日大の勢い止められず、大差で敗戦

男子バスケットボール

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)第20節は、日大と対戦した。第1クオーター(Q)は、G岩屋頼(スポ1=京都・洛南)のアシストを軸にした連係プレーで点を重ね、4点リードして終えた。第2Qでリードを奪われたものの、41-46と点差は一桁に抑えた。しかし後半、早大のミスからの速攻を決められる場面が多く、一気に点差を離されてしまう。徐々にオフェンスの足が止まり、最後まで追い上げられずに71-101で敗戦した。

 第1QはF石坂悠月(スポ2=東京・国学院久我山)が留学生選手を相手に先制点をもぎ取り、順調なスタート。さらに岩屋のバスケットカウント、F星川堅信(スポ3=京都・洛南)のスリーポイントと続き、早大が先行する展開となった。第1Q終盤、相手の速攻からの連続得点で追いつかれるも、タイムアウト後に岩屋のアシストやG堀陽稀(スポ1=京都・東山)の3点プレーなどで立て直し、リードを保ったまま第1Qを終えた。しかし、第2Qから日大の速攻に対応できずに得点される場面が目立ち、逆転を許してしまう。高さのある相手に対してリバウンドにおいても苦戦し、じわじわと点差を離される。岩屋の連続得点、さらにG土家大輝(スポ4=福岡大大濠)のスリーポイントで点差を一桁に戻し、41-46で前半を折り返した。

指示を出す岩屋

 後半戦は開始すぐに星川がスリーポイントを沈めるも、そのまま勢いに乗ることはできず、点が取れない時間帯が続く。さらに相手の速い展開のオフェンスに対応しきれず、第3Q終了時点で13点差に。最終第4Q、早大はパスが回らず、攻め手を欠いた。土家や星川のスリーポイントが決まり食い下がる場面もあったが、すぐに返され点差を縮めることができない。点差を離され続け、最終的に71-101で敗戦した。

ドリブルでボールを運ぶ土家

 前半は順調に点を重ねるも、後半にかけて失速する展開は、今回の試合のみではない。次戦の明大戦を含め、1部リーグ残留のために落とせない試合が続く。長いリーグ戦も終盤に差し掛かっている。ここまでの課題をどれだけ修正していけるかが重要になる。

(記事 権藤彩乃、写真 落合俊)

第98回関東大学リーグ戦 10月22日(vs日大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

24 17 13 17 71
日大 20 26 25 30 101

◇早大スターティングメンバー◇
G#5 堀陽稀(スポ1=京都・東山)

G#12 土家大輝(スポ4=福岡大大濠)

F#13 星川堅信(スポ3=京都・洛南)

G#18 岩屋頼(スポ1=京都・洛南)

F#77 石坂悠月(スポ2=東京・国学院久我山)

コメント

岩屋頼(スポ1=京都・洛南)

――試合を終えて

ここ3試合の東海大、筑波大、日大と全部試合の展開が一緒だったので、まだ課題が解決できていないと思いました。第1Qの入りは良いのですが、第2Qあたりからボールが回らなくなってしまうところが課題です。

――後半に点差を離されてしまった原因は

ボールが止まってミスが続いてしまって、相手が簡単に点が取れるような状態になってしまいました。自分たちが苦労して点を取っているのに対して、相手は簡単に点が取れたというところでやられてしまったと思います。

――ボールを回しづらかった理由は

第1Qは相手も警戒していないという感じだったので回せましたが、それで相手が負けていたので、後半からはディナイとか、ボールを回させないようにしてきて回しづらくなりました。

――次戦への意気込みをお願いします

明治は1巡目で勝っている相手ですが、強いチームにも勝っていて、油断していたら絶対に勝てない相手なので、気を引き締めて勝ちたいです。