法大にあと一歩及ばず敗れるも、東大に完勝

男子バスケットボール

 3日間に渡って開催される東京六大学リーグ戦。チームが新体制となってから初の公式戦ながらも、早大は初日を2連勝で飾った。そんな中迎えた2日目、前日に明大を大差で破った法大が1戦目の相手となった。

 第1クオーター(Q)は、G城戸賢心(スポ1=福岡第一)が先制点を奪い、さらにG堀陽稀(スポ2=京都・東山)が得意のドライブで連続得点する。出だしは好調に思われたが、スピードを生かしたオフェンスで法大に決め返され、2点リードされて第2Qへ。両校のミスが増え、あまり点が動かない。前半を25ー26で終え、ロースコアな展開となった。後半、早大はアシストや速攻からの得点で、リズムをつかむ。しかし法大も調子を上げていき、リードは奪えない。第4Q、早大はルーキーが躍動するも、法大のオフェンスの勢いをなかなか止められない。そのまま法大の背中をあと一歩のところでつかむことができず惜敗した。

 

シュートを打つ城戸

 法大に惜しくも敗れた早大は、次に東大と対戦した。序盤からリードするが、早大のミスからの失点が目立ち、完全に早大のペースにすることができない。点差を思うように広げることができず、前半を32ー21で終えた。

スリーポイントシュートを打つ堀田

 第3Qの立ち上がり、速攻が続けて決まり、早大は点差を離していく。途中交代したG堀田尚秀(スポ2=京都・東山)が強気なプレーでスリーポイントを量産すると、早大はさらに勢いをつける。第4Qでは、公式戦初出場となる1年生も多く登場し、ベンチは盛り上がりを見せた。早大は順調に得点を重ね、86ー42と大差で東大に勝利した。次回は3月21日に今大会の最終戦、明大との対戦となる。

(記事 権藤彩乃、写真 荒井理沙)

※学年は来年度のものです。

東京六大学リーグ戦 3月19日(vs法大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

13 12 19 18 62
法大 15 11 23 21 70

◇早大スターティングメンバー◇
G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)

東京六大学リーグ戦 3月19日(vs東大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

15 17 29 25  
東大 12 17 42

◇早大スターティングメンバー◇
G#4 城戸賢心(スポ1=福岡第一)

G#5 堀陽稀(スポ2=京都・東山)

F#13 星川堅信(スポ4=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ2=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ3=東京・国学院久我山)

コメント

大柳慶悟(教3=東京・早実)

――今日の2試合を終えて

六大学は当然優勝を目指していたので、法政に負けてしまって、悔しいという印象が1番強いです。

――法政戦をふまえての改善点は

やっぱり昨日から入りが緩くなってしまったりとか、個人的にはなかなかディフェンスのほうで貢献できなかったというのはこれから改善しなきゃいけないところかなと思います。タイムマネジメントとか、そういう部分は自分がリーダーシップを取って、やらなきゃいけないと思うので、そこをちゃんとやれるように頑張ります。

――逆に良かった点は

個人的にだと、この大会通してディフェンスはハードにしていて、自分に求められているのはディフェンスだと思うので、そこに関して向き合えていると思います。

――昨年度に比べてプレータイムが増えましたが、意識していることは

ディフェンスですね。今年は足を使って、オールコートでバスケットをしていくと思うので。短い時間でも一生懸命全力を出して、チームに貢献するというのは、ずっと1年生の頃から変わらないことだと思っているので、3年生になっても、フレッシュなというか、そういう気持ちを忘れずにプレーすることはすごく意識しています。

――次回の明治戦への意気込みをお願いします

プレータイムをもらえたら全力を出すというところを、ディフェンスで出したいです。あとは積極性をもっと出して、チームが勝てるように貢献していきたいと思います。

 

下山瑛司(スポ1=愛知・中部第一)

――大学初めての試合はいかがでしたか

先輩たちが自分の分もカバーしてくださって、やりやすかったです。

――今日気をつけたことはありますか

自分の持ち味であるスピードをチーム全体に拡散させて、やはり展開を早くすることは常に意識してプレーしていました。

――高校と大学の違いは感じましたか

1人1人相手もそうですし、チームメイトも高校よりフィジカル面が強いと感じました。そこはやはり大学だなと思いました。

――逆に、試合で通用した部分や自分の強みはありますか

やはりスピードです。あとは、身長小さいのでディエンスの部分でしっかり相手にプレッシャーをかけることができたかなと思います。

――加入したてですが、今のチームの雰囲気はいかがでしょうか

ダメな部分やできてない部分をチームメイトを見てる人たちがしっかり注意し合って、良いところは褒めていて、チーム全体として戦えてるところがすごく良いところだと思いました。

――最後に、次戦への意気込みお願いします!

この2日間自分ができなかったことを修正して、最終日も激しいですから、自分の持ち味のスピードを活かして頑張っていきます!