2月29日から3月17日まで浦添キャンプを実施した早大野球部。今回は東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)を控える中で、キャンプで鍛錬を重ねるスタッフ、選手たちのコメントをお届けする。
※学年は全て令和6年度(新年度)のものです。
小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)
ーーここまでの沖縄キャンプを全体的に振り返っていかがですか
天候恵まれず、ストレスのたまるキャンプ序盤ではありました。昨日からようやく太陽も出てきて出てきて、外でできるようになっていますが、東京は寒いということは聞いてるので。その分、多少は体が動くとは思うのですが、やっぱり外でやれてないということで、少しマイナスかなという感じはします。(キャンプ)後半の天気は回復してくれるでしょうからペースアップしていければと思います。
ーー沖縄キャンプでのHONDA鈴鹿との2試合はどのように見ていますか
もちろん勝つに越したことはないのですが、リーグ戦に向けていろいろとこちらでチェックしなければならないので。もちろんその選手の能力、リーグ戦に使える使えないということも含めてですけども、諸々チェックしなければならないということで言うと、相当な収穫がありました。東京に戻って3月の末からリーグ戦向けて真剣勝負が始まるという位置付けで、そこまでの間でいろいろな課題があぶり出されたので、それを消化していきたいと思います。
ーー秋から新体制になって、あと1ヶ月ほどでリーグ戦が始まりますが、ここまでの新チームをどのように見ていますか
昨年の秋の優勝を逃した早慶3回戦から、主将の印出(印出太一主将、スポ4=愛知・中京大中京)がとにかく悔しさを持って何とか天皇杯をということで始まりました。始動当初はいい緊張感の中でやってくれていたので、天皇杯奪還の可能性というのは十分あるという風に思っていました。ですが、やはり人間はだんだん時間が経つと緊張感が薄らいでしまうなと。その気持ちが今薄らいでしまって、今は緊張感が足りない状態になってるかなという風に思います。つまらないミスの連発なので、そういったところはリーグ戦までに改めなければならない部分です。リーグ戦が近づけばどんどん緊張感は増してくるでしょうから、どういう状況になるのかじっくりと観察している感じではあります。
ーー昨シーズン第1先発を務めた加藤孝太郎選手(令6卒=現JFE東日本)や中継ぎ陣を支えた4年生が多く抜けてまいました。そんな中でキャンプでは髙橋煌稀選手(スポ1=宮城・仙台育英)や安田虎汰郎選手(スポ1=東京・日大三)といった新戦力の台頭も見られてきましたが、今シーズンの投手陣という部分はどのように見ていますか
あいつとこいつとそいつとというように指はたくさん折れるので、新人も含めてですけども、数がいるという風に思ってます。ただ、本当にリーグ戦、修羅場をくぐって勝たなきゃいけないという状況になるので、もうワンランクツーランクレベルを上げないと他の大学と戦うのは厳しいと思ってます。 オープン戦を通じて戦力になる、チーム力をアップできるような投手陣の編成になるよう考えてます。
ーー昨日での試合では印出主将に本塁打が飛び出し、一昨日の試合では吉納翼副将(スポ4=愛知・東邦)が猛打賞でしたが今シーズンの打撃陣という部分に関してはいかがですか。
いいピッチャーになったらそうは打てないので、そういった中でいかに点を取るかということを課題に掲げてやっています。自己犠牲いとわずという精神で、出たランナーを進めて、ホームに返してという野球ができるかどうかというところだと思います。みんながみんな打てれば勝てる。じゃあ、本当にみんなが打てるのかといったら打てませんから。毎回そんな試合にはならないので、塁に出て、その塁に出た走者をいかにホームへ迎え入れるのか。そんな中で作戦を考えて、戦術をきっちりこませるような選手たちに仕上げたいというように考えています。
ーー残りの沖縄キャンプや今後のオープン戦、リーグ戦への意気込みなどをお願いします。
