第2回に登場するのは、岩屋頼(スポ1=京都・洛南)、高田和幸(商1=京都・洛南)、堀陽稀(スポ1=京都・東山)、堀田尚秀(スポ1=京都・東山)の京都からのルーキー4人。大学での日常生活の変化なども含め、2022シーズンと全日本大学選手権(インカレ)への思いを語ってもらった。
※この取材は11月18日に行われたものです。
お互いの紹介
堀
――他己紹介をお願いします
堀田 高田和幸(商1=京都・洛南)です。愛知県でぶいぶい言わせてました(笑)。非常にコミュニケーション能力が高く、人見知りをしない性格で友達が多い印象です。地元に帰っても遊ぶ友達がたくさんいて、帰省した日数では会いきれないぐらい友達が多いです。ラーメンが大好きでよく食べてます。
高田 堀陽稀(スポ1=京都・東山)です。大阪府生まれで東山高校出身で早稲田大学スポーツ科学部1年です。一生喋ってボケないと気が済まないタイプです。一番喋ってるやろなと思います(笑)。バスケではMIP(Most Impressive Player)賞を取ってたんですけど、たまに集中してない試合があります。ナオ(堀田尚秀)は、僕がコミュニケーション能力が高いと言ってたけど、堀陽稀には勝てる自信がないくらい誰とでも仲良くなれる人やと思います。この4人の中だったら一番適当です。
堀 岩屋頼(スポ1=京都・洛南)です。大阪府生まれ洛南高校出身で早稲田大学スポーツ科学部1年です。普段はよくつっこんでくれます。いつもバスケットはなんか本気でやってるように見えない時もあって、もうちょっと頑張ってほしいと思います(笑)。
岩屋 堀田尚秀(スポ1=京都・東山)です。大阪出身で京都の東山高校に通ってました。自分自身がとっても好きです。ほんまに自分好きっていうのが生活してても伝わってきます。美容とかこの4人の中で一番こだわってる感じで、すごい頑張ってます。オフの日があったんですけど、単発バイトとかすごいハードなスケジュールを友達と遊ばずにこなしていました。頑張り屋さんです。
――ちなみに自分が好きというのは堀田選手自身どうですか
堀田 はい、自覚があります(笑)。
――岩屋選手、堀田選手、堀選手の3人は大阪出身ですが、昔から知り合いでしたか
堀 一応、小学校で試合をするぐらいです。
――早稲田を選んだ理由を教えてください
堀 僕自身、勉強はとても大切で、スポーツだけしていても無理な世界かなと思っていて。そういった点で早稲田大学は勉強にもしっかり力を入れているといことで入りました。
高田 中学の時から早慶のどちらかに行きたいなと思っていて、早稲田は洛南出身の人も多いし、つながりが強くて。バスケも下の学年の時から試合に絡めるということだったので、早稲田大学を選びました。
堀田 高校の間もそれなりに勉強はしていて、それを活かしつつバスケットボールもしたいなというがあったので、早稲田大学を選びました。
岩屋 僕も(早稲田大学は)勉強ができる学校なので、選手として競技を続けられなくなっても、早稲田だったら将来安定したことができるかなと思ったので、早稲田を選びました。
――勉強という点も意識しているのは自分自身からなのか、それとも周りからの影響もあったのですか
堀 僕は自分からです(笑)。
岩屋 親からも言われましたけど勉強できたらいいなぐらいです。あんまなんも考えてないですね(笑)。
堀田 そうですね。自分から進んでやってます。
高田 僕は小さい頃は親にやらされてきて、今は自分でやりたいなと思って選びました。
高校と大学の変化
高田
――高校バスケと大学バスケで一番違うと感じるところはどんなところですか
岩屋 スタッフ陣との距離感が全然違うなと思っています。高校の時は先生が教えてくれていたのですが、なんか怖くて、あまり喋りかけられないし、意見もあまり言えない感じでした。大学はフレンドリーというかみんな仲良いみたいな感じでそこが一番違うなと思いました。
