後半に差が開き、首位白鴎大に敗戦

男子バスケットボール

 現在首位の白鴎大との一戦。第1クオーター(Q)、出だしは好調に見えたが、ファウルがかさみ6点ビハインド。しかし、第2QでG土家大輝(スポ4=福岡大大濠)の3連続スリーポイントで逆転に成功し、同点で試合を折り返した。後半、ファウルに足止めされ早大の得点が止まる間に白鴎大が得点を積み上げ、第3Q終了時点で40-54。その後も背中をつかむことはできず、57-76で敗戦した。

 「明日、明後日に繋がるゲームをしよう」(土家)と挑んだ今試合。出だしは土家の先制ジャンプシュートを皮切りに早大の連続得点。しかし、ゴール下でのファウルがかさみ、白鴎大のスリーポイントで逆転された。6点ビハインドで始まった第2Q、何度も流れをつかみかけるもあと一本が出ず、流れに乗りきれない。しかし中盤で土家が3連続スリーポイントを沈め、逆転。その後もF星川堅信(スポ3=京都・洛南)がバスケットカウントを獲得するなど流れに乗り、32-32でハーフタイムに入った。

フローターを狙う星川

 「後半の入りがいつも悪い」と土家が話すように、このゲームも第3Qに勝負がついた。ファウルが続き、早大の得点が止まる間に白鴎大のシュートが立て続けに決まり一気に10点以上の差をつけられた。14点差で第4Qに入ると、序盤で土家の連続スリーポイントが決まり9点差まで詰める。しかし、すぐさまスリーポイントを決め返され、流れを切られた。57-76で敗戦した。

ミドルを打つ土家

 前半は食い下がるも、後半すぐに勝負がついた。課題は第3Qの踏ん張りだ。ここを戦えるようになれば「1部の上位とも戦える」(土家)。次戦は1部リーグ12位の国士館大との戦いだ。残留のために、絶対に負けられない一戦となる。

(記事 冷水睦実、写真 落合俊)

第98回関東大学リーグ戦 10月28日(vs白鴎大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

12 20 17 57
白鴎大 18 14 22 22 76

◇早大スターティングメンバー◇
G#5 堀陽稀(スポ1=京都・東山)

G#12 土家大輝(スポ4=福岡大大濠)

F#13 星川堅信(スポ3=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ1=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ2=東京・国学院久我山)

コメント

土家大輝(スポ4=福岡大大濠)

――今の率直な気持ちを教えてください

神大が国士舘に負けてしまって。今日の試合に関しては、本当にチャレンジマッチでした。もちろん勝ちには行くのですが、明日、明後日に繋がるゲームをしようというところでした。プレイタイムもシェアしつつ、出た選手がしっかり自分たちのやるべきことを頑張ってできたので、そんな悪い試合ではなかったと思います。

――白鴎大に対して対策したところは

留学生が良くて、日本人も良いチームです。相手は1位をキープしてる中で、優勝目指してやってるので。そこに対して何かするというわけではなく、しっかり自分たちのやるべきことであるディフェンスとリバウンド、オフェンスはしっかりパッシングで動かしながらっていうところをやっていました。

――ハーフタイムで同点でしたが、どういう話をしましたか

東海も筑波も前半は戦えていて、後半の入りがいつも悪いという話をしていました。そこに対してしっかり準備していこうという話だったのですが、やっぱり10点ぐらいいかれてしまって。そこは自分たちの今の弱みでもあります。逆にそこを戦えれば、ほんとに1部の上位とも戦えることが分かっているので、そこをしっかり修正したいです。

――スリーポイントを中心に調子がいい印象でした。ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

最初に変なシートが入って。オフェンスでは自分のプレーを迷っていた部分はあったのですが、前節の明治戦からしっかり自分のプレーを思い出したというか。やっぱ自分の強みを生かしていこうと思ったので、誰かの評価とかを気にするんじゃなくて、しっかり自分のプレーをしていこうと思った結果、今回は結構当たっていたので、それはよかったと思います。

――明日、明後日への意気込みをお願いします

絶対落としちゃいけないです。今日国士舘が神大に勝ったということで、とりあえず明日勝たないといけないので、勝つ準備をしっかりしていきたいと思います。