青学大に快勝しリーグ戦初の連勝

男子バスケットボール

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)第24節で青学大と対戦し、78−49で快勝した。序盤は一進一退の攻防が続くが、早大がゴール下の連係やスリーポイントで徐々にリズムをつかみ、リードして前半を終えた。後半すぐに点差を縮められたものの、F星川堅信(スポ3=京都・洛南)のスリーポイントで流れを断ち切り、リーグ戦初の連勝をつかんだ。早大は11月8日から行われる2部リーグとの入れ替え戦に出場することが決まった。

 第1Qはシュートを狙うも先制点が決まらず、重いスタートとなった。その後も決めては返され拮抗(きっこう)したが、残り1分でG岩屋頼(スポ1=京都・洛南)のリバウンドからのシュート、星川のスリーポイントで連続得点してリードした。第2Qに入るとゴール下へのアシストが続けて決まり、さらにG高田和幸(商1=京都・洛南)がスリーポイントを沈めて、青学大はタイムアウトを要求。その後もゴール下にパスが入りディフェンスが中へ寄ったところを外にさばき、G堀田尚秀(スポ1=京都・東山)がスリーポイントを沈めるなど、青学大のオフェンスが停滞したところで早大が着実に点を取り、37-21とリードを広げて前半を終えた。

スリーポイントを打つ星川

 後半は相手の連続得点でスタート、さらにスリーポイントを決められ、差を詰められた。F石坂悠月(スポ2=東京・国学院久我山)の体を張ったゴール下のプレーで食い下がるも、第3Q終盤にターンオーバーが重なりリズムが崩れ始めた。しかし星川が落ち着いてスリーポイントを沈め、流れを断ち切った。第4Qは早大が終始ペースを握り、リードを広げていく。リーグ戦において出場機会が少なかったG大柳慶悟(教2=東京・早実)もコートインし、得意のドライブからフリースローを獲得した。最後は78-49と29点差まで引き離して勝利した。

 

ドライブする大柳

 リズムが悪い時間帯もあったが、終始リードを守り続け、厳しい戦いが続いているリーグ戦において、貴重な連勝を手にした。次戦の相手はリーグ戦後半に勝ち星を重ね勢いに乗る日体大。大柳は「入れ替え戦に向けてチームをいい状態に持っていけるようにしたい」と意気込む。全26試合に及ぶリーグ戦も、残すところあと2試合。入れ替え戦に向けて弾みをつけたいところだ。

(記事 権藤彩乃、写真 落合俊 荒井理沙)

第98回関東大学リーグ戦 10月30日(vs青学大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

18 19 18 23 78
青学大 12 18 10 49

◇早大スターティングメンバー◇
G#5 堀陽稀(スポ1=京都・東山)

G#12 土家大輝(スポ4=福岡大大濠)

F#13 星川堅信(スポ3=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ1=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ2=東京・国学院久我山)

コメント

G大柳慶悟(教2=東京・早実)

――試合を終えていかがですか

1巡目の途中くらいから試合に出なくなるという状況が続いていました。しかし、今日はチームのみんなが頑張って点差を広げてくれたおかげで試合に出れたので、チームのみんなに感謝したいです。

――試合に出る準備をしている時どういう思いでしたか

久しぶりで緊張したのですが、(試合に)出させてもらえる以上は自分の持ち味、今日だったらドライブという形で出せたというのは良かったかなと思います。

――次戦に向けて

チームとしては勝つというところと入れ替え戦に向けてチームを良い状態に持って行けるようにしたいです。個人としては出番があったら今日みたいにしっかりと準備したいですし、ベンチでチームを盛り上げられるように努力したいです。

高田和幸(商1=京都・洛南)

――試合を終えて

昨日大事な試合に勝てて、今日勝ったらほぼ入れ替え戦に行けるところでした。連勝したかったので、チームでリベンジしようと、気合入れて試合に入れたのがよかったかなと思います。

――シュートの調子がいい印象でした。打とうと意識されていましたか

昨日はディフェンスが厳しくて、なかなか打ちたいシュートが打てなくて。試合の後にどんどん打てっていうのを言われていたので、今日はもう打ち切ろうと思って、外して代えられたら仕方ないと思って打ったら入り出しました。ガードの人たちもシュートを作ってくれて、打ちやすい場面が多かったんで、そういうところはもう打とうと思って、思い切り打ちました。

――昨日は試合後も盛り上がっていたようですね

森さん(森一史アシスタントコーチ、令4卒スポ卒)がリーグ戦1巡目負けても2巡目勝てばいいからっていうのを言われてて、 昨日も今日もリベンジできました。そのリベンジっていうのがリーグ戦ならではで、勝ち切れたのがよかったです。それで盛り上がってました。

――他校で意識している選手はいますか

今日の10番の槇野伶(青学大)さんは、僕が高校1年生の時の3年生の先輩で、 僕が目指したいプレーヤーはこれだって思ったのが、あの人でした。あの人目指して、高校3年間頑張っていたのがあるので、今日もマッチアップしたかったんで、岩屋(頼、スポ1=京都・洛南)にあっち着いてって言って、槇野さんにつかしてもらって、そこは一番気合入れてました。

――実際にマッチアップしていかがでしたか

向こうがちょっと調子崩しててシュートは入らなかったのですが、うまさは向こうの方があるし、チームの中心としてやってる選手で、まだ来年もあるので、トーナメント(関東大学選手権)とかでやれる時は、もっとバチバチにやって、成長したところを見せたいなっていうのが大きいですね。

――次戦の日体大戦に向けて

1巡目は留学生がいなくて、自分たちのペースでバスケができていたんですけど、留学生が戻ってきて調子を取り戻してきて、格上の相手になります。僕たちが1つでもチームでまとまって、インカレに繋げれるように集中力切らさず頑張っていきたいです。