今回登場するのは、4年生のF津田誠人主将(スポ4=京都・洛南)、F萩原圭(スポ4=東京・早実)、F宮本一樹(スポ4=神奈川・桐光学園)の3人組。けがに悩まされることが多かった4年生は、集大成となる全日本大学選手権(インカレ)に向けて何を思うのか。今の思いをうかがった。
※この取材は12月1日に行われたものです。
右隣の人を紹介してください!
他己紹介を受ける宮本
ーーまず初めに他己紹介をお願いします
津田 (宮本は)基本的に部活ではずっと真面目で冷静に物事を見ているなという印象です。プライベートではゲームが好きだったり、変なYoutubeを見ていたりだとか面白いところがいっぱいあるんですけど(笑)。ギャップがすごいです。バスケに関してはチームを鼓舞してくれていたり、けん引してくれていたり、同期として尊敬しています。
宮本 萩原は理工学部でバスケに集中するということが難しかったと思います。1年生の頃から実験で練習に遅刻してもバスケをやっていて、睡眠時間が取れていなかったり、疲労が溜まっていたりとかは関係なく熱心に練習をしていました。その姿を同期として見てきて、もちろん後輩も尊敬している部分がたくさんあって、部活のみんながリスペクトするような存在だと思います。プライベートのところでは逆に抜けているところがたくさんあって(笑)。そのバスケの時の姿とのギャップがみんなから好かれていて、よくいじられてます。
萩原 津田は4年間けがに悩まされながらもチームをプレーで引っ張ってきてくれた存在で、今回はけがでインカレには出られないと思うんですけど、その分今までとは違っていて。ベンチを盛り上げてくれることと練習の雰囲気をどんどん上げてくれることに集中してくれていて、バスケに関してはみんなを引っ張ってくれるキャプテンという印象が大きいですね。プライベートのことに関してはすごく多趣味で服のブランドも色々知ってますし、写真とかもすごい好きで、他にも僕が理解し難い趣味とかもいろいろ持っていて。
一同 (笑)
萩原 は虫類を飼って自慢してきたり、僕があんまり興味ないような自慢をしてきて(笑)。バスケとプライベートにはすごいギャップがありますね。
ーー今は何を飼われているんですか
津田 ヒョウモントカゲモドキとか、西アフリカトカゲモドキとかですね。ヤモリみたいな感じです。ぜひ調べて見てください(笑)。
ーーオフの日の過ごし方は
萩原 僕は最近研究活動の方が忙しくなっていて、研究室に引きこもっているんですけど、そういうのがない時は家でゴロゴロしながらゲームしたり、1人で映画とかも行ったりしますね。結構インドアな生活を送っていますね。
津田 僕はさっき萩原が言ってくれた通り、多趣味なので何をしてるかって言われたらあんまり分からないんですけど、基本的にオフは(予定を)カツカツにして外に居るようにしています。
宮本 僕は、最近は卒業論文に追われていて何もできてないんですけど、基本は萩原に似ているような感じでオフの日は何もする気力無くなっちゃって(笑)。基本家にいて、たまに部活の同期だったり高校の友達だったりと遊んだり飲みに行ったりしますね。僕もインドア派ですかね。
「チームとして成長した大会だった」(津田)
笑って話す津田
ーーリーグ戦を振り返っていかがでしたか
津田 リーグ戦は僕が1戦目でけがをしてしまったというのもあって、チームとして戦うというところが難しかった大会かなと思っています。その中で苦しい試合や苦しい時間帯は自他ともにあったと思うんですけど、その時に倉石さん(倉石平ヘッドコーチ、昭54教卒)や上級生中心となって、チームでやらなければいけないこと、何をしたら勝てるのかということを自分たちで答え合わせしながら、最終的には2連勝できるレベルまで持っていけたのはチームとして成長した大会だったなと思っています。
ーー成長したことに転換点などはありましたか
津田 正直ここがというのはあまりなくて。僕がけがしてそこから3試合くらいは何をしたらいいのか分からないという状況が続いていたんですけど、そこから負けた試合を反省して。いいところを増やして、悪いところを少なくしてというふうに繰り返していけたことが最終的な成長につながったと思っています。なので切り替えができたタイミングが転換点になるのかなと思っています。
