【男子バスケ】 Bリーグドラフト直前特集第1回 堀陽稀 浪速生まれの大学トップスコアラー

男子バスケットボール

 1月29日に開催される第1回Bリーグドラフト。早大からはG岩屋頼主将(スポ4=京都・洛南)、F堀陽稀副将(スポ4=京都・東山)、G堀田尚秀副将(スポ4=京都・東山)の3名の選手がドラフトにエントリーし、Bプレミアクラブへの入団を目指す。ドラフト直前特集第1回となる今回は、早大を支えたスコアラーの堀を紹介。ここまでのキャリアや選手としての特徴に迫る。

名前:堀陽稀
身長・体重:188cm・88kg
ポジション:SF
経歴:大阪市立我孫子中ー東山高ー早大
代表、受賞歴:FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ日本代表(2025)
リーグ戦MIP賞(2022)

 堀は身長188センチのウイングプレーヤー。東山高では2年時に全国高等学校バスケットボール選手権で準優勝を果たし、翌年は主将を務めた。早大では1年目から高い得点力を発揮し、MIP賞を獲得。4年時には1試合平均15.2得点の活躍で早大の57年ぶり関東大学リーグ戦(リーグ戦)優勝に貢献した。3人制バスケットボールの選手としても活動しており、昨年4月には3人制バスケットボールのプロチーム・SHINAGAWA CITY.EXEと契約。同年8月には3x3U23日本代表に選出された。

 堀の代名詞は力強いドライブ。鋭い1步目の動き出しで敵陣に切り込み、多彩なフィニッシュパターンで得点を量産する。スピードとフィジカルに秀で、抜群の打開力を誇る大学屈指のスラッシャーだ。今季はベンチ出場から躍動し、出場時間あたりの得点数はリーグトップ。1試合平均得点はリーグ6位につけた。

リーグ2巡目明大戦でドライブを仕掛ける堀

 一方の課題は3Pシュート。1、2年時のリーグ戦3P成功率はどちらも20%前後と、シュートタッチに苦しんだ。それでも年々精度を高め、今季の3P成功率は32.8%を記録。未だ課題ではあるが、最終学年で改善を見せている。

 ディフェンスでは相手留学生とマッチアップする場面が多かった。スイッチ能力がディフェンダーの評価を大きく左右するBリーグにおいて、堀のフィジカルは大きな長所となるだろう。また、ウイングとしてはハンドリング能力も高く、セカンダリーハンドラーとしてのポテンシャルも秘めている。Bリーグでは今季の原修太(千葉J)のような万能プレーヤーとなれるだろうか。

インカレ決勝白鷗大戦でモンガ(白鷗大4年)を守る堀

 今ドラフト随一のドライブ力とフィジカルを誇る堀。クラブとの需要がかみ合えば、上位指名も見えてくるだろう。ウイングを補強ポイントとするチームとしては、群馬、A東京、広島、大阪あたりが有力な指名候補か。中でも地元クラブの大阪に対しては「もし(大阪に)帰れたらアツいっすね」と前向きなコメントを残している。

 常に明るく振る舞い、陽気な関西弁がトレードマークの堀。在学中に教員免許を取得しており、昨年はウィンターカップ準優勝の母校・東山高で教育実習を行った。プロでは東山の1年先輩である米須玲音(川崎)や、同期の西部秀馬(日体大4年)などとの対戦にも期待したいところだ。

 憧れの舞台であるBリーグへ。「堀先生」は夢を叶えることができるだろうか。

(記事 石澤直幸)