春季オープン戦 2月28日 安部球場
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
亜細亜大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 1 | 1 | 7 |
早大 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 |
早大は、ともに神宮球場を主戦場とする亜細亜大とのオープン戦に臨んだ。3回に前田健伸副将(商4=大阪桐蔭)の適時打で先制するが、その後、松本宗二郎(文構2=東京・國學院久我山)が相手打線につかまり逆転を許す。6回には清宮福太郎(社4=東京・早実)の適時三塁打で1点を返すが、点差を縮めることができず、4ー7で敗戦。オープン戦初白星はお預けとなった。
先発マウンドに上がった伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)は初回を三者凡退に抑えるが、2回には安打と死球でピンチを背負う。それでも、リーグ戦20勝を目指す早大のエースは落ち着いて後続を処理し、結果的に無失点でオープン戦初登板を終えた。救援の梶田笙(スポ4=大阪・早稲田摂陵)は緩急のあるボールを投げ込む。「ワンポイントをしっかり抑えられるように」と語る梶田がリーグ戦初登板に向けアピールした。


スコアが動いたのは3回。二死から渋谷泰生(スポ4=静岡)の内野安打をきっかけに満塁の好機を作る。ここで打席に入った前田健副将が放った打球が三遊間を抜け、2点を先制した。

その後、逆転を許して迎えた6回、得点圏に走者を置いて、背番号21を背負った清宮が打席に入る。清宮はバットを折りながらも打球を中堅後方へ飛ばし、適時三塁打とする。ラストイヤーで初のリーグ戦出場に向け、「1打席、1球で仕留められるように」と意気込みを語った。

しかし、その後の早大は毎回得点を許す展開が続き、最終スコアは4ー7。春季オープン戦初勝利とはならなかったが、渋谷が猛打賞を記録したほか、田村康介(商4=東京・早大学院)も適時打を含む2安打を放った。春が近づく安部球場で、選手たちのアピール合戦が続いている。
(記事 西本和宏、写真 土橋俊介)
コメント
◆清宮福太郎(社4=東京・早実)
ーー代打での安打を振り返っていかがですか
左ピッチャーのところで自分が出るとわかっていたので、イメージしながら準備ができました。色々な準備ができているなっていう気持ちがあった上で打席に入ったので、ボールの見え方も良かったですし、内容は良かったと思います。
ーーバットが折れましたが
芯だったので、詰まったとか、(バットの)先だったという感じではなかったです。折れてあそこまで飛ばしたことはあまりないのですが(笑)。たまたま出ちゃいました。
ーーご自身の打撃の売りはなんですか
思い切りの良さかなとは思ってます。しっかりヤマを張るところで張れるが強みかなと思います。
ーー最終学年となりますが、意識していることはありますか
最初は1試合に1打席の中で勝負というのが自分のやることだと思うので、1打席でしっかり結果を出せるように、練習から打ち損じ等をなくせるように、1球で仕留めるように意識して練習していきたいです。
ーー松江一輝副将(人4=神奈川・桐光学園)が期待の選手に清宮選手を挙げていましたが、チームの中でどういった存在になっていきたいですか
確かに自分が出ることによって、球場のお客さんも多少反応があるんじゃないかっていうのは、今までの経験で予測はつついていて。去年の清原正吾(慶大)もそうでしたが、名前で注目される中で結果を出したらより注目されますし、応援してくれる人も増えてくれると思うので、頑張ります。
◆梶田笙(スポ4=大阪・早稲田摂稜)
ーー今日はどのようなテーマを持って登板されましたか
相手が亜細亜大学という強い相手だったので、とにかくカウントを良くして、打たせて取ることができればいいなって思いながら投げていました。
ーー実際にご自身の投球を振り返っていかがですか
ある程度カウントを良くしながら、腕を振って勝負できたと思います。
ーーこれからチーム内で目指す立ち位置はどこですか
結構良いピッチャーがたくさんいるので、1イニングやワンポイントでパッと出た時にしっかり抑える、というポジションになれるようにしたいです。
ーーこれからの目標や課題はありますか
数字的な目標でいうと、ストレートを140㌔くらい出すことと、どんどんストライクを取っていけるピッチャーになりたいです。