沖縄で行われた浦添キャンプ。選手たちの声をお届けする
小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)
ーーここまでのキャンプを振り返っていかがですか
今の東京はとてもじゃないけど野球どころじゃない気象状況なので。それを考えると、今は沖縄らしくなく、お日様が出てなくて寂しいですけど、でも選手が思うように体を動かせる状態なので、非常にいい練習ができています。
ーー東海大とのオープン戦を振り返っていかがですか
我々の目指す野球の形には程遠く、色々と課題が見つかった試合でした。ただ、最後の最後でチャンスをものにしたという攻撃は評価していいかなと思います。
ーー昨年秋から始まった小澤周平主将(スポ4=群馬・健大高崎)のチームをどのようにご覧になっていますか
去年と比べるとどうしても戦力的に小粒になったというのは否めないので、そこの部分をどう補うかっていうところで、小澤が走塁ということキーワードに掲げて、意識改革から始まっています。そんなに急には効果は表れないと思いますが、毎年毎年チームに課題として求めてるのは、秋の最終週、早慶戦でそのチームの完成形が出来上がるように練習をしろという風に言ってますので。その走るという意識付けが、春終わって、夏練習して、秋のシーズンの最後の最後に完成形ができればという風に思ってます。取り組む姿勢で言うと、これは評価してあげたいですね。それぐらい全員が同じ目的意識でやってるので、これは非常にいいことだなという風には思っています。
ーー小宮山監督から見て走塁の現在の完成度はいかがですか
去年のチームに比べれば、かなりアグレッシブなベースランニングができてるんじゃないかと思います。
ーー新1年生が4人キャンプにも参加していますが、印象はいかがですか
あの4人をこっちに連れてきたのは、特別なんだということを知らしめるためです。彼らが1年経ち、2年経ち、チームを中心として活躍をするということで早稲田に来たわけですから。入学前のこの時期にチームに合流して、自分しか練習できない環境に置いて自覚を促すというか、能力的には他の選手と引けを取らない、そういう選手なので、あとは慣れてくれればというところですね。
ーー期待されている選手はいらっしゃいますか
これはやっぱり伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)でしょう。樹は去年あれだけ頑張れていて、今年同じ頑張りだと、多分評価してもらえません。なので、去年以上に頑張らなければ彼の評価は高くなりませんし、その点ではかなりハードルは高くなったけど、ドラフト1位でプロに行くんだという思いがあるのであれば、さらなる活躍を期待したいと思います。
ーーこれからのキャンプ、遠征に向けて意気込みをお願いします
リーグ戦の開幕に向けてチームをシェイプアップしていかないといけないので、その中で今は当落線上にいる選手ばかりだと思います。ある程度キャリアのある選手、リーグ戦で頑張ってもらわないといけない選手っていうのはもう自覚をもって練習しているでしょうし、その頑張りに期待したいです。
大西創志新人監督(人4=東京・城北)
ーーここまでのオフシーズンを振り返って
去年の中心選手、例えば印出(太一、スポ=愛知・中京大中京)さん、吉納(翼、愛知・東邦)さん、山縣(秀、商=東京・早大学院)さんが抜けたので、チームの色も大きく変わったと思います。その中で、新チーム発足当初から走塁という部分に力を入れてやってきましたし、その成果が今日のような実戦練習の中でも形になってきたことは、一つの収穫だと思います。
ーー前任の川内脩平さん(人=東京・八王子)と話したことは
沢山のことを話したわけではありませんが、グラウンド上でのたたずまいや、日ごろからの選手との接し方を常に見てきました。川内さんからは、たくさんのことをその背中から学びました。
ーーここまでで特に印象に残った選手は
