関東大学選手権が開幕 初戦は桐蔭横浜大に快勝!

男子バスケットボール

 今年度初の公式戦となる関東大学選手権が開幕した。早大の初戦の相手は桐蔭横浜大だ。試合開始直後に先制点を奪い、序盤から早大が主導権を握る。桐蔭横浜大もスリーポイントを高確率で決めて食らいつくが、早大は安定した試合運びでリードを保ち、前半を47-24で終えた。後半、相手の連続得点を許し、ややペースを乱されたものの、徐々に立て直す。その後も主導権を渡すことなく試合を終え、106-65と大差で勝利。危なげなく初戦を突破した。

 試合開始直後にG堀陽稀(スポ2=京都・東山)が先制点を奪い、さらに速攻で続けて得点。序盤から早大がペースを握る。「オフェンスリバウンドに絡むようにしようと言っていた」(C高羽優介、法3=東京・早大学院)というチームの目標通り、全員がオフェンスリバウンドに絡み、得点につなげていく。桐蔭横浜大は外角からのシュートを中心に得点し、食い下がるが、早大も落ち着いて決め返す。順調にリードを広げ、前半を47-24で折り返した。

 

シュートを打つ堀

 後半、第3クオーター(Q)の入りで相手に4連続得点を許し、早大のリズムが少し乱れる。しかしG堀田尚秀(スポ2=京都・東山)のスリーポイント、高羽のリバウンドからの得点、さらにF三浦健一(スポ1=京都・洛南)のスリーポイントと続けて得点し、徐々にリズムを取り戻す。前半につけた点差を維持して最終第4Qへ。相手の速攻からの得点が目立ち、早大がタイムアウトを要求する場面もあったが、堀田やG高田和幸(商2=京都・洛南)などシューター陣がスリーポイントを決め、点差を離していく。最後はブザーとともに堀田がこの試合8本目となるスリーポイントを沈めて試合終了。106-65と大きく点差をつけて早大が勝利した。

シュートを打つ高羽

 終始早大が主導権を握り、大差で勝利した今試合。しかし高羽が「まだ課題がたくさん残る」と振り返ったように、勝ち進んでいくためには克服するべき課題も残る試合となった。次戦の相手は、昨シーズンで1部リーグ昇格を果たし勢いに乗る山梨学院大だ。早大らしいスピード感のあるバスケットを展開し、今大会ベスト8進出なるか。

(記事、写真 権藤彩乃)

第72回関東大学選手権 5月2日(vs桐蔭横浜大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

26 21 21 38 106
桐蔭横浜大 13 11 17 24 65

 

◇早大スターティングメンバー◇

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南)

G#14 小野功稀(社3=新潟・開志国際)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)

コメント

高羽優介(法3=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 自分としては、リバウンドに絡んだりとか、良いところがあったんですけど、チームとしては、入りが課題だと言われていて、その入りをまだ徹底できていなかったり、オフェンスリバウンドを相手に取られる場面が多かったです。今日は相手の身長がなかったんですけど、1部のチームと戦っていくにはそこをしっかり取り切らないといけないので、まだ課題がたくさん残る、そんな試合だったかなと思います。

――ご自身のプレーについてはいかがですか

 僕に求められている役割は、ゴール下で体を張って、オフェンスリバウンドに絡むことだと思っていて、それに関しては結構できたと思うんですが、ゴール下のフィニッシュのところで決めきれなかったところが何個かあったので、そこは徹底してねじ込まないといけないと思いました。

――課題の残る試合だったとのことですが、逆にチームとしての収穫は

 自分たちのやりたいバスケットである、速い展開で打てる時にシューター陣が打つということは、今日の試合に関してはトランジションも出せたし、シューター陣もフリーでボールをもらった時はキャッチアンドスリーでスリーを打てていたと思います。あとは、オフェンスリバウンドに絡むようにしようと言っていたので、その点は収穫だと思うので、これからの試合でも継続してやっていきたいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 次は山場となる山梨学院大戦で、留学生もいるので、ゴール下のリバウンドだったり、早稲田らしいプレーを徹底したいです。明日1日間が空くので、そこでしっかり調整をするのと、今日の課題を修正して、次絶対勝てるように準備したいと思います。