第100回関東大学リーグ戦 9月7日 東京・明星大学日野キャンパス
関東大学リーグ戦(リーグ戦)第5節は、昨年度のリーグ戦で3位と好成績を収めた駒大と対戦した。第1Q(クオーター)中盤、G堀陽稀(スポ3=京都・東山)の連続得点をきっかけに早大がリードを奪うと、第2Q初めの大量得点でさらにリードを広げて47ー31で後半へ。シュートを決め切れず得点が停滞した場面もあったが、堅実なディフェンスで失点を抑え後半もリードを保つ。得点の波はあったものの、終始主導権を握った早大が84ー54で快勝を収めた。
第1Q、先に一歩抜け出したのは早大。堀の連続得点でリードを奪うと、続いてC初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)がオフェンスリバウンドからフリースローを獲得しチームを勢いづける。第1Q終了間際にはG岩屋頼(スポ3=京都・洛南)がスリーポイントを沈め、21ー13で第2Qへ。第2Qは堀とG下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)の連続スリーポイントで幕を開けた。これを皮切りに早大が得点を重ね19点差とすると、駒大はたまらずタイムアウトを要求。タイムアウト後も堀のスリーポイントや岩屋の速攻など順調に得点を重ねるが、相手に連続スリーポイントを決められ失速。点差をさらに広げることはできず、47ー31で前半を終えた。
ゴール下で得点する堀。この日の早大オフェンスをけん引した
後半戦は相手の連続得点でスタート。早大はシュートミスが続き、なかなか得点を伸ばせない苦しい時間帯に。しかし第3Q中盤で三浦が後半最初のスリーポイントを決めると早大が勢いを取り戻す。特にこの試合26得点の活躍を見せた堀がオフェンスを引っ張り、点差を27点に広げて最終第4Qへ。第4Qはベンチメンバーも出場し、果敢なリングアタックでチームを盛り上げる。終盤はG堀田尚秀(スポ3=京都・東山)、G遠藤 琢磨(商2=山形南)が合わせて3本のスリーポイントを決め、シューター陣が躍動。最終的に84-54と大きく差をつけて早大が勝利した。
スリーポイントシュートを放つ堀田
終始リードし危なげなく勝利を決めたものの、試合を通してシュートの成功率が安定しなかったことなど課題も見えた今試合。オフェンス面でチームをけん引した堀は「オフェンスが停滞してしまった時にどう点数を取るかということや、オフェンス自体は良かったがシュートが入らなかったこと」が課題だと語った。次戦の相手は昨年度も1部リーグで対戦した江戸川大。昨年度は早大が2勝したが、油断はできない。同じく1部返り咲きを目指す江戸川大を下し連勝記録更新となるか。早大のさらなる躍進に期待がかかる。
(記事 権藤彩乃 写真 永由結衣、三浦佑亮)
第100回関東大学リーグ戦 9月7日 (VS駒大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 21 | 26 | 20 | 17 | 84 |
駒大 | 13 | 18 | 9 | 14 | 54 |
◇早大スターティングメンバー◇
G#0 下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)
G#5 堀陽稀(スポ3=京都・東山)
F#6 三浦健一(スポ2=京都・洛南)
C#11 初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)
G#18 岩屋頼(スポ3=京都・洛南)
コメント
堀陽稀(スポ3=京都・東山)
ーー終始リードする展開でしたが、試合を振り返っていかがですか
リードはしていましたが、こっちも点が入らない時間が多かったです。その時間で点差を詰められないようにディフェンスで耐えたから勝ち切れたと思います。
ーー前半は堀選手が得点を重ね試合を盛り上げていましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
今日は周りが見えていて、パスが遠くまで見えていたのでとても良かったと思います。最初にさばいていけたことで自分でどんどんいけました。
ーー今日の試合で見えた課題は
オフェンスが停滞してしまった時にどう点数を取るかということや、オフェンス自体は良かったけれどシュートが入らないということが多くあったので、シュートをしっかりと決め切りたいです。
ーー次戦への意気込みをお願いします
(江戸川大には)外から攻めてくる留学生がいて自分とマッチアップするので、あまりやられないようにディフェンスを頑張りたいです。