言葉は悪いですけれど、リーグ戦に向けて使える選手と使えない選手の線引きをしなければならないと思っています。その線引きをするオープン戦にして、チームを作り上げていくことになります。(キャンプ)前半は本当に雨がひどく、思うようにならなかったので、ここ数日で何とか挽回して例年通りにやっていきたいと思っています。しんどい練習を課しますけれど、それで強化されてメンバー編成するのに悩むくらいになればいいなと希望しています。頭を悩まさずに簡単にメンバーが決まるようだと(リーグ戦は)厳しい戦いになるなと思います。シビアなサバイバルレースになるので、選手たちがどのくらい頑張るのか楽しみにしています。リーグ戦は皆さんに期待をしていただいている分、やりがいもありますし、秋に関しては3年連続あと1勝で優勝を逃してるというのを考えると、昨春5連勝で始まってつまずいて失速したっていう経験がありますから、今年は失速せず突っ走れるようにという思いでいます。
川内脩平新人監督(スポ4=東京・八王子)
ーーまず、ここまでのキャンプを振り返っていかがですか
雨が続いてるので、思うようにグラウンドを使えない練習が続いています。まだ満足いく練習はできてないかなという感じです。
ーー天候の影響も受ける中で、チームとして現在はどのような練習をしていますか
室内練習場が使えるので、そこでバッティング練習を主に取り組んでます。スイング量の確保だったり、 もう一度体作りという面でウエートトレーニングに取り組んだりといったこともしています。
ーー新体制になってからここまで、新人監督としてご自身の振り返りをお願いします
実際うまく動けてるかどうかを分からないところはあるのですが、チーム全体でいい練習をできるように、まずは自分が率先して動くことは意識してやっています。リーグ戦まで30日ほどあるので、そういったところをもう一度、振り出しに戻って全力で取り組んでいきたいなと思います。
ーー肥田前新人監督(令6スポ卒=大阪・早稲田摂陵)から何かメッセージはありましたか
この前も一緒に食事させていただいていろいろ伺うこともありました。「自分の考えた道が正しいと思うから、そこを突き詰めて信じてやり切れ」といったお話いただいてるので、そういったところを守ってやっていきたいなと思います。
ーーチームとしてキャンプでのテーマがあれば教えてください
テーマはチームとして完成していくこと、精度を上げていくことを目標としています。あとは個人の技量を上げるために全力でボール追って、全力でバット振ってといったところをテーマに掲げています。
ーー新人監督としてチームにどのような声掛けをしていますか
一球入魂という言葉のように、とにかく1球1球にに全力でやっていくこと。あとは練習の間に走って移動したりだとか声掛け合いながらやったりですとか、そういったところも言っています。練習以外のところも気に掛けて声をかけるようにしています。
ーー最後に残りのオープン戦への意気込みの方をお願いします
今日の試合(3月8日のHONDA鈴鹿戦)もそうですが、まだ課題がどんどん出てくる状態ではあるので、その1つ1つの課題をつぶして、試合のたびにチームとして成長していけるように取り組んでいこうと思います。
印出太一主将(スポ4=愛知・中京大中京)
ーーここまでのキャンプを振り返って現在の状態はいかがですか
悪天候がすごく多くて、なかなか思うように前半のところ練習できなかったんですけど、ここからは結構晴れてきそうなので、急ピッチでグラウンドでできる時間を大切にしてやっていきたいと思います。
ーーキャンプ前半は雨の降る日が多かったですが影響はありましたか
昨日(3月7日)が初の体外試合で1回紅白戦はできたのですけど、それ以外全部なくなりました。
ーー暖かい気候の沖縄での野球はいかがですか
久々に晴れ間がのぞいてものすごく沖縄来て良かったなって思いましたし、やっぱりまだ東京は雪が降っているくらい寒いので、こうやって実践できるのはうれしいです。
ーー主将として迎えたキャンプですが、これまでのキャンプと違いを感じますか
強化のところと実践感覚の部分のバランスで、実践ばっかりやっていて体力が落ちてもいけないし、ただ体ばっかり鍛えていればいいかというわけでもないので、そこのバランスについて指導者の方からも言われていますし、学生コーチの川内と一緒になって考えながら、メニューを組み立てながらっていう感じです。
ーーチームの雰囲気はいかがですか
4年生みんな仲良いので、それに付随して後輩たちもうまく巻き込みながらやれていると思います。