渋谷(泰生、スポ4=静岡)の状態は非常に良いように思います。このキャンプに限らず、本人は守備を課題として取り組んでいるようですので、二人三脚ではないですが、共に練習する中で、渋谷が押しも押されぬ早稲田の正遊撃手となれるよう、精一杯サポートしたいと思います。また、新入生では徳丸(快晴、スポ1=大阪桐蔭)が印象に残っています。寡黙な所もある選手なので、あまり話してはいませんが、バットを握ると非凡なものは見せてくれていますし、今の早稲田にあまりいないタイプの打者だと思うので、とても楽しみです。
ーーここまでのオープン戦を振り返って
ここまでは積み重ねてきた走塁の部分で成果が出ているので、その部分については手ごたえを感じることができています。ただ、守備の乱れや、細かい課題はまだまだ残っています。土のグラウンドという難しい環境で練習できるこの機会を生かして、少しでも良い状態で神宮へと帰れるように、選手と一緒に頑張りたいと思っています。
ーーシーズンに向けた意気込みを
まずは春のリーグ戦に向けて、集中して。春優勝することだけを考えて準備していきたいと思っています。
小澤周平主将(スポ4=群馬・健大高崎)
ーー去年のシーズンが終わってからのオフシーズン全体を振り返っていかがですか
勢いのあるチームにしていこうと思っていて、今日の練習を見てもらって分かると思うのですが、声を出して活気よくやっていて、雰囲気としてはすごくいい感じでできています。
ーー今回の春のキャンプでの目標や重点的に取り組もうとしていることはありますか
全体の目標としては、もう春の優勝だけを見て、まだ秋とかは考えずに、春だけの目の前の勝負を勝てるようにというのと、練習で重点的にやっているのは、今年は足を使える人が多いので、今日の朝もやっていたように走塁を重点的に、足でかき回せるようにやっています。
ーー主将として迎える初のキャンプはいかがですか
去年は結構自分のことだけで精一杯だったという部分もあるのですが、今年は周りのことも見て、チームのことを考えてやっているので、多分人一倍疲れていると思います。そこで練習試合とかで結果が出たらうれしいですし、課題が出たらしっかりつぶそうと思って、チームのために何ができるかというのを考えて今やっています。
ーー現状、チームとしての手応えはいかがですか
まだオープン戦何試合かしかやっていないのですが、昨日も勝てましたし、まず大学生相手に勝つことが大事で、社会人相手は結果よりも内容というふうに言っているので、昨日勝てたことは本当に良くて、雰囲気もすごく良くなってきているので、これからあと10何試合かでより良くしていきたいと思います。
ーー昨日は安打も出ましたが、打撃の調子はいかがですか
毎年この時期はあんまり良くないのですが、さっきもヒットが出ましたし、今年は比較的いいかなと思います。打てないことは毎年のことなので、試合に合わせられればいいかなと思います。
ーーサードから再転向したセカンド守備の仕上がりはいかがですか
全然景色が違うので、サードと比べて難しいところはあります。やっぱり去年はセンターラインに印出さん、山縣さん、梅村さん(梅村大和、教=東京・早実)、尾瀬(雄大、スポ4=東京・帝京)がいて、絶対的なセンターラインがあったからこそ守備で勝てていたと思うので。今年は経験が未熟な吉田(瑞樹副将、スポ4=埼玉・浦和学院)、渋谷、小澤、元からですが尾瀬で、センターラインが重要だよと、間違ってもいいから声を出してやれというふうに鈴木コーチ(鈴木浩文コーチ、平5社卒=東京・関東一)からよく言われているので、ピッチャーだったりいろんな人に声をかけながらやっています。
ーー新入生の印象はいかがですか
すごくいいですね。やっぱり同じポジションの湯浅(桜翼、スポ1=宮城・仙台育英)は身長が多分自分よりも小さいのですが、パンチ力があって、高校生とは思えないような体の強さがあるので、これから鍛えれば面白い選手になってくるんじゃないかなというふうに思います。
ーー今後の目標をお願いします
なんとか春優勝できるように、キャンプで頑張ります。
前田建伸副将(商4=大阪桐蔭)
ーー秋、冬のトレーニング期間、これまでのオープン戦を振り返っていかがですか