宮本 リーグ戦の前の練習や試合では津田も出ていて、サイズも平均190センチないくらいでした。感覚的にはリーグでも全然大きい方でいけるなと思っていたんですけど、津田が離脱してしまって。その後やはりリバウンドが取れないなという話が挙がって、勝った試合と負けた試合を比べても全然リバウンドのところで差がついているなと思いました。リーグ戦は負け続けてきて、神奈川大の時に初めて1勝できたんですけど、その試合も通して見ると、チームとしてうまくいっているという感じはなくて。最後の最後に我慢し続けて、やっとこぼれてきた勝ちだったので、うれしかったんですけど、まだ本来の力を出せていないなと思っていました。水戸で2連勝できた前の東海大、専大、拓大の試合では、自分たちのやり続けてきたことが少し出せるようになってきて。点差的には開いてしまった試合もあったけれど、感覚的には倉石さんのバスケに少し近づいてきたかなと。それが最後に水戸の2連戦で結果として出てきました。選手たちと話している時も、今日の試合はパスがつながって、あの時間は全然キツくなかったよねとかずっと走ってられたよねという話はしていて、そういうところでもリーグ戦を通しての成長は見られたのかなと思います。
萩原 津田が1試合目でけがしてしまってから、リバウンドの取れる本数であったり、オフェンスの攻め方がチームの悩みどころになってしまっていて。それ以降、倉石さんもオフェンスの攻め方やリバウンドを徹底しようというところなど変えなければいけないところが増えたので、なかなか厳しい試合が続いて、負け越していました。けれど東海大あたりの試合から自分たちのやりたいことが少しずつできるようになってきて。個人的にチームが一つの壁を越えられたのかなと感じたのは、リーグ戦9位になるための勝ち星が必要な大東大戦です。大東大はリーグでも上位に入っているチームで、そこでようやく勝ち星を得られました。自分たちのやりたいことが徹底できて勝てたというのは、大きく成長できた試合だと感じています。ただ、まだチームとして完成しているわけでないので、最後に成長したチームの力をインカレで見せられたらいいなと思っています。
ーー津田さんはけがをされた中でチームを引っ張っていくことに難しさはありましたか
津田 2年生の時に同じけがをしていたのですが、その時は自分がプレーで貢献できないことに悩まされていました。けれど4年生になり主将という立場を任されて、やはりけがした瞬間に自分が落ち込むべきではないなと思いました。リーグ戦が始まった段階でチームが一丸になって、全員で戦える状態だったからと言われれば、そうではないと思っていました。だからこのけがを起こってしまった事実として受け止めて、プラスの方向に引っ張っていくことが大事だと思って。けがして一番落ち込むべき人間がポジティブな働きかけをすることで、チームももっと頑張ろうと思ってくれるので、そこは気兼ねなく切り替えはできたのかなと思います。
ーーポジティブな働きかけとは、声をかけたりでしょうか
津田 そうですね。僕もこれまでスタメンとして試合に出させていただいて、倉石さんと密にコミュニケーションを取ったりして考え方や戦術をよく聞いてきた人間なので、それを下級生に伝えることもできます。なので落ち込んで話さないというよりも、何か一つでも勝つためにできることがあればやるべきだなと思って。行動すること自体がポジティブになるのかなと思っていました。
ーーリーグ戦後半ではいいかたちのバスケットボールができていました。キーマンはいましたか
宮本 星川(堅信、スポ2=京都・洛南)ですね。あいつはリーグ戦の前半を見てみると、練習では実力を発揮できても、なかなか試合だとそうもいかなくて。うまくいかないことを引っ張ってしまって、ボールを持っても消極的になってしまうところがありました。今回のリーグ戦では、うまくいったときに、それをもう一度やったり、積極的にリングにアタックして点を取ることをしていました。得点を取ることで、ディフェンスなど他の部分もたくさん成長したのかなと思います。
萩原 僕は試合に出ていないメンバーと話すことがあったんですけど、リーグ戦を通して試合がお昼や午前で終わったときには練習がないです。それでも下級生の、試合に絡めていないメンバーが、試合後に体育館に戻ってきて練習したりというのをリーグ戦を通してずっと続けていたというのが印象的でした。反骨心というか、何がなんでも試合に出てやるんだという気持ちを持った下級生がいたことが、うれしかったです。