ーーここまでのキャンプで行われた試合を振り返ってください
試合に関してはやっぱり何もできなかった試合、完封試合が1試合とそれから良いかたちの流れの中で勝ち試合を落としているっていうのはチーム力、総合力としてはまだまだだというのは、もう数字、スコアで出ていると思うので、そこをとにかく突き詰めてあと1ヶ月間やっていこうと思います。
ーー捕手として投手陣はどう見ていますか
2月の東京にいた時はかなりいい状態で、割と勝負できそうだなという印象がありました。対外試合になるとメンタリティの部分が変わってきますし、経験が少ないピッチャーが多いので、伊藤樹(スポ3=宮城・仙台育英)だったりとか鹿田泰生(商4=東京・早実)だったりとかは結構投げていますけど、それ以外のピッチャーのほとんどが神宮初マウンドみたいなピッチャーなので、そこはすごく不安材料ではあります。自分がそれをサポートしてあげたいですし、臆することなく投げられるようなピッチャーを作っていかなきゃなと思ってピッチャーと接しています。
ーー新戦力はいかがですか
まだ1年生なのでなかなか金属から木製というのは難しいですし、バッターのレベル感は自分も高校から大学に上がった時にすごく感じました。社会人チームとの対外試合というのを見て、いろいろ刺激になったり勉強になっている部分はあると思うので、そういったところを感じながらコツコツとやっていってくれれば、能力自体はあると思うので、必ず神宮で暴れてくれる日が来ると思います。
ーー新しく取り組んでいることや変化はありますか
このチームはとにかく効率を意識していて、1球でも多く投げる、捕る、打つことを意識しているので、練習間の移動を駆け足ですることだったりとか、バッティング練習でもとにかく1球を無駄にしないんだっていう意識だったり、それからとにかく数をこなせるようにローテーションの組み方だったりとか、野球は待ち時間が長いので、バッティングを待っている時間ってめちゃくちゃもったいないので、そこを活かせるように頭使って班分けしてとにかく効率重視で練習量は過去より増えていると思います。
ーー個人としてここまでのキャンプで手応えはいかがですか
打撃の部分は今日(3月8日)いい当たりが出ましたけど、まだまだ六大学の好投手を打ち返すには能力アップも必要ですし、調整が必要だと思うので、このキャンプで仕上げて東京での対外試合では確認程度で済むぐらいバッティングを突き詰めていきたいです。
ーーリーグ戦の日程も発表されました、いよいよリーグ戦が開幕するという実感は湧いてきましたか
ラストイヤーが始まるなと思いました。春は自分が入学してから3年連続5位とちょっと情けないので。春は早稲田弱いと多分思われているので、やり返してやりたいと思います。
ーー残りのキャンプをどのようなものにしていきたいですか
終盤はかなり天候回復するようなので、実践の感覚だったり体の強化だったりといったバランスを大事にしながら、組織力とチーム全体でのチーム力というのを大事意識しながら取り組んでいきたいと思います。
吉納翼副将(スポ4=愛知・東邦)
ーーここまでの沖縄でのキャンプを振り返っていかがですか
最初の5日間くらいは天候の影響で思うような練習ができなかったですが、その中でも室内の限られた環境での練習は非常に良かったです。試合に関しては未だに勝利がないので、そこはチーム全体の課題ですし、リーグ戦まであと1か月なので詰めていければと思います。
ーー沖縄キャンプでのご自身のテーマはありますか
このキャンプは本当に結果にこだわっていきたいと思います。本気で試合に挑むからこそ見える自分の反省点を見つけていきたいです。答え
ーー今回のキャンプでチームの中での役割はありますか
最上級生になり副将というのは、個々の選手に寄り添うことができる立場だと思います。勝ち負けだけではなく、これまで3年間積んできたものを後輩にしっかり伝えられたらいいなと思います。
ーー実戦練習も増えてきていますが、現在のチームの雰囲気はいかがですか
まだ試合で勝てていないということはしっかりと受け止めないといけないです。そして、それをどうリーグ戦につなげていくかが大事なので、無駄な時間を過ごさないということを詰めていけば試合にもいい形で入っていけますし、リーグ戦にもいい形になっていくと思います。そこを4年生中心にしっかりやっていきます。
