スリーポイントで流れをつかみ星槎道都大に勝利 決勝トーナメント進出!

男子バスケットボール

 予選リーグ最終戦、2連勝中の早大はリーグ成績1勝1敗の星槎道都大と対戦した。前半、相手のゾーンディフェンスに苦しむも、第2クオーター(Q)中盤からG城戸賢心(スポ1=福岡第一)らのアウトサイドシュートで点差を広げる。42-25で試合を折り返すと、そのまま逃げ切り82-55で予選リーグを突破した。

 第1Qは相手のゾーンディフェンスに苦しめられた。定石とは異なるドライブを中心としたゾーンアタックで攻略を試みるも、気持ちよく点をとることができない。ディフェンスでは、体格で劣る早大はリバウンドを取り切れず、星槎道都大に何度もセカンドチャンスを許した。しかし、F三浦健一(スポ1=京都・洛南)や「思いっきり打てた」という城戸のスリーポイントで同点に持ち込み第2Qにつなぐ。第2Q中盤、G高田和幸(商2=京都・洛南)、城戸、G堀田尚秀(スポ2=京都・東山)のスリーポイントで連続得点を奪い、流れをつかんで42-25でハーフタイムを迎えた。

スリーポイントを打つ堀田

 第3Q、インサイドを中心に徐々に点差を詰め逆転を狙う星槎道都大に対し、早大はシュートが落ち始め得点を重ねることができない。流れを取り戻すことができず11点差で始まった第4Q、堀田のスリーポイント、三浦とG下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)のバスケットカウントで突き放し、勝負を決めた。

シュートを狙う下山

 攻守ともにいいリズムを生み出せたとは言えず、課題が残るものとなった今試合。課題を修正することができるかが鍵となる。連日の試合となり疲れもたまっているが、トーナメントからは関東の強豪チームが参戦する。堀田は「リバウンドなどの体を張るところをトーナメントではより意識して頑張りたい」と意気込んだ。

(記事 冷水睦実、写真 權藤彩乃)

全日本大学新人戦 7月12日(vs星槎道都大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

18 24 12 28 82
星槎道都大 18 18 12 55

◇早大スターティングメンバー◇
G#0 下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)

G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#6 三浦健一(スポ1=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

コメント

G堀田尚秀(スポ2=京都・東山)

――どのようなことを意識して試合に臨みましたか

 この大会を通して、リバウンドは数字として明確に目標を立てていて、昨日までの2試合はその目標を達成できていなかったので、そこを全員で意識して臨みました。あとは、お互いを頼りすぎるのではなく、お互いを補い合うようなプレーをしようと話しました。

――早大は外からのシュートが多かったですが、相手のゾーンディフェンスに対してどんな攻めをしようと話しましたか

 相手のディフェンスに隙が多く、ごまかしているようなディフェンスだったので、中につないで、(ディフェンスが)寄ってきたところで外に出すというのが1番良い策だったのかなと思います。

――体格差がありましたが、攻守で意識したことは

 もっと速い展開で攻められたら良かったなと後から思いました。相手がゾーンディフェンスというのもあって、展開が重くなってしまったので、リバウンドから速攻を仕掛けて、オフェンスの回数を増やすべきだったと思います。

――前回、高田選手が「今回は堀田ではなくて僕がスリーポイント王を取りたいです」というコメントをしていましたが、それに対して何かありますか

 チーム的にはどちらか(のシュート)が入れば良いという感じかもしれないですが、僕は相手だけでなくチーム内でも負けたくないので、1番ということにこだわっていきたいです。王座として、その座を譲りたくないですね(笑)。チーム内で競争し合える関係というのは、とても良いことだと思うので、互いに競い合って上を目指せるように頑張ります。

――次からトーナメントになります。意気込みをお願いします

 グループ予選の相手は地方のチームが多かったですが、次からは対戦したことのある関東のチームが続くので、お互いの特徴をつかんだ上での試合になります。ディフェンスの強度やフィジカルがこのグループ予選の相手とは違ってくるので、リバウンドなどの体を張るところをトーナメントではより意識して頑張りたいと思います。

G城戸賢心(スポ1=福岡第一)

――今日、チームとしてどのように試合に臨みましたか

2勝していたので、良い流れで勝って、次の日大戦に挑もうという風にみんなで言いました。

――ゾーンアタックでチームで意識したことは

あいたところでどんどんシュートを打とうという話でしたが、相手のディフェンスに戸惑ってしまい、自分らが対応できなかったのが課題だと思います。

――ご自身の良かったところを教えてください

思いっきりシュート打てたところだと思います。

――体格差のある中でどんなことを意識しましたか

リバウンドでは、やっぱり小さいのでまずボール取り行くんじゃなくて、相手を中に入れないで押し出すというところを意識しました。

――トーナメントの意気込みをお願いします

関東1部と試合するので、守りに入らず攻めながら守れるディフェンスと、オフェンスは早稲田らしく豪快にどんどんやって、勝てるように頑張ります。