津田 僕はめちゃくちゃずるい答え方なんですけど、全員ですね(笑)。萩原も言ってくれましたけど、出ている選手も出ていない選手もそれぞれに役割があって、けがで応援席に立っている選手も声を出してくれたり、試合に出ていない選手も、練習の中でスタートメンバーの嫌なところをずっと攻め続けてくれたりとか。全員が成長しあって、相乗効果でいいチームになっていったという印象があるので、全員を褒めたいというか認めている部分があります。ただ同期としては、やはり宮本が一番リーグ戦で頑張ってくれたかなと思っています。4年生は選手が3人しかいなくて少ない中で、コートに立てる人間は1人しかいなくて、ずっとチームでやろうとしていたリバウンドやノーペイントタッチという部分をずっと声をかけ続けてくれて。コート内で引っ張ってくれたのは注目してほしいところですし、宮本が3年生から4年生になるところでとても成長した部分だと思います。
ーーリーグ戦を経て、今年のチームは変化しましたか
津田 春の時に言った機動力というのは出ているメンバーの話をしていました。けれどリーグ戦の途中から方向転換をして、全員でバスケをやろうとなったと思います。なので機動力というか、全員が歯車を噛み合わせていくような、全員バスケといった部分に落ち着いたのかなと思います。
萩原 僕も同じです。
宮本 倉石さんのやろうとしていることは変わっていないと思うので、プレーで言えば変わっていないのかなと思います。けれどやり方というか方向性は全員バスケに変わったと思っていて、そこで春と比べてチームが一つになったかなと感じます。
早稲田を選んだ理由
バスケットボールを始めたきっかけを話す萩原
ーーバスケットボールを始めたきっかけは
萩原 僕は3つ上に兄がいて、その兄が先にバスケをやっていました。小学生の頃、兄がバスケやっていてすごいモテるって言ってたので、子供ながらにバスケやればモテるんだって思って始めました(笑)。そこから大会出てハマっていったという感じで。きっかけは、モテたかったからですね。
津田 不純だなあ(笑)。僕はサッカーをやっていたんですけど、身長が大きいこともあってディフェンダーとかキーパーをずっとやらされていてすごくつまらなかったんです。それでバスケをやってみてポジション関係なく点数を取れるっていうのと大きくても活躍できるっていうことに惹かれましたね。その時たまたま転校生に誘われて始めたのがきっかけです。
宮本 僕は小さい頃からいろいろなスポーツやっていて。けど、どれも微妙で、もうスポーツ嫌だなって思い始めてて(笑)。それで姉がバレーボールをやっていて僕も親に勧められてやってみようかなと思ったんです。でも、近くにクラブがなくて仕方なくバスケを始めましたね。小学校5年生くらいの時にもう一回バレーボールを始めようという気持ちになったんですけど、バレーボールをやっている間もバスケのゴールに入る感覚だったりとか仲間の連動性だったりを思い出していて。心の中では完全にバスケにハマっていたので、またバスケに戻って、今に至るって感じです。
――大学でもバスケを続けようとした理由と早稲田を選んだ理由を教えてください
萩原 僕は早実に入った理由が早稲田大学にそのまま入れるからでした。中学校は言ったらなんですけど全然無名の学校で、それでも早稲田大学に入れたら、こういう人たちとバスケができるというのを知りました。できるのならそういうところでやりたいなと思い、早実に入りました。そして、そのまま大学に入学しました。もう1つ早大に興味を持った理由としては、今研究室で行っている実験もそうなんですが、電気系のことが最先端で学べるということがあります。中学の頃から物理に興味があったので高校で電気のことを知って、今の研究室のことも知りました。そこからも入れたらいいなという気持ちが浮かびました。そして、早大を選んだ感じですね。