堀田 近いんですけど、(高校時代は)やらされてるバスケが今考えたら多かったかなというのは感じていて。早稲田大学が特にそれを掲げているのだと思いますが、主体的というか自分たちで考えてというのが多いので、のびのびできる環境だなと感じます。
高田 僕は一番大きいのは自分の特徴、自分が得意なことをやれって言われています。そこに対して、それをやってのミスは怒られないから、高校の時より気楽にバスケができていて、ストレスが溜まらなく気疲れしないというのが大きいです。
堀 一緒なんですけど、高校よりはやはり大学の方が気楽になんでもやりやすいかなって思います。
――ちなみに洛南の先輩方が多いと思うのですが、洛南バスケと早稲田のバスケは似てる部分あると思いますか
岩屋 留学生がいないとか、そういう面でパッシングが多かったりみたいな、全員で攻めるバスケみたいなのは、すごい似てるなと思うところはあります。
高田 堅いイメージで、一本一本丁寧に時間かけてというイメージだったんですが、今はあんまりそういうの気にしてないというか。もういける時にいくみたいなことが多くて、やってるバスケは同じだけど、感覚的に速さが違うかなと思います。
――東山はオフェンスが強いイメージですが、ディフェンスを重視している早稲田に入ってギャップなどは感じますか
堀 やはり将来のことも考えて、そういうディフェンスとかは絶対大事だと思うので。オフェンスはやりたいですけど、まずはディフェンスというところだと思います。
堀田 オフェンスの部分は洛南よりも東山の方が早稲田に近いと思っていて、どんどん攻めてテンポを上げてみたいなところとかです。ディフェンスとか土台となるところが(東山と)違いすぎるのですごくかけ離れているなとは思います。
――そのギャップがある中で練習中に気を付けてることとかはありますか
堀田 (高校時代は)点数取られてもと取ればいいという考えだったんですけど、まずは1点守らなければいけないというのを練習から意識してます。
――ちなみに私生活の部分は大学と高校で違うところはありますか
堀 寝る時間がちょっと多い。高校の時は1から6限までずっと毎日授業をやっていて寝る時間はあんまりなかったんですけど、大学は空きコマがめちゃめちゃあって、よく寝れてます。
高田 高校の時は朝練があって、6時半とか7時に起きてたんですけど、今はもう考えられないというか。8時でも起きるのが精一杯で、ちょっと朝弱くなったなっていうのを感じてます。空いてる時間に自分で課題やったりするのは好きな方なんで、そういうのが増えて楽しいところは多いです。
堀田 みんなも言ってたように、自分に使える時間が多くなって、他己紹介でも言われた通り自分が好きなんで、自分にいっぱい時間かけられるところはうれしいです。
岩屋 寝る時間が長くなったこともそうなんですけど寝る時間が遅くなって。今は慣れたんですけど、最初は練習終わったくらいにはもう眠たくて。寝るのが遅くなったなって感じです。
――みなさん寝る時間を大切にされているようですが、全国に出る強豪校出身となると寝る時間は少なかったですか
高田 授業中も寝てました。
堀 良くないねえ。
高田 でも、俺が多分一番寝てないかな、この中だったら(笑)。
堀 授業中寝てました。まあ、あえて(笑)。
岩屋 僕は全く寝ないですね(笑) 。
高田 いや一番寝てました。ずっと寝てました(笑) 。
岩屋 いや、あんまり(笑)。
高田 一番寝てたらしいっす(笑)。
――他の方はどうですか
高田 僕は本当にちまちま10分ずつとか寝てました。授業受けないとわかんないんで。どうでもいい授業はもう全部寝てました。
堀田 僕は全部起きてました。
堀 いやいや(笑)。寝てるのもあるし、携帯触ってました。
岩屋 一番あかんやん(笑)。
堀田 でも聞いてはながらという。
堀 没収されていました。
