後半に点差を広げ、名古屋学院大に勝利!

男子バスケットボール

 全日本大学新人戦の予選リーグ初戦に勝利した早大は、2戦目で名古屋学院大と対戦した。序盤は相手にリードされるが、第2クオーター(Q)中盤に逆転する。3連続スリーポイントで流れをつかみ、57-48で試合を折り返した。後半もスリーポイントを順調に決めて差を広げていく。相手もスリーポイントを決め返してくるが、最後まで流れは渡さず107-92で予選リーグ2戦目も勝利を収めた。

 序盤は相手のオフェンスを抑えきれず、リードを許してしまう。早大も持ち味の機動力を生かして得点するが、積極的に攻めてくる相手に対して受け身になってしまい、3点ビハインドで第2Qへ。第2Q中盤のG堀陽稀(スポ2=京都・東山)のバスケットカウントで逆転に成功し、早大に流れが傾くと名古屋学院大はタイムアウトを要求。しかしタイムアウト後、G城戸賢心(スポ1=福岡第一)、G高田和幸(商2=京都・洛南)が合わせて3本のスリーポイントを沈めると、完全に早大が流れをつかむ。堀のスリーポイントで第2Qを終え、57-48で試合を折り返した。

スリーポイントを打つ高田

 後半、早大は入りから順調に得点を重ね、じわじわと点差を広げていく。第3Q終盤に高田が2本のスリーポイントを決め、20点以上の差をつけて最終Qを迎えた。さらに点差を離していくが、相手も連続でスリーポイントを決めるなど、攻めの姿勢を崩さずに食い下がる。しかし、早大は途中交代したG石水鴻(スポ2=東京・国学院久我山)、C初宮嘉一(スポ2=東京・頴明館)など2年生が活躍を見せ、相手に主導権を握らせない。最後までリードを保ち、107-92で早大が勝利した。

レイアップを打つ石水

 前半は拮抗(きっこう)したものの、徐々に調子を上げて後半に点差を離すことに成功した今試合。後半に調子を上げられなかった前日の試合の反省を活かすことができた試合だと言えるだろう。次の予選リーグ最終戦は星槎道都大との対戦だ。高田は「シードの日大戦に向けて勢いをつけられるような試合を明日も続けたい」と意気込む。早大の強みを活かした戦いで予選を突破し、本戦に向けて弾みをつけたいところだ。

(記事 権藤彩乃、写真 渡辺詩乃)

全日本大学新人戦 7月11日(vs名古屋学院大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

24 33 27 23 107
名古屋学院大 27 21 14 30 92

◇早大スターティングメンバー◇
G#0 下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)

G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#6 三浦健一(スポ1=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

コメント

G高田和幸(商2=京都・洛南)

――試合を振り返っていかがですか

 チームとしては思い切りオフェンスをできたところがいい点で、次につながる試合ができました。ディフェンスは昨日から課題が上がっていて、少しずつではありますが、課題をつぶせています。明日はしっかりその課題をつぶし切って、シードの日大戦に向けて勢いをつけられるような試合を明日も続けたいです。

――課題というのは

 (背が)小さいので、チームディフェンスのルールを細かく決めてやっているのですが、ルールの徹底をできてなかった部分と、リバウンドを取りきれないところがありました。リバウンドを取りきれないと、(背の)小さいチームは勝てないのでそこが課題に上がっています。今日は少し良くなりました。

――ハーフタイムで話したことは

 相手に点は取られていましたが、自分たちも点を取っていたので、特に話したことなどはありませんでした。

――対策をしたことは

 スカウティングは学生コーチ陣がしてくれていますが、特に対策はしてないです。関東以外のチームとやると、初めて見る選手もいますが、対策というよりは、チームのルールを徹底することを意識していました。

――スリーポイントの調子が良かったですが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 関東の新人戦からずっと入っていなくて、昨日もシュートが入っていなくて、開き直っていたので、それが当たったのでラッキーという気持ちでいました。重く考えると入らないので、いい意味で適当に、今日は気楽にプレーしました。

――今大会の個人的な目標は

 スリーポイント王です。予選は換算されず、勝たないと試合数が少ないのでスリーポイント王になれません。チームで勝って試合を重ねて、今回は堀田(堀田尚秀、スポ2=京都・東山)ではなくて僕がスリーポイント王を取りたいです。

――明日への意気込みをお願いします

 今日はたまたま僕が(シュートが)当たりましたが、僕たちは爆発力を持つ人が集まっていると思うので、みんなが臆せず積極的に攻めて、攻め勝ちたいと思います。

C初宮嘉一(スポ2=東京・穎明館)

――試合を振り返っていかがですか

緊張しましたね。でも楽しかったです。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

もうちょっと頑張れたなと思います。

――どのような点でそう思いましたか

ディフェンスをもっと頑張れたなと思います。ディフェンスをもっとハードにやっていたら、(相手の)点をもっと抑えられたのではないかと思います。

――意識して臨んだことは

とりあえず走ろうと思っていました。リムランして、点を決めようという気持ちで臨みました。

――今大会の個人的な目標は

みんなの活躍に対して盛り上がって、声を出して、チーム一丸となって戦いたいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

チャンスがあったら、ダンクをかましてやろうと思います。