津田 僕は早大を選んだ理由を言った方が早いですね。昔から親の教育もあって、バスケだけをやっている人間だと思われたくなくて。高校を選ぶときから文武両道できる学校を選びたくて、洛南高校を選びました。大学に行くとなった時には、より高いレベルで学問をして、スポーツとの両立もできる学校を選ぼうと思いました。慶大か早大の2つで迷っていて、その中で声をかけていただいていた早大を選びました。バスケを続けようと思ったのは高校で高いレベルでやらせていただく機会があったのですが、恩返しする機会がなくて。自分本位のバスケをやっていた感覚があったからです。今まで関わってくれた人に恩返しする場所をつくるためにもバスケをやめられなかったです。
宮本 早大に入った理由でもあるのですが、僕はバスケの強い大学に入るための選択肢が増えるので、偏差値の高い桐光学園に入学しました。監督が早大に入りたかったのですが受験で落ちた経験がある方でした。それで僕に早大から推薦の話がきているから、話聞くかと提案してくださって。早大の試合を見に行った時にサイズは大きくないですが、そういうチームも泥臭く平面で戦っていて、日本人でも、サイズが小さくても戦えるということを目の当たりにしました。戦い方とその後の選択肢の多さを考えて選びました。早大一択でしたね。
ーー少し話が変わってしまうのですが、好きなワセメシは
萩原 潰れてしまっているんですが、西早稲田キャンパスの近くにあった麺爺です。
津田 僕と宮本は所沢キャンパスなので、そこまで本キャン勢に比べると食べていないのですが、どんぴしゃりか図星ですね。
宮本 僕も最近はどんぴしゃりですかね(笑)。
ーーそれぞれ高校の後輩がいらっしゃると思います。高校の時と比べて印象はどうですか
萩原 早実の後輩はたくさん入ってきてるんですけど、いい意味で変わった点としてはみんな積極的にプレーをするようになったことです。変わってない点としてはみんは真面目なところです。僕は真面目って言われることが多いんですけど、みんなは僕以上に真面目な子が多いです。練習終わった後にも練習するし、ずっと練習しているんじゃないかみたいな感じの子が多いです。みんなが変わった点としては積極的になったところが大きいかなと思います。
津田 これって逆も聞いてるんですか?
ーー星川選手にも聞きました!
津田 恥ずかしいなそれ(笑)。僕が被っていたのが星川(堅信、スポ2=京都・洛南)しかいないので、星川の話になるんですけど、星川は寡黙なところだったり、自分のリズムで成長していくところだったりというのはあんまり変わってないです。けれど発信する量、自分からアウトプットする量がすごい増えたなと思います。今までは言われたことを受け入れてて、どれが正解なのか分からないって言っていたんですけど、ここ1、2年で自分の中で選択して成長してるところが変わったなと思っています。
宮本 (兪)龍海(スポ2=神奈川・桐光学園)は、高校の時は練習もやる気がなくて、練習が終わったらすぐ帰るみたいな感じでした。けれど本人は今もBリーグに行きたいということで、練習以外の時間のトレーニングも大事にしています。今はウェイトトレーニングをチームとは別のところでもやっているらしくて、Bリーグに向けた強化もしつつ、自分の苦手というか、これからやらないといけないアウトサイドのワークアウトなどを学生コーチ捕まえて練習以外の時間でやっているところ、先を見据えてやっているところは尊敬できます。高校から見ていた僕からすると変わったなと印象です。
津田 僕が見ていて思うのは、最近出られていなかったんですけど、(兪)龍海がみんなに対してアドバイスをしているところはよく見かけます。宮本とか上級生に対してもどんどん言っていけるところが変わったところだと思います。
ーー試合前によく聴く音楽やルーティンはありますか
津田 僕はAvicciの「Lonely Together」聞きますね。
宮本 僕はずっと動画見てますね。直前に結構プレーの動画が送られてくるので。
萩原 僕もそうですね。
インカレに向けて
ーーインカレに向けて、チームとして強化している部分はありますか
津田 留学生に対するディフェンスとリバウンドです。
宮本 特別に変わったことはなくて、自分たちのバスケは根底にあります。インカレまでに大幅にチームを変えることは難しいので、留学生への対策と自分たちの今までのスタイルを見直して、そこに少し足すくらいですかね。
ーー今年のチームの強みは
