第100関東大学リーグ戦 9月29日 東京・東洋大学総合スポーツセンター
8月下旬に開幕した第100回関東大学リーグ戦。総当たり1巡目の最終戦となったこの日、早大は同じく1部昇格を目指す青学大と対戦した。試合は序盤からインサイドを支配され劣勢の展開となる。中盤に追い上げを見せるが、第4Qで大きくリードを許すとそのまま逃げ切られ敗北。リーグ戦初の2連敗を喫し、8勝3敗で1巡目を終えた。
第1Q、出だしから相手のディフェンスに阻まれ得点できない時間が続く。開始から3分、G下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)のパスからG岩屋頼(スポ3=京都・洛南)がスリーポイントを決め早大に初得点をもたらした。対する青学大はキックアウトからのスリーポイントで得点を重ねていく。8点を追う第2Q、第8節から復帰したG城戸賢心(スポ2=福岡第一)の得点で2点差にまで詰め寄るが、相手にリバウンドからセカンドチャンスを与えてしまい10点のリードを許し前半を終えた。
シュートを放つ城戸
27ー37で迎えた第3Q、F堀陽稀(スポ3=京都・東山)がリバウンドから得点しチームを鼓舞する。F三浦健一(スポ2=京都・洛南)がバスケットカウントをもぎ取り6点差にまで迫るが、相手にインサイドを支配され点差は再び2ケタに。最終第4Q、相手の勢いを抑えきれず0ー8のランを浴び一時20点ものリードを許してしまう。終盤、立て続けにスリーポイントを射抜き追い上げるが、最後は青学大がブザービーターを決めダメ押しの追加点。66ー81で敗北し、8勝3敗でリーグ戦1巡目を終えた。
レイアップで得点する三浦
終始追いかける展開となり、リーグ戦初の2連敗を喫した早大。主に前半に出場した城戸は「チーム力というのを課題にしていたなかで、連敗が一番したくなかった」と悔しさをにじませた。この試合で1巡目が終了し、BIG BEARSは8勝3敗で現在2位につけている。1部との入れ替え戦圏内には残っているものの、3位以下には7勝4敗のチームが4つ並ぶ混戦状態。飯島慶記主将(人4=茨城・下妻一)は「気持ちとしては1試合も落とせない、落としたくない」と力を込めた。1つの負けが命取りとなるなか、チーム一丸となり1部の舞台へいざ舞い戻る。
(記事 三浦佑亮 写真 石澤直幸、永由結衣)
第100回関東大学リーグ戦 9月29日 (VS青学大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 8 | 19 | 16 | 23 | 66 |
青学大 | 16 | 21 | 16 | 28 | 81 |
◇早大スターティングメンバー◇
G#0 下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)
G#5 堀陽稀(スポ3=京都・東山)
F#6 三浦健一(スポ2=京都・洛南)
C#11 初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)
G#18 岩屋頼(スポ3=京都・洛南)
飯島慶記主将(人4=茨城・下妻一)
ーー1巡目最終戦でしたが、どのような気持ちで試合を見ていましたか
個人としては、出たら前から当たって自分たちのやることを僕が体現するという気持ちで試合を見ていました。チームとしてはみんながディフェンスしてリバウンドして走る、という自分たちがやることを徹底できるように鼓舞しようとは思っていました。
ーー8勝3敗で1巡目を終えましたが、ここまでの試合を振り返っていかがですか
正直、負けた3つのチームに関しては、実力差があまりない中でスカウティングをされて負けてしまいました。自分たちのやることに迷いはありませんが、もっとやるべきことはあるし、徹底すべきところがあるんだなと感じた1巡目でした。
ーー2巡目への意気込みをお願いします
気持ちとしては1試合も落とせない、落としたくないです。今週で良くないところを修正して、自分たちのやることを徹底できるようにまた準備していきたいと思います。
城戸賢心(スポ2=福岡第一)
ーー今日の試合を振り返っていかがですか
連敗しないことを目標にして今日の試合に臨んだのですが、ディフェンスが崩れて自分たちの流れに持ってこれなかったのが一番の課題かなと思います。
ーー復帰から4試合目となりましたが、コンディションはいかがですか
ずっとケガをしていたためリーグ戦途中という入るのが難しいなかで、ちょっとずつプレータイムを伸ばしていき感覚をつかんでいきたいと思います。焦らず一個一個チームが勝てるように貢献したいと思います。
ーー8勝3敗で1巡目を終えましたが、ここまでの試合を振り返っていかがですか
チーム力というのを課題にしていたなかで、連敗が一番したくなかったです。3敗してしまったのはみんな悔しいと思うので、次の2巡目に向けて頑張りたいと思います。
ーー次戦への意気込みをお願いします
1つも落とせない2巡目になってくると思うので、全勝して終われるように頑張りたいです。