[女子バスケ]接戦を繰り広げたが白鴎大に惜敗 今大会3つ目の黒星となった

女子バスケットボール/バスケットボール

第75回関東大学女子リーグ戦(リーグ戦) 9月10日 東京・日本体育大学世田谷キャンパス

 まだ夏らしい暑さが抜けきらない9月10日、関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)が行われた。リーグ戦開幕以来敗北が続いていた早大は、3試合目の今まずは1勝をつかみ取りたい。第1Q(クォーター)序盤から攻守譲らない展開が繰り広げられるが流れは白鴎大のペースに。そのまま第2Qに入りなかなか点差を詰められず、10点差をつけられ前半を終えた。第3Qに入ると、F菊地実蘭(スポ3=愛知・桜花学園)のスリーポイントで流れをつかみ一気に点差を詰めていった。勢いにのった早大はついに逆転し最終Qへと試合を進める。しかし終盤になり相手に連続得点を許し、最終的に79-84で惜敗した。

ディフェンスをかわす西

 試合開始の合図と同時に両校攻守を譲らない展開が繰り広げられた。F西ファトゥマ七南副将(スポ4=千葉・昭和学院)が先制点を決めるが、次第に早大のファウルが重なり相手にフリースローの機会を与えてしまう。その後もオフェンスで攻め切ることができず白鴎大を追いかける形で試合は第2Qへ。第2Qでは、F衣川璃来(スポ3=埼玉栄)やF下田三希(スポ2=埼玉栄)のスリーポイントが連続で決まるなど積極的に攻めるが、なかなか点差を縮めることができない。前半は33-43と10点差のまま試合終了となった。

 オフェンスに向かう衣川

 第3Q立ち上がり、菊池がスリーポイントを決めると早大は盛り上がりの雰囲気に包まれた。このチャンスを逃さず自身のペースを作り上げ相手に得点の隙を与えない。残り2分を切ったところでF阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)の得点でついに逆転し、試合は最終Qへ。早大はこのまま逃げ切りたいところだが相手がスリーポイントで流れを変えて逆転され返してしまう。お互い得点を譲らない拮抗した展開が続いたが最後は白鴎大に押されてしまい、5点差で試合を終えた。

ボールを運ぶ山宮

 最後の拮抗した試合では「最後は本当に気持ちだと思うので、全員で絶対いける。勝とう。ということを繰り返し伝えながらプレイしていた」と衣川は語る。さらに、前2試合を踏まえてできるようになったことが増えていたとも話していた。最後の10秒まで諦めず戦い抜いた早大は、次戦新人戦王者の東京医保大と戦う。これまでの3試合の反省を生かし、リーグ戦初の白星を掲げたい。

(記事・写真 永由結衣)

 

第75回関東大学女子リーグ戦 9月10日(vs白鴎大)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 18 15 27 79
白鴎大 24 17 15 22 84

 

♦早大スターティングメンバー♦

F#1菊地実蘭(スポ3=愛知・桜花学園)

F#7西ファトゥマ七南副将(スポ4=千葉・昭和学院)

F#12阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)

P#13山宮好葉(スポ3=東京成徳大)

F#35衣川璃来(スポ3=埼玉栄)

 

 

コメント

F#35衣川璃来(スポ3=埼玉栄)

ーー今日の試合を振り返っていかがでしたか

 前半はリードされたまま終わる形だったのですが、第3Qの後半の出だしから勢いにのって入ることができました。後半はそのままのリズムでプレイ出来る時間が増えていたのでそこは良かったと思っていますが、最後の最後で自分たちのミスが出たり大事なところで決めきることができず相手に持っていかれてしまったのがすごく悔しいなと思っています。

ーー前2試合の反省を踏まえて今回やろうと決めていたことはありますか

 筑波大と拓殖大との試合で、ピックからオフェンスを展開されることが多く、それに対するディフェンスの面でボールをまずストックしようと決めていました。オフェンスが展開されたらまずはボールを止めるという点は、前2試合と比べて出来たところだったと思います。

ーー最後まで接戦を繰り広げていましたが、どのような意識をもって試合にのぞんでいましたか

 最後は本当に気持ちだと思うので、全員で「絶対いける。勝とう。」ということを繰り返し伝えながらプレイしていました。雰囲気という点では全員が1つになって戦えていたのかなと思います。

ーー次の試合に向けての意気込みをお願いします

 前回の2試合に比べて良いところも増えていたと思うのでそこは継続しながら、後半の大切な時間帯で早稲田が勢いをもってプレイできるように、そして勝てるように試合に臨みたいと思います。