宮本 水戸での2連戦がうまくいったのはチームでやろうとすることを徹底できたということです。サイズも他のチームに比べたらないですし、機動力も未だに発揮できていないです。けれどディフェンスのところで、リバウンドとノーペイントタッチからのトランジションを水戸の2連戦で表現できて。そこを強みとしてやっていけたら、チームルールを徹底して勝てるということなので、インカレでも勝てるのかなと思います。
ーー4年連続で日大と対戦する可能性があるかと思います。どのような印象ですか
津田 おかしいですよね(笑)
津田 入りが勝負かなと思っています。昨年もそこで勝っているので。自分たちの流れやペースにどれくらい引きずり込めるかだと思います。
宮本 昨年までは同じ選手がスタートから出ている印象でした。けれど今年のチームを見た時にメンバーがガラッと変わっていて、今まで3年間やってきた日大とは別のチームな感覚があります。なのでトーナメント見た時のインパクトはありましたけど、チームとして見た時に特別な印象はないです。
萩原 日大は昨年、一昨年は絶対的なシューターの選手がいて、そこを中心にオフェンスを組み立てている印象でした。けれど今年は、ガラッとチームメンバーが変わって、攻め方やディフェンスに変更があったチームだと感じています。・・・面倒くさい相手です(笑)
ーーインカレでの目標を教えてください
萩原 個人としてはまだ試合に絡めていないというのもあるのですが、いつ出るか分からないので、最後まで準備していきたいです。もし出られなくても、ベンチから4年生として声をかけたりしてチームの雰囲気をつくっていきたいなと思います。チームとしては日本一です。
津田 日本一という目標を最初に掲げて、そこで自分がけがをしたことで、その目標をズラすのは違うなと思っていて。やはりその目標は変わりません。インカレ期間の自分の責務というのは、支柱です。支えることとチームの柱ということです。チームがうまくいっていない時に、僕が焦らずにベンチから励ましたりだとか、声をかけていい方向に持っていってあげたりすることが求められています。来年以降もこのチームが存続していくように、幹を残すというか。昨年は4年生がこうやってやってきたからうまくいったよねみたいなモデルのようなものを残したくて。4年生がしっかりと、その中で僕も柱として残していきたいなと思います。
宮本 インカレは今までの3年間で、劇的な勝利をしてきています。それも、この1週間での練習の詰め方などやるべきことをやった上で、あのような紙一重の戦いを制することができると思います。まずはこの1週間を大事にしつつ、目標は日本一なので、そこはズラさないでチームの目標としてやっていきたいです。個人の目標としては、昨年大けがをして、10カ月くらいプレーできなくなってしまって。インカレも見ていて、勝ってうれしかったり、負けて悔しかったりしたんですけど、心はどこかチームとは違うところにあるように感じていました。その後シーズンが始まる前にリハビリをしていて、同期もすごく支えてくれました。先輩や後輩も声をかけてくれて、両親やコーチ、トレーナーなどいろいろな人に支えられてやっと僕が試合を迎えられる状況にあります。そこは感謝ですし、最後に思いっきりプレーして恩返しがしたいです。周りも中高でずっと戦ってきた選手ということもあって、最後は悔いのないように恩返しの試合にしたいかなと思っています。
――ありがとうございました!
(取材・編集 落合俊、宮下幸)
◆宮本一樹(みやもと・かずき)(※写真左)
196センチ。神奈川・桐光学園出身。スポーツ科学部4年。ラストイヤーで大きな成長を見せた宮本選手。これまで支えてくれた人に恩返しをする試合にしたいと、インカレへの思いを話してくれました。大黒柱としてコート上の活躍に期待です!
◆津田誠人(つだ・まさと)(※写真中央)
193センチ。京都・洛南出身。スポーツ科学部4年。主将としてチームを引っ張る津田選手。けがでインカレへの出場は叶いませんが、声と行動でチームの精神的支柱となったくれるでしょう!
◆萩原圭(はぎわら・けい)(※写真右)
180センチ。東京・早実出身。先進理工学部4年。これまでの対談でも、後輩から愛されていることを感じる萩原選手。何事にも熱心に取り組む姿勢が尊敬されているそうです。インカレではプレータイムをつかんでコートで躍動してほしいです!