻弄される早大。ペースを崩された早大はオフェンスでもらしくないターンオーバーを連発し一気に離される。41-50と9点を追いかける展開で最終Qを迎える。なんとか逆転したい早大は果敢にオールコートプレスで仕掛ける。しかし一度傾いた流れが戻ってくることはなかった。勢いに乗った筑波大に対してついていくので精一杯だった。最後まで点差は詰まることなく55-64でタイムアップ。優勝を目指す上で痛すぎる1敗を喫してしまった。
今季課題に上げているディフェンスリバウンドがこの日も勝負を分けた。点差を離された第3Qには思うように取れず相手に連続オフェンスを許すシーンが度々見られた。また、流れが悪くなった時に自分たちで修正する力も今後は必要になってくるだろう。これからも厳しい戦いが続く。まずは明日の試合に勝ち勝ち星を掴み取りたい。
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