関東大学リーグ戦(リーグ戦)第4節で対戦したのは、専修大を倒し勢いに乗る大東大だ。第1クオーター(Q)から立て続けにシュートを決められ大きくリードされる。早大も果敢にゴールへ向かうがシュートを決め切れず、24-52で前半を終えた。後半、積極的なディフェンスから流れを作る場面もあったが、点差は縮められず60-91で試合終了。大東大の壁は高かった。
試合は大東大のスリーポイントでスタート。F星川堅信(スポ4=京都・洛南)がスリーポイントを決め返すが、その後のシュートが続かず早大はタイムアウトを要求する。G堀陽稀(スポ2=京都・東山)のスリーポイント、F石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)のオフェンスリバウンドで続けて得点する場面もあったが、相手のスリーポイントを止められず、13-33で第1Qを終えた。第2Q序盤、早大はなかなかシュートを決めきれない。中盤に星川のスリーポイント、堀のドライブ、さらにG下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)のスリーポイントで勢いづくも、相手の得点力を上回れず24-52と大きくリードされて前半を終えた。
スリーポイントを打つ星川
第3Q、星川の3連続得点や、ガード陣の積極的なディフェンスなどで流れを引き寄せる場面もあったが、大東大のオフェンスを封じることができない。差を縮めることはできず、30点ビハインドで最終第4Qへ。序盤から相手のスリーポイントが立て続けに決まり、苦しい展開の中に。「自分がやらないなら誰がやるんだという気持ちでやっていた」と語るG飯島慶記(人3=茨城・下妻第一)が途中交代ながらも強気なプレーで連続得点をもぎ取り、チームを鼓舞する。飯島に続いてG岩屋頼(スポ2=京都・洛南)、石坂が得点。しかし、30点差を埋めることはできず、60-91で試合終了。1部リーグ上位チームの実力を思い知らされた。
ペネトレイトする飯島
序盤からリードを許し、苦しい展開が続いた今試合。石坂は、「相手にオフェンスリバウンドを何回も取られてしまって、ずっと相手のペースが続いてしまった」と振り返る。しかし、後半はディフェンスから流れを作る早稲田らしいプレーが見られ、下山は「ディフェンスができるというのは自信になった」と語った。次戦の相手は神大。前半からディフェンスで流れをつかみ、勝ち星を増やしたいところだ。
(記事 権藤彩乃、写真 五十嵐香音、伊藤菜花)
第99回関東大学リーグ戦 9月3日(vs大東大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
13 | 11 | 17 | 19 | 60 |
大東大 | 33 | 19 | 19 | 20 | 91 |
◇早大スターティングメンバー◇
G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)
F#6 三浦健一(スポ1=京都・洛南) F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南) G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南) F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山) |
コメント
F石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)
――序盤から苦しい展開でしたが、試合を振り返っていかがですか
今日の敗因はリバウンドの差だと思います。相手にオフェンスリバウンドを何回も取られてしまって、ずっと相手のペースが続いてしまいました。僕たちのやり方は、ディフェンスから始まるので、そこをもっと強くやらないといけないと思いました。
――追いかける展開の中で考えていることは/strong>
倉石さん(倉石平ヘッドコーチ、昭54卒)も、森さん(森一史アシスタントコーチ、令4スポ卒)もおっしゃっていたのですが、一気に詰めようとせずに、ゆっくり少しづつ点差を詰めていくことが大事だと思うので、ディフェンスをしっかりやって、ゆっくり焦らずに攻めていければいいのかなと思います。
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか
僕の仕事は体を張ることが1番だと思っていて、最初の方はそこにコミットできたと思います。次の神大はすごく頑張ってくるチームなので、僕が1番体を張って、リバウンドなどそういったところを泥臭くやれればいいかなと思います。
――次戦への意気込みをお願いします
今日みたいに追いかける展開ではなくて、最初から早稲田のペースでやっていくために、ディフェンス、リバウンド、ルーズボールといったところをチーム全体で頑張りたいと思います。
G飯島慶記(人3=茨城・下妻第一)
――序盤から苦しい展開でしたが、試合を振り返っていかがですか
課題はリバウンド、ハードワークだった思います。留学生だけでなく、他の選手にもリバウンドを取られていたことが致命傷になっていました。あとは、ルーズボールなど泥臭いところですね。徐々に良くなっていましたが、早稲田の選手としてどんな状況でもやるべきことです。
――チームを鼓舞するようなプレーが見られました。ご自身のプレーを振り返っていかがですか
今この状況で、自分がやらないなら誰がやるんだという気持ちでやってました。あと、みんなの中から悪いイメージを消したかったので、どんな状況でも前向いてやり続けました。正直、僕がコートにいた14分間は次の試合に繋げるための時間だったと考えています。自分のプレーが良かったどうかは次の試合の結果次第です。意味ある時間だったと言えるように、絶対勝ちます。
――今大会の個人的な目標は
重要な時間にコートに立っていられる選手、自分のプレーに自信を持てる選手になることが目標です。
――次戦への意気込みをお願いします
絶対勝ちます。プレータイムの有無に関わらず、自分がチームの為にできることをやり続けます。
G下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)
――序盤から追いかける苦しい展開でしたが、試合全体を振り返っていかがですか
後半あれだけチーム全体でハッスルできているのを、第1Qの最初からチーム全体で盛り上がってやっていけば、1部の上の方のチームでも戦えるんじゃないかと思います。
――追いかける展開の中で意識していること、考えていることは
自分たちが点数を取れなくても守れば0対0のままなので、そのまま我慢し続ければいいかなという風に考えています。今回は我慢しきれなかったのかなと思います。
――ご自身のプレーを振り返って
第3Qで自分がプレッシャーをかけ始めてディフェンスが機能してきたところがあったので、次の神大戦では最初からプレッシャーかけてやっていこうかなと思います。
――今大会の個人的な目標は
今日みたいにディフェンスができるというのは自信になったので、もっとディフェンスでチームに貢献できるようなプレーをしていきたいです。
――次戦への意気込みをお願いします
今日こういう結果になってしまいましたが、これを神大戦で自分たちがやれるように気持ち切り替えて頑張っていきたいです。