前半健闘するも後半にまたも大失速 白鷗大に完敗

男子バスケットボール

 水戸での3連戦2戦目となった今試合は、強豪白鴎大と対戦した。第1クオーターから攻めの姿勢を見せ、粘り強く戦った早大は前半を41ー47の6点差で折り返す。第3Q序盤に一時3点差まで詰め寄るも、ここから早大が自分たちのプレーを出し切ることができない。第4Qに入っても白鴎大ペースを断ち切れず、72ー96で敗戦となった。

 白鴎大にフリースローで1点を先制された早大。すぐにF星川堅信(スポ4=京都・洛南)がスリーポイントで取り返すと、G堀陽稀(スポ2=京都・東山)のドライブや、フリースローで確実に得点を重ねる。互角の戦いを見せた早大は、22ー24で第1Qを終えた。第2Qに入ると、序盤から白鴎大に3連続得点を許し、早大はすかさずタイムアウトで流れを切る。このタイムアウト明けにF三浦健一(スポ1=京都・洛南)がスリーポイントを決めると、ここから三浦のフリースロー、G岩屋頼(スポ2=京都・洛南)のアシストから堀の速攻シュートで、3連続得点を奪って勢いに乗る。白鴎大がタイムアウト後に流れを渡してしまった場面はあったものの、再び星川の連続スリーポイントで持ちこたえた早大。6点ビハインドの41ー47で前半を終えた。

レイアップを打つ堀

 ハーフタイムが明けすぐに追いつきたい早大は、第3Q序盤からG高田和幸(商2=京都・洛南)のスリーポイントと、堀のドライブで3点差に迫る。しかしここで流れをつかみ切れず、白鴎大ペースで試合が展開されていく。攻めあぐねていた早大は前半に引き続き2度目のタイムアウト。形勢を変えたい早大は、直後に岩屋がショットクロックを使い切ってディフェンスを受けながらのシュート。第3Q終了間際にもリバウンドからG城戸賢心(スポ1=福岡第一)がドライブで得点するなど、意地を見せる。しかし迎えた第4Qでは白鴎大の攻撃を止めることができなかった。後半の失速について、「僕たちが相手にアジャストできなかった」と振り返った岩屋。開いた得点差を埋めることはできず、72ー96で試合終了となった。

ドライブを仕掛ける岩屋

 前半はリードを持った場面もあり、大金星も予感させた早大だったが、後半に入って大失速。昨日の筑波大戦に引き続き、終盤に大量失点となってしまった。明日は3連戦の最終戦となる東海大戦。この2日間の収穫と反省を生かし、「一勝」(岩屋)をもぎ取りたい。

(記事 濵嶋彩加、写真 梶谷里桜、渡辺詩乃)

第99回関東大学リーグ戦 10月8日(vs白鷗大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

22 19 13 18 72
白鷗大 24 23 21 28 96
◇早大スターティングメンバー◇

G#3 高田和幸(商2=京都・洛南)

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#6 三浦健一(スポ1=京都・洛南)

F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

コメント

岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

――白鴎戦、どんな対策をして臨みましたか

 いつも通りのスカウティングでやって、白鴎大だから何かしようというのはなかったです。昨日の筑波戦で最終クォーター良くない終わり方をしてしまったので喝を入れられてそこは共通認識で最後までやり切ろうというのを話していました。

――昨日の試合で後半失速してしまったということで、今日の試合はどうでしたか

 前半僕たちがやっていたバスケットを白鴎大は後半にアジャストして僕たちの強みを止めたのもあって、差が開いてしまいました。僕たちが相手にアジャストできなかったことが敗因でした。

――具体的に白鴎大に止められた強みとは

 僕らは前半からトランジションからレイアップや、ドライブから得点を重ねることが多かったのですが、そこが止められてしまって点数が止まりました。

――チームをが苦しい場面でも得点を重ねていましたが、個人のプレーを振り返っていかがですか

 前半も後半も勢いに乗れそうなところで僕がミスをしてしまったり、相手の勢いが乗ってきたところでミスをしてしまったり、ターンオーバーが目立ってしまったのが個人的な印象です。ゲームが決まった後にドライブに点を取れたのですが、局面で自分がチームに貢献することが今日の試合で少なかったことが反省点です。

――明日、3連戦の最後になりますが、意気込みをお願いします

 皆さん水戸までわざわざ観に来てくれているので一勝はして勝って帰りたいので、明日絶対勝ちます。