夏季オープン戦 7月23日 安部球場
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
筑波大 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
早大 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 6 | 0 | × | 12 |
夏のオープン戦初戦を迎えた早大は23日、筑波大と対戦し、12ー3で快勝を収めた。炎天下の厳しいコンディションの中での試合となったが、選手たちは初回から躍動した。
この日先発した髙橋煌稀(スポ2=宮城・仙台育英)は、立ち上がりに守備のミスもあり1点を失い先制を許したものの、攻撃陣がすぐさま反撃に出る。1回裏、石郷岡大成(社4=東京・早実)の安打でチャンスを作り、寺尾拳聖(人3=長野・佐久長聖)が中前へタイムリーヒットを放ち同点に追いつくと、その後も押し出し四球で逆転に成功。早大打線は序盤から相手投手を攻め立て、試合の流れを一気に引き寄せた。

3回には前田健伸副将(商4=大阪桐蔭)の安打とその後の犠打で2死二塁とし、吉田瑞樹副将(スポ4=埼玉・浦和学院)が右中間を破る適時二塁打を放ち、さらにリードを広げる。5回には前田健副将が追い打ちをかける本塁打を放ち、筑波大を突き放した。

7回には前田健副将、壽田悠毅(社3=東京・早実)の適時打で1点ずつを追加すると、なおも満塁のチャンスで打席には途中出場の椎名丈(教4=東京・早大学院)。椎名の打球はライトポール際に飛び込む満塁弾となった。

一方の投手陣も安定した内容を見せた。中盤には越井颯一郎(スポ3=千葉・木更津総合)が本塁打を許す場面もあったが粘り強く抑え、要所で三振を奪うなど失点を最小限に抑えた。

暑さの中でも最後まで集中を切らさず、夏季オープン戦は白星発進となった。27日には日大戦を控えている。この試合にも勝利し、2連勝としたいところだ。
(記事 松本遥、写真 小泉凜)
コメント
◆前田健伸副将(スポ4=大阪桐蔭)
ーー試合を振り返って
チームとしては勝ちましたが、課題もあったので一人一人、個人にはなるんですけどそういったものをつぶして、課題が見つかった良い試合だったという風に思います。
ーーオープン戦初戦ですが、今日の試合の目標は
積極的にいくっていうのはチームとして掲げていたので、自分としては初球から振っていけたので良かったです。
ーーホームランの感触などはいかがでしたか
カットボールがインコースに来て、それを回ったら入ったっていう感じです。
ーーこの夏の目標はなんでしょうか
春あんまり自分の思い描いている数字というか、結果っていうのを出せなかったので、自分の課題と見つめ合いながら夏のキャンプを克服して、もう一回ベストナイン取れるように頑張りたいなと思います。
ーー次戦への意気込みをお願いします
課題っていうのはまだ多分なくならないと思いますが、一つずつ課題を減らして、秋に向けて良い試合が出来るように頑張りたいと思います。
◆髙橋煌稀(スポ2=宮城・仙台育英)
ーー試合を振り返って
オープン戦初めての先発でしたが、自分的には感覚が悪くなく、いい感じで投げることは出来ていました。ただ、要所での変化球の精度であったり、甘いところに(ボールが)いってしまうところがあったため、そこが課題だと思います。
ーーオープン戦初戦の先発となりましたが、今日の試合の目標は
今日は5回の(登板の)予定でしたが、その固定されているイニングをゼロでおさえるという目標でマウンドに上がりました。その中で、初回から1失点をしてしまったものの、それ以上は失点せず最小失点でおさえられたので、初戦にしてはよかったと思います。
ーー感触の良かった球種などはありますか
基本今日は真っすぐもよかったですが、カットボールの精度がいつもよりよかったかなと思います。
ーーこの夏の目標はなんでしょうか
球速はだんだん上がってきています。今日の課題というのは、落ち球がヒットにされてしまったところなので、その精度をもうひとつ上げられるように、夏は頑張っていきたいと思います。
ーー次戦への意気込みをお願いします
最近いい感覚で投げられているので、この感覚を忘れずに、今日良かったところは引き続き伸ばせるようにして、今日出た課題をしっかりと次までにつぶせるように、頑張っていきたいと思います。