【野球】大学日本代表投手を攻略できず敗戦/立命館大戦

野球

夏季オープン戦 8月26日 安部球場

TEAM 合計
立命館大
早大

 立命館大とのオープン戦に臨んだ早大。試合は先発の香西一希(スポ3=福岡・九州国際大付)が立命館大の4番、星野大和(3年)に2打席連続ホームランを打たれるなどチーム合計7失点。打線も、日本代表にも選出された立大左腕の有馬伽久(3年)に要所を締める投球を披露され、1-7で敗戦した。

先発した香西

 早大の先発マウンドには香西が上がった。初回テンポよく2アウトを取るも、次のバッターに中前打を許し、迎えた4番の星野には左中間に飛び込む本塁打を打たれ、先制点を献上してしまう。続く2回は三者凡退に抑えるも、立命館大打線が二巡目を迎えた3回、長打と四球で2人の走者を背負うと星野に二打席連続となる三点本塁打を浴び、序盤に5点を失ってしまう。

 一方、立大の先発は有馬。7月の日米大学選手権にも3年生ながら選出されていたプロ注目左腕を前に、早大打線は3回まで毎回のようにチャンスを作るも得点を奪えない。しかし、4回には先頭の寺尾拳聖(人3=長野・佐久長聖)が右中間を破る二塁打を放つと、髙橋海翔(スポ2=山梨学院)に中前打が生まれ、1点を返した。この勢いで追加点を狙った早大だが、毎回のように走者を出すもあと一本が出ず、点差を詰めることができない。

適時打を放った髙橋海

 6回、リリーフの齋藤士龍(文2=東京・早実)が先頭打者に安打を浴び、ピンチを迎えると代打の一森健大(4年)に右前打を打たれ大事な次の一点を立命館大に与えてしまう。続く7回には、池淳史(文2=東京・早実)が四球と失策で招いたピンチを抑えきることができずさらなる追加点を献上してしまう。

 終盤には安田虎汰郎(スポ2=東京・日大三)、森山陽一朗(スポ3=広島・広陵)がそれぞれ相手の攻撃を3人で抑え、反撃の流れを手繰り寄せる。この流れを生かしたい早大打線は終盤の7回、8回、9回といずれも回の先頭打者を出すも、後続の打者がつながらず、早大は1-7で敗戦となった。

リリーフした森山

 関西の強豪である立命館大学を迎えた一戦となったが、投打ともに本来の強みを発揮できず敗れてしまった。秋のリーグ戦開幕は約2週間後であり、時間は限られているが、個人やチームとしてこの夏のキャンプで練習してきたことの最終調整を行い、チーム力の底上げを図りたい。

(記事 山口直泰、写真 小畑萌)

コメント

◆森山陽一朗(スポ3=広島・広陵)

ーー今日のピッチングを振り返っていかがですか
 調子がいいとは言えなかったんですけど、調子が悪い中で自分のピッチングをしてどう打者を打ち取るかということを意識して投げました。

ーー三振を取れたことの手応えについて
 いい感じにスプリットが抜けてくれたので、空振りが奪えたかなと思います。

ーーリーグ戦でどのような役割を担いたいですか
 自分は1イニングを任されることになると思うので、その1イニングをどれだけ安定して抑えることができるかというのを意識してやっていきたいと思います。

ーー秋季リーグ開幕間近ですが、リーグ戦に向けて意識することはありますか
 自分はまだ登板が無いので、しっかり投げてアピールできたなと思います。

ーー次回登板への意気込みをお願いします
 しっかりその日の打者を抑えることを目標にやっていきたいです。

◆髙橋海翔(スポ2=山梨学院)

ーーチーム唯一の打点を挙げた打席を振り返って
 2点負けてる1アウト3塁の場面で内野も下がっていたので、とにかくゴロを転がすことを意識して打席に入りました。

ーーまた、粘って取ったフォアボールや一球でバントを成功させた打席での意識は
 低めのボールの見極めをチームで徹底しているので、そこを意識した分フォアボールが取れたのかなと思います。

ーー秋のリーグ戦のスタメン奪取に向けて、この夏に取り組んだことは
 今日はエラーしてしまいましたが、守備が課題で試合に出れていなかったということは自覚しているので、守備をキャンプで重点的に練習しました。

ーー最後に秋のリーグ戦への意気込みをお願いします
 チームとしての目標は4連覇なので、それに貢献できるような守備と打撃をできるように頑張ります。