堀田 まあ何回か(笑)。
――大学1年目でバスケのことで一番成長したなと思うところはありますか
堀田 高校の時は3年生の時以外は留学生がいたので、リバウンドという面は任せていたというかなんもしてなかったんですけど、自分のマークに当たりにいって(ボールを)取らせないようにとか。そういうリバウンドの意識は成長したかなと思います。
堀 僕もなんですけど、東山ではボックスアウトしろとかディフェンスしろとかは全然言われてなくて。早稲田はそこを重要視していたので、ディフェンスを頑張ろうとかボックスアウトをちゃんとしようと考えられるところは成長したと思います。
高田 シュートはめちゃくちゃ打つようになりました。(高校では)あまり打てなかったんで。あとは声が出るようになったというか。洛南は喋ることは最低限だったんですけど、今はコミュニケーションを多くとって、チームでディフェンスしてるというイメージが大きいので、声が出るようになったかなと思います。
岩屋 僕は高校の時も意識はしてたんですけど、シューターをよく見るようになりました。早稲田はシューターがめっちゃ多くて、みんなシュート打ちたいやろなと思うので、そこに打ちやすいようなパスを出すというところが成長したんじゃないかなと思います。
――岩屋選手は高校時代からアシストを意識されていましたか
岩屋 アシストしてましたけど、リーグ戦(関東大学リーグ戦)後半ぐらいからさらに増えました。
――逆に苦労したことはありますか
堀 高校では(岩屋)頼のポジションとか(高田)和幸のポジションで出ていたのですが、今は4ポジとか5ポジとかでたまに出る時があって。自分よりもでかくて、強い人を相手するのはちょっとめんどくさいなって思います(笑)。
高田 シュート以外全部ですね。やはりすごい1部のレベル高いなと毎試合感じます。
――どんなところでしょうか
高田 あんまボールを持ちたくないなといつも思います。 ディフェンスの圧がすごいので、さっさとボールを離したい、シュートしか打ちたくないなってずっと思ってます。
堀田 僕もオフェンスの面では一緒で、プレッシャーかけられたら嫌やなと思うので、シュートだけ打っておきたいなと思います。ずっとディフェンスしなきゃいけないのは苦労です。
岩屋 プレーというより高校の時はやってれば勝手に点差が開いて勝てるみたいな試合が多かったんですけど。大学は時間過ぎて点差離されてるみたいな試合が多くて、 勝つってこんな難しいんよなというところが一番苦労しました。
一同 (頷く)
高田 こんな負けたことない、バスケ人生で。
――洛南の2人は先輩に星川選手(星川堅信、スポ3=京都・洛南)と松山選手(松山雄亮、スポ2=京都・洛南)がいるの思うのですが、高校の時から関わりはありましたか。大学入って変わったなと思うところはありますか
高田 星川さんにタメ口を使うようになりました(笑)。高校の時、僕も星川さんも寮だったので、1年と3年でちょっとは関わりがありましたが、やはり高校の時は3年生って怖いイメージがあって。そのまま入学してきたのですが、入ったらその時より怖いイメージがあんまりなくて、適当でいいよみたいな感じだったのでもう今は適当です(笑)。
岩屋 どちらも高校の時より親しみやすくなりました。松山さんはずっと親しみやすくて、(大学入って)なんか頑張ってるなっていう。高校の時は頑張ってない人やなという感じやったんですけど、大学入って頑張れるようになったんやと思いました。
――高校バスケでは上下関係が厳しかったようですね
高田 練習以外であんまり関わりがなくて。オフで遊びに行ったりとかご飯行ったりとかもないですし。やはり話す機会がないので、仲悪いじゃないですけど、仲良くはなかったという感じでした。今は他のところで関わる機会が多い分、仲良くなりました。
――部内では学年関係なくみんなで仲良いのでしょうか
