終始リードし続けて関東学院大に大差で勝利!

男子バスケットボール

 惜しくも準々決勝で日大に敗戦した早大は5位・7位決定戦に回り、関東学院大と対戦した。第1Q中盤の連続得点で流れをつかむと、そのまま点差を離していく。第2Qは若干ペースが落ちるも主導権は渡さず、37-22とリードして試合を折り返す。後半戦も順調に得点し、点差を広げていく。控えの選手たちも多く投入され、得点のたびに歓喜する早大のベンチ。最終クオーター(Q)終盤に昨年7月の早慶戦ぶりにC松山雄亮(スポ3=京都・洛南)が出場し得点すると、ベンチはこの日一番の盛り上がりを見せる。終始リードし続けた早大が87-42とダブルスコアで快勝した。

 立ち上がりは一進一退となったが、第1Q中盤の同点の場面でF星川堅信(スポ4=京都・洛南)、G城戸賢心(スポ1=福岡第一)が続けて得点すると早大に流れが傾く。関東学院大がすかさずタイムアウトを要求するも早大の勢いは増し、10点差をつけて第2Qへ。F三浦健一(スポ1=京都・洛南)がスリーポイントから始まり、星川、G岩屋頼(スポ2=京都・洛南)と続く。第2Qは第1Qよりも得点のペースは落ちたが、相手の得点を10点に抑えて37-22で前半を終えた。

シュートを打つ下山

 後半開始直後、早大が連続得点し幸先の良いスタートを切ると、続いて星川のバスケットカウント、G小野功稀(社3=新潟・開志国際)のスリーポイントが決まる。G下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)がバックコートからボールを運び、レイアップを決めるなど1年生の活躍も光る。堅い守備で相手の得点を第2Qよりも少ない6点に抑え、68-28で最終Qへ。早速G堀田尚秀(スポ2=京都・東山)のスリーポイントが決まり、C高羽優介(法3=東京・早大学院)もゴール下から得点する。続々と控えの選手が投入される中、最後に松山がコートに入った。けがの影響で出場は昨年7月の早慶戦以来。残り1分で松山が得点するとベンチはこの日一番の盛り上がりを見せた。最後まで主導権を握り続けた早大が87-42と大差をつけて勝利した。

シュートを打つ松山

 堅実なディフェンスと安定した得点力でリードを保ち、見事勝利を収めた早大。さらにベンチメンバー全員が出場し、チーム全体でつかみ取った勝利と言える。今日の試合結果より、次戦は5位決定戦で大東大との対戦となる。早大らしい『泥臭い』バスケを体現し、今大会最終戦を白星で飾りたい。

(記事 権藤彩乃、写真 荒井理沙)

大会名 5月6日(vs関東学院大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

22 15 31 19 87
関東学院大 12 10 14 42

◇早大スターティングメンバー◇
G#3 高田和幸(商2=京都・洛南)

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)

コメント

C松山雄亮(スポ3=京都・洛南)

――出場はいつぶりですか

去年の早慶戦ぶりくらいです。

――得点も決めましたが、出場しての感想は

純粋に楽しかったです。

――出場が決まった前にベンチがすごく盛り上がっていましたが、その時の心境は

嬉しかったです。大きいけがが続いて、先の見えない日々が続いていたんですけど、今日出られて、点を決められて、頑張って良かったなと思います。

――チームメイトからは何か言葉をかけられましたか

「楽しんで来いよ」って感じでした。

――試合に出られない期間はどのように過ごしていましたか

ひざのけがと、腕を骨折して、まったく動けなかったので、ひたすら筋トレばっかりしていました(笑)。

――今後の目標は

試合の重要な時間に絡めるように、出場時間をのばせるように頑張ります。

G下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)

――今日の試合を振り返っていかがですか

チーム全体としても、昨日の試合の調子のまま走って、ディフェンスで守ってということは継続してできたかなと思います。

――個人としてはいかがでしょうか

今までの3試合で自分的に走れてなかったので 、今日は走ろうという考えで入っていて。それが体現できたので、良かったと思います。

――関東の上位チームと戦っていますが、感触としてはいかがですか

みんな体も大きいですし、フィジカルの部分でも自分は劣っているので。そこは、自分の持ち味のスピードで上手くやれているかなと思います。

――東京六大学リーグ戦からの変化などは

六大学の時は、みんなに(ボールを)捌くことをメインでやってしまっていたところがありました。でも、今日は自分でいくところはいくし、捌くところは捌くというメリハリがつけられるようになったかなと思います。

――メリハリをつけられるようになった要因は

チームディフェンスがしっかりでき始めて、リバウンドもちゃんと取れるようになって。そこから、自分の持ち味であるブレイクのところがどんどん出せるようになったのかなと思います。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

昨日今日で良い試合できていて、モチベーションを保ちつつ、一部リーグの上位と(試合を)やれる機会があるので。自分のプレーがどれだけ通用するのかチャレンジしていきたいです。