スプリングマッチ2025 3月15日 東京・東洋大学赤羽台キャンパス
高校VS大学という夢の対決が実現したスプリングマッチ。関東1部の誇りを胸に戦う早大は、相手を寄せつけない圧巻の戦いぶりで6戦全勝を果たしている。大会4日目の対戦相手は福岡第一高と洛南高。高校バスケを代表する名門校を迎え撃った。
第1試合の相手は福岡第一高。序盤こそ相手のチームディフェンスに苦しみ先行されるものの、F三浦健一(スポ3=京都・洛南)が内、外とバランスよく得点を重ねてリードを奪う。しかし第2クオーター(Q)、相手の素早いボールプッシュに翻弄(ほんろう)されて続けざまに得点を許した早大。G岩屋頼主将(スポ4=京都・洛南)を中心に対抗するが、このQで逆転を許し38-41の3点ビハインドで試合を折り返した。
後半で流れを取り戻したい早大であったが、シュートミスやターンオーバーが続き点差を広げられる展開。福岡第一高OBのG城戸賢心(スポ3=福岡第一)のスティールとオフェンスリバウンドで一時は1点差に詰め寄るも、直後に4連続得点を許し背中を捉えきれない苦しい状況が続く。残り3分で7点ビハインドの窮地に追い込まれた早大は、G堀田尚秀副将(スポ4=京都・東山)とG下山瑛司(スポ3=愛知・中部第一)の連続3Pシュートで意地の反撃。点差を1点に縮めて迎えた試合時間残り36秒、三浦が宮本耀(福岡第一)から値千金のスティールに成功する。F堀陽稀副将(スポ4=京都・東山)のシュートこそ外れたものの、前からディフェンスを仕掛けた早大が再びボールを奪取。チーム全員で生み出したラストチャンス、下山からのキックアウトを受けた三浦が冷静に相手をかわして3Pシュートを放つ。やや強いと思われたシュートはボードを経由し、ブザーと同時にリングに吸い込まれる逆転弾となった。最終スコアは74-72。土壇場で掴み取った薄氷の勝利だった。

逆転の3Pシュートを放つ三浦
第2試合は洛南高との対戦。2クオーター制のハーフゲームを2試合行った。この試合で躍動したのはG嘉手川太智(商3=沖縄・開邦)。今大会好調の3Pシュート3本を含む2戦合計24得点の活躍でオフェンスを引っ張った。洛南高OBのG高田和幸(商4=京都・洛南)、F松本秦(スポ1=京都・洛南)も3Pシュートを連発。ディフェンスも1線で相手の攻撃を封じ込め、福岡第一戦とは一転した盤石の試合運びで2試合ともに勝利を収めた。

3Pシュートを放つ高田
新体制結成後1番の激闘を制した早大。カテゴリの違いはあれど、接戦を勝ち切ったことは大きな財産となっただろう。次戦の相手は中京大と北陸学院高。最終日を2連勝で締めくくり、新体制の船出を全勝で飾りたい。
(記事 石澤直幸、写真 権藤彩乃)
スプリングマッチ2025 3月15日(VS福岡第一高)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 24 | 14 | 15 | 21 | 74 |
福岡第一高 | 18 | 23 | 18 | 13 | 72 |
◇早大スターティングメンバー◇
#4 G城戸賢心(スポ3=福岡第一)
#5 F堀陽稀(スポ4=京都・東山)
#6 F三浦健一(スポ3=京都・洛南)
#18 G岩屋頼(スポ4=京都・洛南)
#28 F藤山拓翔(スポ2=新潟・開志国際)
スプリングマッチ2025 3月15日(VS洛南高1戦目)
1Q | 2Q | 合計 | |
早大 | 21 | 27 | 48 |
洛南高 | 12 | 14 | 26 |
◇早大スターティングメンバー◇
#11 C初宮嘉一(スポ4=東京・頴明館)
#17 F南川陸斗(文1=京都・東山)
#20 G嘉手川太智(商3=沖縄・開邦)
#25 G小泉広翔(商2=京都・東山)
#77 F松本秦(スポ1=京都・洛南)
スプリングマッチ2025 3月15日(VS洛南高2戦目)
1Q | 2Q | 合計 | |
早大 | 26 | 16 | 42 |
洛南高 | 7 | 14 | 21 |
◇早大スターティングメンバー◇
#17 F南川陸斗(文1=京都・東山)
#20 G嘉手川太智(商3=沖縄・開邦)
#25 G小泉広翔(商2=京都・東山)
#28 F藤山拓翔(スポ2=新潟・開志国際)
#77 F松本秦(スポ1=京都・洛南)
コメント
三浦健一(スポ3=京都・洛南)

ーー福岡第一戦を振り返っていかがですか
朝が早く、相手が高校生でしたが、早いペースに飲み込まれずに自分たちから先手先手で仕掛けてやろうという風には話してました。
ーーチーム全体でシュートタッチに苦しんだ印象がありましたがいいがでしたか
疲労があったのか分かりませんが、シュートが個人ではなくチーム全体で入らなかったことは課題だと思います。
ーー相手留学生とのマッチアップがありました。今シーズンはこのような場面が増えることが想定されますがいかがですか
自分のファールをコントロールしつつ、体のぶつかりを嫌がらずにやることが本番、大学生とマッチアップするときも大事になると思います。
ーー試合時間残り36秒でのスティールがありましたがプレーを振り返っていかがですか
前半から最後の方までずっとスイッチをせずにハンドラーに好きにプレイをさせていたので、スイッチして自分がつくよう言われました。1発目でコミュニケーションをその前に取ってスイッチして、時間をかけずに点差を縮められたので良かったかなと思います。
ーーラストプレーでの逆転の3Pシュートを振り返っていただけますか
ラッキーだなと思います。ずっとシュートが入っていなかったので、最後に入って良かったと思います。
ーーバンクシュートは狙っていましたか
狙ってはいないです。ちょっと強く打ちすぎた感覚で入ったので、本当にラッキーかなと思います。
ーー明日への意気込みをお願いします。
あと2試合あるので、体力を切らさずに走っていきたいと思います。
G嘉手川太智(商3=沖縄・開邦)

ーー試合を振り返っていかがですか
主力の選手に比べると最近の高校生との試合では出ている時間が長く、結構体力的にキツかったです。その中でも倉石さん(倉石平ヘッドコーチ昭54教卒=東京・早実)が言っていた戦術やディフェンスの仕方を遂行できていたので、みんなで考えてバスケットをすることが楽しかったです。
ーー今大会は3Pシュートが好調ですが、意識して練習していたのでしょうか
僕は結構シュートが入らない方だったので練習していました。この大会を通して確率よくシュートを決められているので、昨シーズンに比べて成長できたと思っています。
ーー3年生となり、上級生となったことへの心持ちはいかがですか
上級生として下級生を引っ張っていくという気持ちが大事だと思うので、そこは忘れずに後輩たちの見本だと思って頑張ってます。
ーー明日への意気込みをお願いします
明日も3Pシュートを決められるように頑張ります!