堀 みんな優しくて、多分だいぶ僕ら生意気な方だと思うんですけど、フレンドリーにみんな接してくれるので、やりやすいです。
――特に仲良い人とかいますか
高田 誰やろな。みんな仲良いな。
岩屋 2年生ですかね。僕らの学年は、陸眞さん(福永陸眞、教2=東京・早実)、松山さん、高羽さん(高羽優介、法2=東京・早大学院)とか、悠月さん(石坂悠月、スポ2=東京・国学院久我山)、その辺は一緒におることが多いですね。
高田 4年で言ったら、僕はクレイさん(宮川丈クレイトン、商4=愛知・千種)かなと思います。同じ学部なので、ずっと仲良くしてもらっていて。しょっちゅう美味しいご飯に連れていってもらっています。
――学部のことも聞いたりするのですか
高田 そうですね。学部のことも聞くし、まだ早いのですが、就活のことも来年、再来年になったら頼ろうかなと思ってます。
堀 大輝さん(土家大輝、スポ4=福岡・福大大濠)とか。結構優しく、仲良くしてくれてます。
――みなさんから見た4年生はどういう印象ですか
堀 しっかりしているけど、普段は接しやすいというか。絡みやすいけど、真面目な時はちゃんとしていて。
岩屋 最初は怖そうやったんですけど、みんな優しいです。ほんまにほんまに優しいです(笑)。
堀田 バスケのこととかは特に今まで出会ってきた人より、 一番熱いなっていうのはすごく感じます。一戦一戦を大事にしてる感じとかも伝わりますし、熱いなってよく思います。
――そういう姿を見てて、堀田君は自分も頑張ろうとなるんですか
堀田 そうですね。今年は特に4年生のために頑張ろうと思った機会が何回もあったので、そういう姿を見せられてるのはすごく尊敬しています。
高田 僕も最初は怖いイメージがあったんですけど、プレーを一緒にしていく中で、だんだんとそういうのもなくなってきて。プレー中はしっかりいろんなアドバイスもくれるので、4年生だなって思います。でも、コートの外に出たら優しくて親しみやすいので、あんまり威圧感がないというか。ちゃんとしているつもりはあるんですけど、良い意味であんまり気を遣っていないなと思います。
――バスケ部の中でオンコートとオフコートで自分自身はどんな役割や立ち位置だと思いますか
高田 プレーの中での自分の立ち位置は勢いを持ってくるみたいな。チームが流れに乗りたいなという時に、途中で(コートに)入れられてということが多いので、そういうところが求められてるのかなと思います。オフコートの役割はコミュニケーションを取って、みんなで楽しくするために、先輩にちょっかい掛けたりしてます。
――リーグ戦で負けが続いていた時期もでしょうか
高田 僕らは考えが重すぎにはならなかったので、雰囲気重たいなって時も声出して盛り上げたりしようかなとは思ってました。
堀田 僕も(高田)和幸と同じで、流れが悪い時に流れ変えるような役割で、良い時はさらに火をつけるような勢いを持たせることが役割かなと思ってます。あとは、一番愛されキャラというか(笑)。クソガキ感は多分強いというか、弟っぽいってよく先輩にも言われるんですけど、確かにそういう感じは自分があるのかなと思います。ほんまに次男なんですけど(笑)。
岩屋 ガードなので、チームをまとめるみたいなことを多分求められてるはずなんですけど、責任感がないとかそういう感じのことは言われたり感じたりはしてます。まあ、まとめるのが役割です。コート外ではあんまり何も考えずに落ち込んだりもしない、ずっと一定した気持ちでやってます。いつも同じぐらいの安定したキャラです(笑)。
堀 (オンコートでは)リバウンドとドライビングアタックだと思います。リバウンドは取れたら取れるほどいいので、頑張ってます。(オフコートでは)チームがちょっと沈んでたら、僕がちょっと盛り上げるキャラです。
――どんなことしてるんですか
堀 (3人に向けて)どんなことしてる?