ーー浦添での2試合を振り返っていかがですか
相手が社会人のチームで強いのは分かっていましたが、勝った上での反省点を見つけたかったので、勝ち切れなかったのは悔しいです。チームとして下に向いてしまう部分もあるかもしれないですが、一人一人が考えを持ってやれば自ずと良い雰囲気になっていくと思うので、リーグ戦前の残りの数試合で一人一人の取り組み姿勢をちゃんと求めていけたらと思います。
ーー吉納副将個人の結果については
昨日は無安打で自分が打てば勝てたという試合だったので、不甲斐なさもありますし、逆にこれがオープン戦で良かったと思えるように、練習を積んで同じミスをしないようにやっていきたいです。
ーー残りのキャンプの意気込みをお願いします
キャンプも折り返しに入って疲労も見えますが、だからこそ自分が一番活気出して、同期からも下からもみんなについてきてもらえるようなキャンプを送って、その勢いのまま良いチームを作り上げていこうと。やはり目標は日本一なので、そこにつなげていきたいです。
梅村大和(教4=東京・早実)
ーーこの沖縄キャンプでのテーマは何ですか
テーマは春ベストナインを取るためにどうしたらいいかというところを見据えてやっています。守備に関しては土のグラウンドなので足をもっと動かさないといけないし、守備の強化に関しては沖縄に来ていい練習ができていると思っています。バッティングに関しては暖かい中でできるので、体のキレやスイングスピードなどのより実践的なところを意識しています。今まで冬の期間はパワーをつけるために振りこんできたのですが、ここにきてからは実践で結果を出すために、遠くに飛ばすよりもヒットゾーンに打ち返すことをこの沖縄では主に意識してやっています。
ーーキャンプも中盤だと思いますが、これまでを振り返って
みんな一緒だと思いますが、雨で全然外で練習ができなくて、感覚がまだつかみきれてないのが本音ではあります。これから外で練習できる環境の中で、今自分の状態がどれくらいなのかをしっかり確認してやっていきたいなと思っています。現時点では感覚がまだつかめていない感じはあります。
ーー雨の練習だと実践的なことはできないということですか
室内でのバッティング練習は、打球がどこまで飛んでいるのかなどの距離感や、自分の打った打球がどういう打球で飛ぶのかが分かりずらいので、自分の感覚と実際に打っている打球のずれがあります。守備も中だと特殊な芝なので、実際の打球とは違う感じで、実際の球場で試合と同じ距離感でやらないとわからないこともあります。昨日から外でできるようになってきて、キャンプも中盤に入るので、できるだけ早くそこの感覚を確認したいなと思います。
ーーウエートトレーニングなど体全体の強化に重点を置いているという話でしたが、その点について仕上がりはいかがですか
(キャンプ中は)球場を時間が決まっているので、自由にできない分、短い時間の中でやるしかないというところはあります。でも全くしないとなると今までやってきた分が勿体無いので、やれる時にトレーニングはしたいと思っています。
ーー冬の時点での体の強化の成果はありますか
下半身と上半身両方の強化をしていたのですが、打球の強さは、冬前に比べて冬を通して強くなっているなと感じます。守備に関しても、しっかり下半身が鍛えられている分、安定してきたのかなと感じます。
ーーこれまでの2試合を振り返って
外で練習ができてない中で実践に入って、自分の中ではやっぱり上がりきってこないというか、本来の調子ではないなというところがあります。なので、早く外で打って自分の感覚を取り戻して、リーグ戦までの残りの試合でしっかり結果を出したいなと思います。
ーーこれからの春のリーグ戦までの試合の意気込みをお願いします
残り1ヶ月くらいしかなくて、時間があるようでないので、とにかく1日1日、1試合1試合、1打席1打席を無駄にしないように、リーグ戦で良い結果を残せる状態に、このキャンプで持っていきたいと思っています。
鹿田泰生(商4=東京・早実)
ーー今回のキャンプを振り返っての印象を教えてください
チームとしては、雨が続いてしまっていて、グラウンドで思う存分出来ていないことは残念ではありますが、その分屋内でできる事は真剣にできているんじゃないかなと思っています。個人としては、春に向けて自分のできる事をやっていこうというところで、徐々にはあるんですけど、前進できているなという感じがあります。
