1月29日に行われたB.LEAGUE DRAFT 2026で秋田ノーザンハピネッツから5位指名を受けたG岩屋頼主将(スポ4=京都・洛南)と9位指名を受けたG堀田尚秀副将(スポ4=京都・東山)が17日午後、早稲田大学内で同球団から指名あいさつを受け、契約を発表した。

今春からプロの世界へと羽ばたく岩屋と堀田。チームメートが見守る中、指名あいさつを受け、契約を発表した。
両選手の契約は、今季の選手契約と2026ー27から始まる3シーズン。背番号は岩屋が『18』、堀田が『7』と大学時代と同じ番号を引き継ぐかたちとなった。
目標を問われると、岩屋は「1試合平均2桁得点」、堀田は、「3P確率40%」と回答。具体的な数値を設定し意気込んでみせた。「正しい努力ができる人であってほしい」という水野社長の思いを受け取った両選手の活躍に期待が寄せられる。
(記事 北郷美結、写真 石澤直幸、権藤彩乃)
コメント(一部抜粋)
G岩屋頼主将(スポ4=京都・洛南)

目標としていたプロの舞台を秋田という地で始められることを本当に嬉しく思います。
僕は早稲田大学の4年間で特に成長出来たと感じています。特に3年生の時に倉石さんをはじめとしたスタッフの皆さんが3×3に関わらせていただいて、得点力という面が身についたと感じています。
早稲田大学での4年間、小学校、中学校、高校と指導してくださった方や、ずっとバスケットボールを続けさせてくれた家族には感謝しかありません。言葉で感謝を伝えるよりはプレーで伝える方がふさわしいかなと思うので、秋田の地でしっかり活躍して、皆さんに恩返しできたらなと思っています。
G堀田尚秀副将(スポ4=京都・東山)

ドラフトで指名してくださった秋田の関係者の方々、倉石さんをはじめとする早稲田大学の関係者の方々に感謝しています。僕は大学でバスケットボールを続けるか悩んだりしていて、身体能力など弱点になる部分が多いなと思っていました。
2年生のリーグの時に怪我をしていた自分は降格したチームを見続けることしか出来なくて、その悔しい気持ちとやりきりたいという気持ちがBリーグに行きたいと思ったきっかけでした。
以前は自分がシュートを決めることばかりを考えていたんですけど、チームファーストというところが早稲田大学に入って一番成長できたところだと思います。悔しい思いを沢山したんですけど、自分のシュート力は誰にも負けない自信がありました。プロの舞台でもシュートを磨くということは、どんな状況でもやり続けたいと思いますし、努力を続けたいと思っています。
自分のシュートでチームの流れを変えたり、終盤で試合を決めるようなプレーヤーになっていきたいと思います。
水野勇気(秋田ノーザンハピネッツ代表取締役社長)

先日の第1回のドラフトにて、1巡目で岩屋選手、3巡目で堀田選手を指名させていただきました。2026年、いわゆるプレミアシーズンから3年契約で合意させていただきましたので、ご報告させていただきます。
今シーズン、2025-26シーズンにおいても契約を結ばせていただきましたので、今後バイウィーク明けに向けて登録を進めていくことも合わせてご報告させていただきます。
今回早稲田大学から2人指名させていただけたことを本当に嬉しく思っておりますし、岩屋選手と堀田選手を育ててくださった倉石さん、コーチをはじめとした早稲田大学の皆様に改めて感謝申し上げたいと思います。
岩屋選手はポイントガードとしての期待をしております。私自身、富樫選手(勇樹・千葉J)や安藤選手(誓哉・横浜BC)、最近だと代表候補まで行った大浦選手(颯太・三遠)とかいろいろ見てきていますが、岩屋選手もポテンシャルの高い選手だと思っております。今後3年間秋田で育っていただいて、リーグを代表する選手を目指していただきたいと思います。
堀田選手もしっかり我々が育てていって、リーグを代表するシューターになれるように、サポートしなければという風に思っておりますのでよろしくお願いします。
倉石平ヘッドコーチ(昭54教卒=東京・早実)