チームとして走塁に力を入れているんですけれども、走塁練習が生かされている試合が結構あるので、いい試合ができているのかなと思います。
ーー沖縄キャンプでのチーム全体の目標と狙いを教えてください
先ほどもあった通り、走塁に引き続き力を入れていくということと、土のグラウンドで守備での粘りなども鍛えられると思うので、守備力も上げていければと思います。
ーー副将としてキャンプ中に何か心がけていることはありますか
背中で引っ張っていくタイプです。4年生を中心に下級生を引っ張っていければと思います。
ーーキャンプ中に自身で設定している課題、テーマなどはありますか
チャンスで回ってきたときにどのようにランナーをかえせるか、ということを意識してやっています。
ーー昨年以前のキャンプと今年のキャンプを比べて、大きく変わったところはありますか
同じ話になってしまうんですけども、べーラン(ベースランニング)に力を入れています。また、今年は昨年に比べるとシートノックのときなど声は出ていて、いい雰囲気でやれているのかなと思います。
ーー新入生の印象は
そこまで固くプレーしているようには見えないです。のびのびと自分の持っている能力を発揮してもらえればと思います。
ーー今シーズンの目標を、チーム、個人それぞれ教えてください
チームとしては春(春季リーグ)を獲ること。その中でも今力を入れている走塁を発揮できたらと思っています。個人としてはチャンスで回ってきたときにどうランナーをかえせるかが優勝するために必要になってくると思うので、クリーンアップとしての役割を果たせるよう頑張りたいと思います。
吉田瑞樹副将(スポ4=埼玉・浦和学院)
ーーここまでのオフシーズンを振り返って
練習してきたことが出せたり出せなかったりですが、いい収穫になっていると思います。
ーー背番号「6」への思いは
正捕手番号なので、それに恥じないようなプレーをしていきたいと思います。
ーー東海大戦では4打点。打撃の調子は
暖かいところに来て、それなりにバットが触れていると思うので、この調子でがんがりたいと思います。
ーー東海大戦で印象に残った投手は
越井(颯一郎、スポ3=千葉・木更津総合)ですね。真っすぐで相手を打ち取れるのが彼の強みですが、去年よりも球のとからが強くなってきているので、一番良かったです。
ーー新入生の小松龍一選手(スポ1=岩手・花巻東)、佐宗翼選手(スポ1=石川・星稜)の印象は
どちらも普通の高校生よりもいいボールを投げているので、これからの成長に期待したいと思います。
ーーキャンプでの目標は
チームの目標はまず春季リーグを優勝する事なので、そのためにまず、それぞれの大学にどう勝つのかを考えることと、自分たちのレベルアップができるようなキャンプにしたいと思います。
石郷岡大成(社4=東京・早実)
ーーオープン戦を含め、ここまでのオフシーズンを振り返っていかがですか
12月頃から結構ずっとバッティングがよく分からないみたいな感じで。沖縄に来たくらいからだんだん良くなってきているので、まだ万全ではないですけど、これからもっと上げていきたいと思います。
ーー今回のキャンプの目標や重点的に取り組んでいることを教えてください
盗塁です。去年のシーズンで完全に課題になっていたので。チーム全体でも取り組んでいますし、個人的にも今1シーズン10盗塁を目指しているので、(重点的に)取り組んでいます。
ーー昨年はレフトを守っていましたが今年はライトを守ることになり、その点で難しさはありますか
右バッターの打球の伸び方が去年と全然違うと思っていて。ライト線の打球の判断が結構難しいなと思っているので、もっと色々経験を積んで、どんどん慣れていきたいです。
ーー現在のバッティング、走塁、守備の完成度は
60パーセントくらいです。バッティングも、出塁率を目標にしている中でまだボール球を振ってしまうことも多いので、選球眼をもっと磨いていかないといけないし、走塁や盗塁に関しても、だんだんつかんできているものはあるんですけど、もっと実戦積んで完成度を上げていきたいと思います。