ーーキャンプで強化している部分があれば教えてください
やっぱり先発というところが目標になってくるので、投げ続けられる力であったり、体力を手に入れられるように、頑張っています。
ーー投手陣の新入生について印象を教えてください
2人とも、明確な長所がありますよね。髙橋煌に関しては、いいストレートがありますし、即戦力として活躍できるだけのものを持っています。安田も素晴らしいチェンジアップを持っています。2人とも春から活躍してくれるんじゃないかなと思っています。
ーーHONDA鈴鹿との2連戦を振り返って、印象を教えてください
良い悪いがはっきりしているなという印象があります。打たれた人はコントロールの甘さだったり、四球で自滅していると言うところです。実戦もまだ続くんですけど、そういうところをもっとブルペンとかで意識して練習していけば、改善されるんじゃないかなと思っています。
ーー3年間を過ごしてきた中で、今回が最後のキャンプとなります。最後の2週間への意気込みをお願いします
合宿は強化をテーマにやっているんですけど、合宿終わったらすぐにオープン戦が始まって、すぐにリーグ戦ということで、最後の強化期間になってくると思っています。本当に春に後悔しないように、できる事を精一杯やり切りたいなと思います。
西口純生(人4=東京・早実)
ーーここまでのキャンプの印象を教えてください
個人としては練習試合で全く打てていないので、打てなかった原因を把握して改善できるように頑張っていきたいです。
ーーキャンプの中で特に強化しようと思っている点を教えてください
本来は守備なのですが、今はバッティングの調子が悪いので、キャンプが終わるまでにはバッティングの確実性を上げていきたいと思います。
ーー新入生についてどのような印象をもっていますか
尾形(樹人、スポ1=宮城・仙台育英)は守備が上手く、いますぐに試合に出ても活躍できるキャッチャーだと思います。髙橋(海翔、スポ1=山梨学院)は打撃がすごくて、自分も負けていられないと感じています。
ーーキャンプを通して最も印象に残っている選手を教えてください
前田健伸(商3=大阪桐蔭)です。練習試合でホームランを打っていていますが、自分と同じポジションでライバルになる選手なので一番意識しています。
ーーHONDA鈴鹿との練習試合を振り返っていかがですか
自分は合計で3打席いただいた中で、自分のスイングができていませんでした。なので、先ほども話した通りバッティングの確実性をあげて、まずは攻撃面でチームに貢献していきたいです。
ーー自身にとって最後のキャンプになりますが、どのような気持ちで臨んでいますか
新チームになってから試合に出られるようになったので、このキャンプを通じてレギュラーが取れるように頑張っていきます。
山縣秀(商4=東京・早大学院)
ーーまず、ここまでの沖縄キャンプを振り返っていかがですか
雨が多くて室内の練習が多かったんですけど、練習時間はしっかり取れています。その1球1球対する姿勢を今求めてるところなので、そういう部分に関してもっと詰めていければと思います。
ーー天候により実戦経験が少ない中で現在はどのような練習をされていますか
実践をできないのは仕方ないので、バッティング練習の中でどれだけ実践を意識するかという部分にフォーカスをしています。
ーーキャンプでのテーマなどがあれば教えてください
このキャンプは力強く、柔らかくというのををテーマにしています。自分自身は力強さが足りてないと思うので、そこを求めながらも本来の柔らかいプレーをなくさないようにというのを意識してやっています。
ーーここまでキャンプでは2試合オープン戦をして、課題の打撃という部分に関してはいかがですか
いろいろ試行錯誤しながらという感じです。ヒットも出ましたし、自分の狙ってるところに打てているので、そこはいい部分だと思います。ただ、正確性が少し足りてないので、そこはもっと詰めていかないといけないと思います。
ーー遊撃手にコンバートして実践経験を積んでみていかがですか
もともとショートをやっていたというのもあるので、自分としてはそんな苦に思っていることではないです。今までと違って少し新鮮さがあって、いい刺激になっています。
ーーこれからのオープン戦の意気込みの方をお願いします