高田 一生ボケてる(笑)。
堀 らしいです(笑)。
リーグ戦の振り返り
堀田
――入れ替え戦も含めて29試合ありましたが、ケアなど気を付けたことはありましたか
岩屋 リーグ戦で一度ケガをしちゃったので、試合見ていてみんな楽しそうやなとか思っていて。ケガはしんとこうと思ってたんですけど。かと言って、めっちゃケアするとかそういったこともせず、いつも通りやってました。
堀田 試合によってすごい出場時間に差がある29試合だったので、常に(試合に)出て活躍できるような準備は常にするようにしてました。
高田 僕は体が疲れてるなって思った時は、 日曜日の夜に美味しいご飯を食べに行ってました。
――どこら辺に行ってましたか
高田 親が来てた時はちょっとおしゃれなハンバーグ屋さんに行ったり、先輩に焼肉連れていってもらったり、ラーメン食べたりしてました。
堀 僕は今週頑張ろうとかはあんまりなく一定に頑張ろうと思っていました。ケアはちょいちょいしてケガなくできたので、良かったかなと思います。
――一番印象に残ってる試合はありますか
岩屋 僕は2巡目の国士館の試合です。ほんまに負けられないっていうことをすごく感じた試合でした。前半も劣勢のままずっと時間が過ぎていってやばいかな思ったのですが、最後頑張って逆転できたことが安心したところも含めて印象に残りました。
堀田 崖っぷちという意味で入れ替え戦の2戦目、3戦目はどのリーグ戦の試合よりもチームで、全員でという気持ちが全員強かったです。本当に(試合に)出てる人だけじゃなくて、全員の気持ちが入った試合だなと思ったので、それが一番印象に残っています。
高田 入れ替え戦の最後の試合だと思います。それまでシュートが入らなすぎて、入れ替え戦の2試合目が終わった時点で、リーグ戦の最後2試合と入れ替え戦の2試合の直近4試合でスリーの確率を出したら20分の1とかで。もう本当に一番入らないくらいひどくて、3戦目入らなかったらバスケやめようかなと思い過ぎたくらいメンタル的にもきていました。どっちにしろ打ち続けようとは思っていた中で、やっとシュートが入って、チームで勝てたので僕の中では印象に残ってます。
堀 僕はリーグ戦の最後の中央大学との試合で、僕はあんまり(試合に)出てないんですが、クレイさん(宮川丈クレイトン)がめちゃめちゃ出ていて最後にスリーとか決めてやっぱりすごいなと思いました。
――岩屋選手は先程アシストが増えたと言っていましたが、今回のリーグ戦では自ら得点を取る選手の印象も受けました
岩屋 高校生までは得点を取る選手がかっこいいなというイメージがあって。スコアも得点しか載らないスコアとかもあったので、得点をたくさん取りたいなとか考えたんですけど、大学入ってスコアがアシストとかもつくようになって、得点を取らないといけない時もあるし、取りたい気持ちもあるのですが、アシストすれば僕のスコアも残るし決めた選手も残るし、チームの雰囲気も良いかなと思って、アシストを多くしようという感じになったのですが、それでも得点はちょっと取りたいです。かっこいいので。
――堀選手はこれまでと比べてシュートの確率が上がりましたか
堀 高校生の時は今みたいにめちゃめちゃ打つというわけじゃなくて、ちょいちょい決めてるぐらいだったのですが、大学入ってあんまり入らなくなって2巡目は結構入ったので良かったです。
――練習は増やしたのですか
堀 めちゃくちゃしたというわけではないですが、気持ちの問題ですね。
――先ほど、今までのバスケ人生でここまで負け続けたことはなかったと話していました
堀 やばいなとは思ってました。
高田 試合に勝つのって難しいんやなっていうのはすごく感じて、バスケの難しさを知りました。
堀田 個人的にはなんとかなるやろという感じと4年生とかは、1年生はそのままにしてたらいいっていうことは、負けていた時も声かけしてくださっていたので、やれることやろうっていうということだけ考えていました。
岩屋 1巡目はほんまにやばいなという印象で、これ負けたらやばいぞという試合を負けて。そんな落ち込んだり、考え込むとかはなかったですけど、この先どうなるんだろうぐらいでした。重くは捉えてないですが、結構焦りは感じました。
――焦りはプレッシャーにはなりませんでしたか
岩屋 プレッシャーとかには全然ならなかったです。早稲田弱いというイメージがまだ続いてたと思うので、勝ったらラッキーぐらいのテンションで試合できてそこはやりやすかったかなと思います。