ーー個人として、今季の目標は
一番は出塁率4割です。5割いきたいところですけどなかなか難しいので、1シーズン出塁率4割で10盗塁というのを目標にやっています。
ーー今後のキャンプとオープン戦への意気込みをお願いします
チームとして試合数を積んで、勝てるチームになるようにするというのと、そこに自分の役割が出塁したりランナーをかえしたり色々あると思うので、今年もやっぱり足でかき回すというのを自分のモットーにして、チームに貢献できるように頑張りたいです。
伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)
ーーここまでのオフシーズンを振り返っていかがですか
トレーニングとかの成果は少しずつ出つつあるので、いいオフシーズンというか、11月が終わってからいい感じでできているのかなと思うので、あとは調整次第かなと思います。
ーー春キャンプの目標や重点を置いていることはありますか
投手陣としてはもう実戦になってくるので、フォアボールの数とか失点数をどれだけ抑えるかというのをその試合ごとにちゃんと設定をして、投手陣全体で目標達成に対する緊張感とか、その試合の中でどう投げるかというのを、リーグ戦に近い環境の中でやれるようにしています。個人としてはとにかく長いイニングを抑えることを継続してやっていて、キャッチャーが変わることもあって、色々難しい部分が出ているので、長いイニングを投げながらちょっとすり合わせをしないといけないなというのは、開幕までの課題だと思います。
ーー昨年は登板数が多いシーズンでした。現在のコンディション面に影響はありましたか。
特にケガはなく、痛みもない中でオフシーズンやれているので、昨年の疲れがあるのかどうかはあまり分かりませんが、ひとまずここまではケガや痛みなくやれています。
ーー投手陣の雰囲気はいかがですか
昨年のメンバーに入っていた人たちが結構残っているので、その中でさらに競争してメンバーの中に入ってやろうという子たちが結構多くて、いい感じに競争はできているかなと思います。全体的には成長してきている部分もあるし、まだまだな部分がたくさんあるので、1つずつやれていることはやれているし、成長できているしという部分もあります。
ーー正捕手・印出選手がチームを離れました。捕手陣との連携は上手くいっていますか
かなり課題としてやっている部分で、まだまだすり合わせは足りないですし、リーグ戦を経験していない2人なので、「僕が正しい」みたいになってしまっている感じがあるので、もっとちゃんとキャッチャー陣としての色を出して、「こうやりたい」「こうしていきたい」みたいなのをすり合わせながらやらないといけないなというのを話して、今やっと実戦に入っています。これからどう課題をつぶすかというのは、ピッチングとかいろいろな場面でずっと繰り返してやっているので、なんとか開幕までに間に合えばいいかなと思っています。
ーー新入生の印象はいかがですか
投手陣に関しては小松と佐宗が入ってきて、2人ともいいものを持っているし、いいボールを投げているので、とにかくケガしないことだけですね。そんなに負担がかかることはないとは思うのですが、リーグ戦でも投げられるようなレベルのピッチャーだと思うので期待しています。野手陣に関しては後輩が入ってきたので頑張ってもらいたいですし、徳丸(快晴、スポ1=大阪桐蔭)に関しては出れるぐらいのレベルがあるんじゃないかなと思うので、楽しんでやってもらえたらなと思います。
ーー今季の目標をお願いします
今シーズンは同じくずっと勝てる投手というのを目指しているので、勝ち星をとにかく挙げ続けるというのと、まだタイトルが取れていないので、奪三振と最優秀防御率を個人的にはタイトルとして取りたいです。あとはチームの優勝は自分の結果が良ければ自ずとついてくるものだと思っているので、とにかく勝ち星を挙げるというところを一番に今シーズンは頑張りたいなと思います。
尾瀬雄大(スポ4=東京・帝京)
ーーここまでのオフシーズンを振り返って
