3月9日 沖縄・ANA BALL PARK 浦添
ANA BALL PARK 浦添を拠点にキャンプを行った早大野球部。その練習の様子をお届けする。
グラウンドでは午前9時に練習は始まり、各自でストレッチなどを行ったあとにダッシュをしてこれからの練習に備えた。一度集合をかけられ、これからの練習についての伝達を行った。シーズン開幕前ということもあり、ケガをしないようにと再三言っていたのが印象的だ。その後ベースランニングや走塁練習、キャッチボールなどを行った。

午前の最後は野手を守備位置に着かせ投手と打者が対戦する実戦的な練習を行う。小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)も参加し課題点やその改善策などを挙げさせリーグ戦に向かって調整を進めた。
午前の練習が終わると、多くの選手がさまざまな場所で食事休憩をする姿が見られた。この間にも、メイングラウンドは静まることなく、石郷岡大成(社4=東京・早実)、尾瀬雄大(スポ4=東京・帝京)、清宮福太郎(社4=東京・早実)、寺尾拳聖(人3=長野・佐久長聖)が特打を行い、快音を響かせた。

全体練習が再開されると、ケージを使った打撃練習とポジションに一人ずつついた守備練習が同時に行われた。野手陣はティー打撃で打感を確かめながら、ケージでの打撃に備えた。小宮山監督、金森栄治助監督(昭54教卒=大阪・PL学園)、前田健伸副将(商4=大阪桐蔭)らが打撃投手を行う場面もあった。


午後の練習で投手陣は多様なメニューをこなした。サブグラウンドでは体を動かすメニューや内野ノックを行い、投球とは違う動きで体に刺激を入れた。その後、ブルペンで練習をしていた投手陣も合流し、ダッシュ系のトレーニングへ。特に印象的であったのは、キャンプ名物坂道ダッシュ。翌日に登板予定のある選手たちもレベルアップのため、ダッシュに何本も励んだ。


ケージでの打撃練習が終了したメイングラウンドでは、選手たちが各々のメニューをこなした。特守やブロッキングの練習、ロングティーなどで課題を見つめ、己を追い込んだ。泥だらけになった練習着は努力の証。必ず報われる日が来るだろう。


(記事 瀧島遼太郎、土橋俊介 写真 西本和宏、田島凜星、栗原礼佳、土橋俊介)