堅い守りで松蔭大に快勝!

女子バスケットボール

 関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)第6週2日目、ワセダは前日勝利を収めた松蔭大と対戦した。試合は堅い守りと連携のとれたプレーで終始リードを保ち、77-64で快勝。松蔭大に2勝をあげ、リーグ戦通算成績を9勝3敗とした。

 第1クォーター(Q)、序盤は拮抗(きっこう)した戦いが続く。ワセダがインサイドを中心としたプレーで得点すると、相手も負けじとアウトサイドからのシュートで応戦する。しかし試合が動いたのは第2Qだった。ハンズアップを徹底したディフェンスで相手に簡単にシュートを打たせない。C桂葵(社2=愛知・桜花学園)が攻守にわたって活躍し、得点を重ねる。そのプレーに呼応するようにF金山舞穂(スポ4=神奈川・金沢総合)がスリーポイントシュートを決めるなど、そのまま得点を続け、前半を40-27と13点差で折り返した。

 しかし迎えた後半、始めから小さなミスを連発してしまう。相手に3連続で得点されてしまい流れを失いかけるも、F本多真実(スポ3=愛知・桜花学園)やF神崎由香(スポ2=福岡・中村学園女)が力強いプレーでチームを鼓舞する。60-50で第3Q終了。相手もじわじわと点差を詰めてくるが、ここで負ける訳にはいかないワセダ。意地を見せたのは4年生だった。C丹羽裕美(スポ4=愛知・桜花学園)のインサイドプレー、C傳田みのり(社4=神奈川・金沢総合)のリバウンドが光り、一気に点差を離していく。勢いに乗ったワセダはとまらない。試合が終わってみれば、強豪相手に77-64と13点差で快勝。優勝への望みをつないだ。

 松蔭大との対戦で見えたワセダの強さは『チーム力』。ベンチの選手もコートに立ってプレーしている選手も同じように声を出し、全員が笑顔でチームを支える。全員が同じ気持ちで戦っているからこそ強豪相手に2勝をあげられたのではないだろうか。約2か月にわたるリーグ戦も来週で終わり。来週の拓大戦も厳しい戦いになるだろう。しかし長い戦いの中で培ってきたチーム力を存分に発揮し、笑顔で最後まで戦いぬいてほしい。

(記事、写真 梁瀬智帆) 


第62回関東大学女子リーグ戦

早大

77

20-16
20-11
20-23
17-14



64

筑波大
【スターティングファイブ】
G 森  仁美(スポ3=大阪薫英女学院)
F 神崎 由香(スポ2=福岡・中村学園女)
F 本多 真実(スポ3=愛知・桜花学園)
C 傳田みのり(社4=神奈川・金沢総合)
C 丹羽 裕美(スポ4=愛知・桜花学園)

◆コメント
萩原美樹子コーチ(平17二文卒=福島・橘)
――きょうの試合を振り返って
きょうはベンチメンバーもみんな出たら仕事をして、ちゃんと勝ち切れたのはよかったかなと思います。
――ディフェンスで勝ったとも言える試合でしたが
そうですね。相手の5番と8番をしっかりおさえようと。5番についた金山が非常にいいプレーしましたね。
――きのうは2Qで崩れてしまいましたが、きょうは持ちこたえました
控えのメンバーが良くやってくれたかなと。きのうのことは私も反省して、もちろん信頼して選手を試合に出すんですけど、大幅に戦力をダウンしすぎちゃったので、きょうは慎重に少しずつ休ませるように気を配りました。
――来週までに修正したいことは
拓大と松蔭は全く違うバスケットをしてくるので、リバウンドですね。拓大はすごくリバウンド強いので、もう一回しっかり練習して、あとは相手のエースの守り方ですね。
――チームの雰囲気は
すごいいいですね。あと二つ自分たちが勝つしかないので、ここにきてすごい良くなっています。
――来週でリーグ戦も終わりですが、意気込みをお願いします
きょねんもそうだったんですけど、リーグ戦は4年生の思い入れがすごく強いので、もちろんインカレもありますけど、今まで4年生と一緒にチーム作りをしてきたので、今週1週間、4年生と一生懸命練習を取り組んで、4年生がいい顔をしてプレーできるように私も手伝えればなと思います。