去年から何か変えたとかではないんですが、まだまだ全然つかめてない感じです。ただ、今苦しんで、リーグ戦で打てればいいかなと思って頑張っています。
ーーこのキャンプでの目標は
とにかくバットを振るしかないかなと思っているので、今あまり打てていない中で、何かきっかけをつかめればいいかなと思ってやっています。
ーー東海大戦後にも打撃練習をされていましたが
そうですね、もうもうとにかく、バットを振ったやつが勝つと思ってるので。調子悪い時だからこそ、バットを振って汗流してっていう感じです。
ーー2月から合流された新1年生の印象は
野手の2人はすごくバッティングが良くて、徳丸(快晴、スポ1=大阪桐蔭)はよく外野で一緒によくいて、話す事が多いですが、打席に立つとすごく雰囲気があって。これからいい選手になっていくんだろうなと感じます。
ーー背番号1への思いは
背番号1をつけてこのチームを引っ張るっていうのは、入学するときから持っていた目標でした。実際に背番号1になったので、チームの役職についているわけではないですけど、野手の中で1番実績を残してる人として、また結果でチームを引っ張っていかないといけないなと思います。
ーー残りのキャンプ、遠征の目標は
東京に帰るまでには何かをつかんで、打てるようになって帰りたいなと思います。
渋谷泰生(スポ4=静岡)
ーーオープン戦を含め、ここまでのオフシーズンを振り返っていかがですか
バッティングの方は調子上がってきて、チームに貢献できたかなと思うんですけど、守備の方がまだレベルが低いので、そこをしっかりここから意識していきたいと思います。
ーー今回のキャンプの狙い、重点的に取り組んでいることを教えてください
キャンプでは東伏見と違って土のグラウンドで、守備力をしっかり一から鍛えられるかなと思っているので、そこを重点的にやっていこうと思います。
ーーショートを担うプレッシャーや、逆にやり甲斐などはありますか
大学3年の春頃までずっとセカンドをやっていたので、ショートになって色々難しさはあります。山縣さんの後のポジションは結構荷が重いところはあるんですけど、少しでも追いつけるように、チームに貢献できるように、守備の精度を上げていきたいと思っています。
ーー攻守それぞれで自身の役割はどのように捉えていますか
攻撃の方で言うと、2番バッターとして1番の尾瀬の出塁からチャンスを広げるためのバントであったり、バスターであったり、そういう小技を求められると思っています。今はバッティングの調子が良いので、自分がチャンスを作るというかたちも、これからも続けていければと思っています。守備面で言えば、ここ数試合オープン戦でエラーをしてしまって、そこから点を取られてピンチになっているので、チームの守備の要としてレベルはしっかり上げていきたいです。
ーー個人として、今季の目標は
エラーをしないことが一番の目標です。取れるアウトをしっかり取っていくというのが自分の最大の目標かなと思います。難しいプレーよりは基本に忠実に、取れるアウトを取っていこうと思っています。
ーー今後のキャンプやオープン戦への意気込みをお願いします
まだキャンプが始まったばかりなので、ここからしっかり土のグラウンドで、また一から守備を鍛え直していきたいなと思います。
田村康介(商4=東京・早大学院)
ーーここまでのオフシーズンを振り返っていかがですか
順調なオフシーズンを過ごしたと思います。打撃においても、守備の面においても、走塁の面においても全てレベルアップして、自分の人生の中でピークに持ってきていると思うので、このままリーグ戦までつなげていけたらなと思います。
ーーご自身が想像していたようなオフシーズンがここまで過ごせているということですか
そうです。そういうことです。
ーーこのキャンプでの目標を教えてください
この好調をキャンプでキープし続けて、リーグ戦に入っていけるように、質の濃いキャンプにしていきたいと思います。
ーー新入生の印象はどうですか
湯浅は「田村さん練習一緒に入っていいですか」みたいなことを言ってきたりして、すごく積極的で。野球を学ぶ姿勢が凄くあるんだなと感じますし、レベルが高い選手なので、自分も多く学ばせてもらっています。