夢にも思わないこのような会見ができて非常に幸せに思っております。第1回のドラフトでもありますし、2人も指名されたことは非常に名誉なことでございまして、今まで生きてきた中でも結構上位に位置する幸せかなと思います。
岩屋くんは1年生の頃から試合に出ており、即戦力というかたちで獲得した選手でした。それなりの力を存分に発揮してくれたと思います。ポジション的にはポイントガードなのですが、最後はシューティングガードとさせるようなかたちを取りました。ポイントガードでありながら、攻撃的なプレーヤーであると言えると思います。
ときどきディフェンスで手を抜いて相手にスコンとやられることはありましたが、体力温存であったり、ゲームの流れを見ながらやってるのかなと思って良しとしていました。
ただ、私が最終的に選んでいた速いバスケットはあんまり好きではなかったのではと思います。どちらかというと確率を高めるバスケットを好む傾向があって、自分のペースでゆっくりやる方が好きだと思います。それでもどんなバスケでもアジャストする能力はあると思いますので、今後に期待したいと思います。
堀田は1年生のころからシュートには定評がありましたが、体力的な問題であったり、ディフェンスなどの問題があって使うのが難しく、私自身どうやって使おうと考えていました。ほとんど4年間のうち3.5年くらいはベンチに座っていたという選手でありました。
それでもこれだけシュートが入るのだからどこかで使えないかと思って生活してたのですが、夏に長時間使ってみたらなかなかの手応えを感じたので、じゃあ最初から使ってみようと。岩屋はなんでもできるのでその後の尻拭いをという使い方をしたら、それなりの力を発揮してくれて、目立つような存在になったかなと思います。うちのスリーポイントシュートを目立たそうとした部分では、先頭に立って点数を取ってくれたと思います。
2人ともこれから秋田に行ってフランチャイズビルダーとしてなるべく活躍して欲しいと思いますし、地域やバスケット界に貢献していただきたいと思います。これからも引き続きよろしくお願いします。
藤田学部長(商学学術院教授)

本学出身のBリーグ選手は8人おりますが、今回岩屋くんと堀田くんで2名加わりました。バスケットボール部はもとより、大学関係者の誇り、喜びであると考えております。
早稲田では早稲田アスリートプラグラムというものを実施しておりまして、簡単に言うと成績が悪いと試合に出られないという制度です。ここにいる岩屋くんと堀田くんは非常に良い成績で、本当に上位に位置しております。文武両道でこれからプロの世界に入っていくということで、プレーは当然にプレー以外でもファンの方、後輩、子供たちに愛される選手になって欲しいと思います。
質疑応答
――お互いが相手に感じる強みなどは
岩屋 僕が見てきた選手の中で一番シュートが入るという風に思っています。どれだけシュートが入ってもシュート練習を欠かさずやっていますし、試合後にもアリーナに行ってシュートを打っていますし、すごい努力家でもありますし才能もあります。
堀田 シュート以外なにも勝てないなという感じです(笑)。全部何をやってもできるので、尊敬しています。
――ドラフト指名を待っている際の気持ちは
岩屋 僕は会場に呼んでいただいたのですが、どの選手も不安を抱えていて、ピリピリした空気でした。やっぱりBリーグに入ることはシビアな世界なのだなと思いました。
堀田 僕は会場にいなくて、1人で家で見ていたんですけど、まさか指名されるとは思っていなかったです。僕自身はぼーっと見ていた感じですね。
――これからは学生スポーツではなくプロとしての活動になります
岩屋 プロのスポーツ選手はお金を貰ってプレーするということで、自覚と責任を持って戦わなければと思います。今までより見てくれる方も増えるので、気を遣いながらも全力でアピールしていきたいです。
堀田 責任感が一番変わる部分かなと思います。勉強であったり、今まで色々なことをしていた時間をバスケットボールに捧げるので、バスケットを考える時間も増えていきます。プロとしてやっていかなければと思います。
――背番号を選んだ理由は
岩屋 ミニバス時代から18を着けていたんですけど、チームの中で自分が一番身長が大きくて、18番のユニフォームが一番サイズが大きかったので(笑)。今そのチームでは18番がエースナンバーみたいになっているので、結構思い入れがあります。
堀田 憧れの選手であったカーメロ・アンソニー(元ニックス)が7番を着けていたので、キャプテンだった小学6年生を除けばずっと7番です。
――達成したい目標は
岩屋 大学4年目は勝利の数が増えていくにつれて見てくださる方が増えたように感じたので、勝ちにはこだわっていきたいです。数字では平均2桁得点を達成したい部分なので、こだわっていきたいです。なんでも出来ることも強みなので、トリプルダブルも3シーズン通してたくさん達成したいです。
堀田 3Pの確率は常に40%という部分を達成したいです。その中でアテンプトは1試合10本打ちたいです。あとは勝ちという部分がは絶対に必要になってくると思うので、数字よりチームの勝ちを第一に考えていきたいと思います。