法大に1点差で勝利し、初戦突破!

男子バスケットボール

 将来のチームを担う1、2年生が出場して戦う、関東大学新人戦が開催された。早大は開幕したこの日、2部リーグに所属している法大と対戦した。試合は、早大が先制するとその後もリードを許すことなく試合が進むが、第2クオーター(Q)の終盤に逆転を許してしまう。第3QではF小野功稀(社1=新潟・開志国際)がスリーポイントシュートで2点を勝ち越すも、すぐに再び逆転される。しかし第4Qには兪龍海(スポ2=神奈川・桐光学園)がスリーポイントシュートを決めるなど躍動し、残り45秒でファウルをもらうと2本のフリースローを決め1点の勝ち越しに成功。そのまま勝利した。

 スターティングメンバーは小野、G飯島慶記(人1=茨城・下妻一)、G大柳慶悟(教1=東京・早実)、兪、F石坂悠月(スポ1=東京・国学院久我山)の5人。チーム初得点は、石坂。その後なかなか点が入らない展開が続くが、兪がポストプレーやフリースローで点を稼ぎ、14−12で第1Qを終える。第2Qも中盤までは一度も追いつかれなかったが、点差を離すことができず、予断を許さない状況が続いた。そして、とうとう終盤にスリーポイントシュートで逆転されると、30−33で前半を終える。

ドライブする石坂

 第3Qは小野がレイアップ、ミドルシュートなどを決め、飛躍を見せるもチームのファウルが目立ち、流れを持ってくることができない。中盤に小野のスリーポイントシュートで一時逆転するも、すぐさま追いつかれ逆転された。お互い譲らない気迫のプレーでファウルが多くなり、フリースローで点を重ねた。46−52で第4Qを迎えると、石坂と兪がリバウンドやポストプレー、スティールなどで活躍した。最大8点差まで広がってしまうが、徐々にレイアップやスリーポイントシュートなどで点数を重ねる。残り45秒、61−62となったところで兪が2本のフリースローを沈め、逆転。法大にタイムアウトを取られるも、1点を守り切り勝利した。

フックシュートを放つ兪

 試合後、後半に活躍が見られた小野は「最初は思い切りいけていたが、シュートが入らなくて第2Qくらいから消極的になっていた。けれど、気持ちを切り替えて、後半から外してもいいから打とうと思っていったら、シュートが入ったのでよかった」と振り返った。チームで終始目立っていた兪はポストプレーについて、「まだチーム的なことをあまりやっていないので、相手にとって一番ダメージの大きいものを選んでやった」と語った。次戦は5日、17時から大東大と対戦する。

(記事 臼井恭香、写真 落合俊)

第61回関東大学新人戦 3月4日(vs法大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

14 16 16 17 63
法大 12 21 19 10 62

◇早大スターティングメンバー◇
F#14 小野功稀(社1=新潟・開志国際)

F#15 兪龍海(スポ2=神奈川・桐光学園)

G#22 飯島慶記(人1=茨城・下妻一)

G#33 大柳慶悟(教1=東京・早実)

F#77 石坂悠月(スポ1=東京・国学院久我山)

コメント

小野功稀(社1=新潟・開志国際)

――試合を終えて、感想をお聞かせください

まずは勝ててよかったです。久しぶりの試合で、みんな試合感もなくて、僕も最初は思い切りいけていたのですが、シュートが入らなくて第2Qくらいから消極的になっていました。けれど、気持ちを切り替えて、後半から外してもいいから打とうと思っていたら、シュートが入ったのでよかったです。

――特にご自身のプレーを振り返って、いかがでしたか

練習自体が3日前から合流して、あまりチームに馴染めていないままだったので、自分としてはやりづらさもありました。けれど、そこはハーフタイムで反省して、そこで切り替えて自分の良さを出していこうと思いました。それがプレーに出せて、得点にもつなげていけたことが良かったと思います。

――次戦に向けて

大東大さんは留学生の方もいて、高さが揃っているチームなので、今日みたいにリバウンドを取られたりすると、すぐに点差が離れてしまうと思います。まずはディフェンスとリバウンドを徹底して、相手に点数取らせないことと、オフェンスは自分が行ってやろうという気持ちで頑張っていきたいと思います。

兪龍海(スポ2=神奈川・桐光学園)

――試合を終えて、感想をお聞かせください

人数も少なく、新年度初戦でタフでしたけど、何より勝てて良かったです。

――ポストにボールを集めていたのは、戦略があったのですか

まだチーム的なことをあまりやっていないので、相手にとって一番ダメージの大きいものを選んでやりました。

――それに対する周りの連携はいかがでしたか

初戦にしては上出来だなと思います。

――アウトサイドに出てプレーすることに狙いはありましたか

状況を打開することが何より最優先だと思ったので、できることはやろうと思いました。

――次戦に向けて

次戦はもっとハードな試合になると思いますが、今日よりチームの完成度は上がると思うので、しっかりと頑張っていきたいと思います。