吉田瑞副将、田村に適時打でオープン戦今季初勝利!/神奈川大戦

野球

春季オープン戦 2月28日 安部球場

TEAM 合計
神奈川大
早大 ×

 氷点下に迫る厳寒の中、早大はオープン戦で、神奈川大学野球連盟の神奈川大と対戦した。4回に吉田瑞樹副将(スポ4=埼玉・浦和学院)の適時二塁打で先制すると、同点で迎えた8回には田村康介(商4=東京・早大学院)の適時三塁打、石郷岡大成(社4=東京・早実)の適時打で一挙3点を追加。4ー1で春季オープン戦初勝利を収めた。

※更新遅くなり、申し訳ありません。

 先発の宮城誇南(スポ3=埼玉・浦和学院)は2回を三者凡退に抑えるも、3回には先頭打者に安打を許し、打者2人に四球を与えたことで2死満塁のピンチを背負う。しかし、後続を気合の投球で三振に打ち取り、3回無失点4奪三振と左腕エースの意地を見せてマウンドを降りた。

先発の宮城

 4回、石郷岡が四球で出塁すると吉田瑞副将の適時二塁打で先制。続く5回、リリーフの松本宗二郎(文構2=東京・国学院久我山)が1安打3奪三振の好投で神奈川大打線を封じ、春季オープン戦初勝利へ向け試合の流れを早大に持ち込もうとする。

先制打を放った吉田瑞副将

 このまま勢いに乗りたかった早大打線だが、6回に登板した相手の救援投手の快投もあり6、7回を無安打で終える。8回、越井颯一郎(スポ3=千葉・木更津総合)がマウンドに上がるも、先頭打者の打ち取った打球が野手の失策となってしまう。この走者を適時でかえされ同点に追いつかれた。

 その裏、小澤周平主将(スポ4=群馬・健大高崎)、前田健伸副将(商4=大阪桐蔭)が四球で出塁し1死一、二塁の好機を作り出すと、田村が走者一掃の適時三塁打、石郷岡も適時打を放ち3点を追加。相手投手の制球の乱れを突いて一気に点差を引き離した。

適時三塁打を放った田村

 最終回にも越井が登板し、先頭打者を一ゴロ、続く打者を二者連続三振に抑える圧巻の投球を見せ4ー1で勝利。吉田瑞副将、宮城の「浦学コンビ」の活躍が中心となって春季オープン戦初白星をつかみ取った。翌日5日から本格的に始動する浦添キャンプで鍛錬し、チームの底力を一丸となって伸ばしていきたい。

(記事 飛田悠那、写真 早崎静)

コメント

◆宮城誇南(スポ3=埼玉・浦和学院)

ーー今日はどのようなテーマや目標を持って登板されましたか
 3月1日の西武ライオンズ戦で投げたときに、真っすぐの精度と、カットボール、スプリットのストライク率が少し悪かったので、その精度を修正したいなと思っていました。また球数の面でも、球数のマネジメントを意識しながらやりたいなと思って投げていたのですが、3回に少し球数がかさんでしまって、結果的に1イニングでフォアボールを2個出してしまいました。やりたいことができたかと言われたら、そこまで今日はやりきれた感じではなかったかなと思います。

ーーご自身の今日の投球を全体的に振り返っていかがですか
 これほど寒い中で投げるのは初めてでした。ここ最近ずっと点を取られてしまっていたので、悪いなりに無失点で抑えることができたというのは良かったのかなと思います。

ーー寒い中での登板となりましたが、何か寒さ対策はされましたか
 いつもよりアップの量を増やしたりと、とにかく動いていました。イニング間もとにかく体が冷えないようにしました。

ーーキャンプに向けた目標、課題を教えてください
 出力の面で、去年の秋にスケールアップをテーマにして冬にやってきたことが、今年に入ってから少しずつ形になりつつあります。そのレベルを上げていきながら試合感を取り戻し、スケールアップした部分の精度をもっと上げられればいいのかなと思います。