ーー今季の個人としての目標を教えてください
自分の目標はリーグ戦全試合に出場することです。その中でも打率などにはこだわらず、10安打、5打点というのを目標として、今考えています。
田和廉(教4=東京・早実)
ーーここまでのシーズンを振り返っていかがですか
このオフは、ピッチャー陣全体で球数を投げるという目標を持って練習に取り組んでいました。自分もその先頭に立てるようにしっかり球数を投げ込んだ中で、球速であったり精度であったりを高めてこれたと思います。
ーー球数投げられたということですが、片やひじの状態はいかがでしょうか
出力自体も、冬ということもあって上げて投げてはいなかったので、張りであったり、痛みとかは特にないです。投手陣全体としても健康に来ているとは思います。
ーー西武戦では4回6奪三振と好投されました。プロ相手に投げた中で手応えは感じられましたか
スイングスピードや、打席内での圧力といった部分は、学生とは違うものを感じました。ただ、その相手に対しても自分のボールをしっかり投げ込めば、空振りであったり見逃しが取れていたので、自分の投球をすればどの相手でも抑えることができる、という自信はつきました。
ーー長いイニングでの登板が目立っているようにも感じます。リーグ戦でも先発登板は見据えていますか
小宮山監督とも話して先発をやりたいと伝えています。リーグ戦で投げるかどうかは分かりませんが、チームが1番勝てるような最善策を取った時に自分が先発を任されるなら、長いイニングでしっかり抑えられる準備もしていかないとダメだと思っています。このオフを通じて長いイニングを投げるということを目標としてやってきたので、リーグ戦で投げれたらなと思っています。
ーー冬の強化期間で意識していたことはありますか
まずはフィジカル面の強化ということですね。昨シーズン投げることはできましたが、ケガをしない体はまだまだまだ未完成だな、とに思っていたので、フィジカルの強化と、それに応じて球数をどんどん放っていく中で、自分に合ったフォームを模索できたと思っています。
ーーキャンプでの目標を
出力を上げる機会を冬は設けてこなかったので、暖かい中で練習できる環境がありますし、球速であったり、変化球のキレ、球速も気にしていければなと思っています。
ーーチームとして今季の目標を
まずは春の優勝、そして日本一です。それをしっかり取れるように、投手陣で1点も取られないように頑張っていきたいと思います。
香西一希(スポ3=福岡・九州国際大付)
ーーここまでのオフシーズン、冬の期間やオープン戦を振り返っていかがですか
冬場に意識してきた、強いストレートを投げ込むということが実戦でもできているかなと思います
ーー以前のインタビューで球速が課題だとありましたが、今、具体的にトレーニングの効果は出ていますか
まだあまり感じられていないです。スピード面では上がっていないですが、真っすぐの強さは上がっていて、打者から差し込んだファウルが取れているかなと思います。
ーーこの春のキャンプではどのようなことを目標として取り組んでいますか
実戦が多いので、対打者でどう抑えていくかを考えています。変化球をしっかりゾーンに投げる、カウントを取る変化球と決めにいく際どいゾーンに投げる変化球を、自分で分けながら練習しています。
ーー昨日のオープン戦にも登板していましたが、いかがでしたか
ストライク先行で投げられたことは良かったです。四球を出したくないという気持ちや、投手有利に進めたいという気持ちが強すぎて、初球を簡単に取りに行ったところを打たれてしまいました。ストライク先行で行きたいという気持ちは大事ですが、逆に簡単にいきすぎないようにということを意識してこれからやっていきたいなと思います。
ーー投手陣の新人の印象はいかがですか
小松と佐宗の2人とも特徴のある良い投手です。小松は真っすぐが強くて、佐宗は色々な変化球をキレよく投げられるタイプです。すごく頼もしい2人が入ってきてくれたなと思っています。
ーー今季の目標を教えてください
