東京六大学リーグ戦は最終日を迎え、3勝1敗で並ぶ明大との対戦となった。前半は連続得点やスリーポイントから流れが早大に傾く場面もあったものの、早大のオフェンスが停滞する時間もあり、流れをつかみ切れず、31ー31と同点で後半へ。第3クオーター(Q)の序盤からわずかに早大がリードすると、F兪龍海(スポ4=神奈川・桐光学園)が連続得点し、さらにチームを勢いづける。早大は徐々にリードを広げて66ー52で勝利し、今大会を準優勝という形で終えた。
第1Qは序盤からファールがかさみ、うまくリズムがつかめない。龍海の連続得点やG高田和幸(商2=京都・洛南)のスリーポイントで挽回するも、14ー13と互角のまま第2Qへ。しばらく早大のオフェンスが停滞すると、明大にリードを奪われる。第2Q中盤にG下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)、F星川堅信(スポ4=京都・洛南)のスリーポイントで同点に戻すがリードすることはできず、31ー31と同点で前半を終えた。
ボールを保持する下山
後半に入ると、速攻からの得点が重なり徐々に点差をつけていく。第3Q、残り3分でF石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)がバスケットカウントで3点を奪うと点差は2桁に。さらに第4Q序盤、龍海が気迫あふれるプレーで連続得点し、チームを鼓舞する。完全にペースを握った早大は点差を広げ、66ー52で明大に勝利した。
シュートを打つ龍海
目標としていた優勝には届かなかったが、準優勝という形で今大会を締めくくった。また、チームが新体制となってからまだ日が浅いものの、試合中にはプレーで、声で、チームを引っ張る4年生の姿が見られた。次戦は、5月2日の関東大学バスケットボール選手権大会の初戦。今大会で見つかった課題を糧に、今シーズンの良いスタートを切りたいところだ。
(記事 権藤彩乃、写真 荒井理沙)
大会名 3月21日(vs明大) | |||||
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 |
14 | 17 | 18 | 17 | 66 |
明大 | 13 | 18 | 13 | 8 | 52 |
◇早大スターティングメンバー◇
G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)
G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山) F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南) G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南) F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山) |
コメント
兪龍海(スポ4=神奈川・桐光学園)
――4年生最初の試合でしたが、去年との心境の違いなどはありましたか
心境の違いとしては、去年までは結構適当にやっていても、4年生がしっかりしていたので、なんとかなるだろうと思ってました。しかし、今年の4年生がみんなこんな感じなんで、ちょっと大丈夫かなと思いつつ。普段からそんなに喋ってないので、せめてコートにいる時はちょっと喋れるようにと思っていました。
――昨年との雰囲気の違いとかありますか
昨年はなんだかんだ言って結構厳しかったのですが、今年は結構良い方に上下関係も緩いかなと思ってます。
――今日試合中意識してたこととかありますか
これまで1対1をずっとやっているという感じだったのですが、チームバスケットをとりあえずこの5試合ちょっと試していて。上手くできてる時間帯もあって、その反面できてない時間帯もあったなというのが自分の感想です。
――今日の勝因はなんですか
試合前に1個テーマをチーム内で掲げていて。それが『エナジー』ということで、 少し大まかですが途中出場した選手もすごいエナジーを持っていたと思います。普段以上にみんな頑張っていたという点が、やはり勝因に繋がっているのかなと思います。
――最後に次のトーナメントに向けての意気込みをお願いします
昨年がちょっとしょうもない結果で終わってるなっていうのが正直な印象で。昨年と同様に今年も1年生に活きの良い子たちが集まったなって思っています。なのでちょっと上を目指して、もうそろそろ4年生なので、みんなで掴んだ喜びというのを味わいたいなと思います。
堀陽稀(スポ2=京都・東山)
――今日の試合を振り返っての率直な感想は
勝てて良かったです!
――今回の勝因は
龍海さんのおかげです。インサイドでとても戦ってくれたので、それが良かったと思います。
――今回チームとして意識して臨んだことは
4年生が毎試合の目標を立てていて、今日はそれが『エナジー』だったので、エナジーを出すという点は意識していました。
――新チームになってからの心境の変化は
今までは好き勝手にやらせてもらっていた部分が多かったのですが、新入生が来て、引っ張る立場になったかなと思うので、そこは頑張りたいと思います。
――新チームの雰囲気は
良い雰囲気でやれていると思います。
――春のトーナメントに向けての意気込みをお願いします
頑張りたいと思います。
――どんなところを頑張りたいですか
チームとしてはディフェンス、個人としてはもっと点を取っていきたいと思っているので、そこを頑張りたいと思います。