白鴎大に敗れ、入れ替え戦が確定的に

男子バスケットボール

 関東大学リーグ戦第15戦。現在10チーム中9位と低迷している早大は、この日白鴎大と対戦した。すでに6勝し勢いに乗る相手に勝つことで最終週に弾みをつけたかったが、立ち上がりに出鼻をくじかれると、シュートがリングに嫌われたこともあり、66-81で敗れ14敗目となった。

ドライブから得点を重ねた木澤

 第1クォーター(Q)、いきなり相手選手にスリーポイントシュートを決められると、そこから一気に得点する白鴎大。開始から約2分半の間に0-7のランを許し、早くも1つ目のタイムアウトを使ってしまう。早大もG河合祥樹(スポ1=京都・洛南)のスリーポイントシュートが決まるとこれをきっかけに、リズムをつかみ点の取り合いに。しかし、序盤に許したリードが響き、16-22でこのQを終える。第2Qに入ると、リングに積極的にアタックしていくと、これが功を奏し徐々に点差が詰まっていく。しかし、あと1本が出ず逆転できずにいると、再び点差は広がっていく。白鴎大のエース白濱僚祐に豪快なダンクシュートを決められるなどし33-42で前半を終える。

 第3Q、逆転のため立ち上がりで一気に追いつきたい早大であったが、前半同様、相手にランを許してしまい点差は16点にまで広げられる。その後は点差を詰めることもできず時間だけが流れていく展開となったが、終盤にようやく早大のディフェンスが機能する。最後はF山本純平(スポ2=福岡第一)がブザービートとなるシュートを決め、50-60で最終Qに逆転の望みをつないだ。勝利のためには攻めるしかなくなった早大はオフェンスのテンポを上げていく。しかし、白鴎大のアウトサイドシュートがよく入るようになると点差は広く一方に。最後まで相手のオフェンスを抑えることができず、66-81で敗戦。リベンジとはならなかった。

4本のスリーポイントシュートを決めた河合

 第2Qを除く、すべてのQで相手にランを許してしまった今試合。結果、それが最後まであとを引きずり敗れてしまった。これで14敗目となった早大は2年連続で入れ替え戦に進むことが確定となった。しかし、試合はあと2つ残っている。入れ替え戦、そしてそのあとに控える全日本大学選手権につなげるためにも、最終週を2連勝で締めくくりたい。

(記事、写真 岩本剛志)

結果

●早大66-81白鴎大

第89回関東大学リーグ戦10月20日(vs白鴎大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

16 17 17 16 66

白鴎大

22 20 18 21 81
◇早大スターティングメンバー
G#34 池田慶次郎(社2=東京・京北)
G#11 河合祥樹(スポ1=京都・洛南)
F#16 山本純平(スポ2=福岡第一)
F#15 木村晃大(スポ3=京都・洛南)
C#38 宮脇隼人(スポ1=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー
得点    河合祥樹:18得点
リバウンド 山本純平、河合祥樹:4リバウンド
アシスト  木村晃大、木澤義椰:2アシスト