今季は先発をしたいという思いで今やっています。先発だったら先発、中継ぎだったら中継ぎ、任せてもらったところでしっかり腕を振るということを意識したいです。チームの勝ちにすごく直結するポジションなので、しっかり責任を感じて投げていきたいなと思います。
越井颯一郎(スポ3=千葉・木更津総合)
ーーここまでのキャンプはいかがですか
いいキャンプになりそうだなっていう感じがあります。
ーーこのキャンプで取り組みたいことは何かありますか
細かい部分ですけど、変化球のコントロールであったり、無駄な球をなくすとか。フィールディングの部分などの、投げる以外のところも含めてしっかり重きを置いてやっていきたいです。
ーーストレートの強さや速さが増した要因はありますか
この冬には色々なトレーニングを積んでやってきました。自分は速く動くことが苦手で。速く動けないとスピードも速くならないので、速く動くというところ。ダッシュ系とかジャンプ系で速く動かすということをしています。
ーーストレートで空振りを取ることができる要因は
回転の部分と、まっスラする部分が大きいかなと。
ーー変化球に関してはどうですか
スライダーはだいぶ良くなってきて、カットボールなどの曲がる系は良いのですが、カーブの精度だったりとか、チェンジアップのコントロールが良くなればなと思います。
ーーこれからの実戦の場で試したいことなどはありますか
変化球をうまく投げることができるようにしたいです。
宮城誇南(スポ3=埼玉・浦和学院)
ーー冬の強化期間やオープン戦など、ここまでを全体的に振り返っていかがですか
冬の間はもう一段階、選手として、投手としてのスケールアップをテーマにしてきました。2月の日本通運とのオープン戦の時から、冬にやってきたことが形になりつつあります。出力的な部分では、昨年の今頃より3、4㌔、もしくは4、5㌔、スピード自体が速くなっています。数字として目に見える結果で成果が少し出たので、その点でやってきたことは間違っていなかったのかなという感じです。
ーーキャンプのテーマは何ですか
東京の方が寒かったので、暖かいところで体をどんどん動けるような状態にしていき、試合感を取り戻し強化しつつ、実戦感を取り戻していければいいかなというイメージでやっています。
ーー宮城選手にとって沖縄は地元ですが、安心感はありますか
帰ってきたという感じはそこまでないです。ただ、沖縄というと、球場が小中学生の時に試合をしていた球場なので、そこの部分での安心感、やりやすさはあります。
ーー今回のキャンプ期間で、具体的に取り組んでいることはありますか
冬はウエートに力を入れて体を大きくして筋肉をつけました。大きくした筋肉を次は使えるようにしなければいけないので、ウエートは少し減りましたが、レッドコードという体幹を強化する器具やウォーターバッグで体幹を鍛え、大きくした体をフォームに落とし込む作業を沖縄でやっています。
ーー投手陣の新人2人、小松選手と佐宗選手の印象はいかがですか
第一線で活躍してきた選手というのもあって、2人ともいい意味で高校生っぽくないです。投球のスタイルや、マウンドでも最近まで高校生だったとは思えないような落ち着きがあるので、さすがだなと思います。
ーー3年生として臨むキャンプですが、これまでのキャンプと比べて心境の変化はありますか
昨年まではどちらかというと先輩について行くという感じでした。上級生になって下級生も増えてきた中で、上級生について行きつつも、自分も後ろを振り返りながら引っ張っていかなければいけないです。そこは今までとは違うのかなと思います。
ーー今年は背番号18を背負う2年目ですが、今シーズンに向けての意気込みをお願いします
勝負の年になると思います。昨年色々な経験をさせてもらった分、今年は結果を出していかなければいけない年になってくると思うので、とにかくしっかり結果にこだわっていきたいです。その中で、チームの優勝にしっかりと貢献できるようにやっていけたらなと思います。
(取材・編集 西本和宏、田島凜星、林田怜空、西村侑也、栗原礼佳、稲積優一、土橋俊介、瀧島遼太郎)