――1巡目で自動降格になってもおかしくない順位になったから、吹っ切れて2巡目はやれたとかありますか
堀 (岩屋)頼と一緒で相手は多分なめてかかってくるやろうなと思っていたので。こっちの気持ちとしては、楽でしたね。
高田 なんも気にしないですね。
――みなさんはプレータイムも長めにもらっていると思いますが、その点いかがでしょうか
岩屋 僕はうれしかったです。プレータイムが長いというのがわかっていたら、その1試合で調子というか自分の調子も合わせやすかったですし、やりやすかったです。
堀 僕も1回ミスしても(試合に)出る時間が長いからまだなんとか巻き返せるかなという気持ちでやりました。
堀田 僕は4人の中だったら1番短かったのですが、だからこそ、その短い時間で陽稀(堀陽稀)とかは1個のミスを取り返せる時間がまだあるんですけど、僕とかはその短い時間で結果を出さなきゃいけないというのは思っていました。でも試合に出てない間、ベンチに座ってる時は俺やったら決めれるはずなのにとかはずっと考えていました。悔しかったのはあります。
高田 プレータイムが長い試合は前半のうちから、今日いっぱい出るなとなんとなく感じていたので、そういう試合は意外となんか疲れなかったです。楽しめる印象が多かったです。
インカレに向けて
岩屋
――インカレのイメージを教えください
岩屋 早稲田は大東(大東文化大学)とか日大(日本大学)とか強いところを倒してるイメージがあるので、勢いが結構大きい大会なのかなと思います。1発勝負やし、勢いって感じです。
堀田 チャレンジャー側なので、高校とかは逆の立場だったのですが、トーナメントだと絶対に相手の方がプレッシャーかかると思うので、そういった意味ではやりやすい環境かなと思います。
高田 インカレはやはり4年生最後の試合なので、感動的なシーンの動画とか見て、学生バスケ最後の感動的な大会というイメージがあります。だからこそ、4年生のために最後プレーしたいし、少しでも(試合に)出てない4年生が出られるような試合を僕らがして最後の大会に出てもらいたいなというのはあります。
堀 4年生の大会だと思うので、相手の4年生も気持ちとかがすごく入っていると思います。僕ら1年生もその気持ちに負けないように、気合入れて頑張りたいと思います。
――他校で意識している選手はいますか
岩屋 中学、高校とかでマッチアップしたことあるガードの選手ですかね。例えば、岩下准平(筑波大)ですかね。中学も試合したりしていて、結構仲良い感じで、しかもめっちゃ上手くて、活躍もしているので負けてられないというか、頑張って追いついていきたいなぐらいの感じで思ってます。
高田 僕は青学の槇野さん(槇野伶)です。高校から憧れていたので、あの人は目標にして頑張りたいなとずっと思っていました。
堀 同期やったら、日体の西部(西部秀馬)とか。向こうも多分やる気になってくると思うので、そこは僕も負けたくないなと思います。
――インカレに向けての意気込みをお願いします
岩屋 インカレ自体初めてなので、なんか何も考えずに思い切って全力出したいと思います。
堀田 4年生のために頑張ります 。
高田 もう怖いものはないので、全力で楽しみます。
堀 1年生として、チームに良い影響を与えられるように頑張ります。
――ありがとうございました!
(取材・編集 落合俊 荒井理沙 大滝佐和)
◆堀陽稀(ほり・はるき)(※写真左)
2003(平15)年5月13日生まれ。188センチ。85キロ。京都・東山高出身。スポーツ科学部1年。色紙『ケースバイケース』「どの場面でも良いプレーができるように」
◆高田和幸(たかだ・かずゆき)(※写真中央左)
2003(平15)年7月24日生まれ。184センチ。79キロ。京都・洛南高出身。商学部1年。色紙『謳歌』「楽しむ!」
◆堀田尚秀(ほった・なおひで)(※写真中央右)
2003(平15)年7月31日生まれ。183センチ。79キロ。京都・東山高出身。スポーツ科学部1年。色紙『Simple』「ミスをしたときや不調なときこそシンプルに」
◆岩屋頼(いわや・より)(※写真右)
2003(平15)年4月20日生まれ。183センチ。76キロ。京都・洛南高出身。スポーツ科学部1年。色紙『挑戦』「チャレンジャーとして頑張る」