オープン戦は自分の課題を持って、その課題を1個1個つぶしていくというのと、その中で結果を出し続けるという2個を大きくテーマとして掲げてやっていきたいです。
石郷岡大成(社3=東京・早実)
ーースタメンでの出場機会も増えていますが、キャンプにはどのような気持ちで臨まれていますか
チャンスを貰っている段階なので、結果を出してスタメンを取れるように練習しています。
ーーこの合宿のテーマなどはありますか
自分の長所の走塁と守備ももっと良くして、さらにバッティングを高めていくということです。
ーー実際の手応えはいかがですか
走塁に関しては意識的なものもかなり高くなっていて、次の塁を狙うということができるようになってきたので、これからも練習していこうと思います。
ーー特に強化しようとしている部分について、他はいかがですか
バッティングです。打たないとチャンスも作れないですし走塁も生きないので、打つだけではなく塁に出ることを意識してバッティングに臨んでいます。
ーーこの合宿でもっとも印象に残っている選手はいらっしゃいますか
尾瀬選手です。同じ外野手で、尾瀬は下級生の頃から試合に出ているので、バッティングを教えてもらうこともあって、参考にしたりもしています。
ーーHonda鈴鹿との2連戦を振り返っていかがですか
個人的には昨日は結果は出なくて、今日は失敗もありつつヒットが出て良かったのですが、チームとしては勝てなかったので、勝てるような選手になりたいと思います。
ーーリーグ戦開幕に向けての意気込みをお願いします
チームでリーグ戦優勝を目標に練習しているので、それに向けて、自分もその一員になれるように練習していきたいと思います。
伊藤樹(スポ3=宮城・仙台育英)
ーー沖縄キャンプの全体としての印象を教えてください
雨が続いているので、実戦もあまりできていないのですが、室内とかの練習では集中力高くできていて、ピッチャー陣も思っていたよりも投げることができているのかな、という感じがあります。
ーー伊藤選手自身として、合宿の中で強化しようとしている部分がありましたら教えてください
まずは球速というところですね。秋のリーグ戦では球速が落ちながら投げ切るというところが多かった中で、平均球速のアップと、マックスの球速のアップを目標にしています。
ーーキャンプでの新入生の印象を教えてください
仙台育英の後輩2人と安田と主に関わっているんですけど、もう即戦力で投げてもらわないとチーム状況的にきついので。安田と髙橋煌にはケガしない程度に投げてもらいたいなと思っています。新入生からはみんな刺激を受けているので、すごく良い感じでピッチャーも試合だったり練習だったりに臨めているかなと思います。
ーーキャンプを通じて、印象に残っている選手がいましたら教えてください
投手陣なら宮城誇南(スポ2=埼玉・浦和学院)ですね。僕自身彼に期待しているのもありますし、練習を一緒にする機会も多いので、頑張ってほしいなという気持ちがあります。野手なら新3年生が、僕と同学年っていうのもあるんですけど、試合に出て頑張っている選手たちが多いので、彼らの印象が強いですね。
ーーエースとして臨むシーズン前、最後の合宿となります。どのような気持ちで残り期間を過ごしていかれるのでしょうか
勝ち切ることがエースとしての役割だと思うので、長いイニングを投げ切る事や勝ちに導くことができるように、投手陣全体にエースとして練習から見せなきゃいけないなと思っています。
ーー残りのオープン戦の目標を教えてください
合宿も後半になってきて、疲労も溜まっている中で球速が出るかも分からないんですけど、この合宿は球速を140後半まで戻すというところを目標としています。そこの数字的な部分と、自分の登板イニングを0点で抑えること。前回HONDA鈴鹿との試合では打たれてしまったので、残りのオープン戦は0点で抑えきることが大事なのかなと思っています。
小澤周平(スポ3=群馬・健大高崎)
ーー今回の合宿の印象は
(これまで)雨でいい練習ができてなかったので、晴れてグラウンドで(練習)できてて、本当に活気があっていい練習ができているなと思います。
ーーキャンプで特に強化しようと取り組んでいる部分は
バッティングを強化しようと思っていたんですけど、昨日もエラーして今日もエラーして、ちょっと守備(のことで)言われているので、もう少し頑張ろうかなと思っています。
ーー合宿で出た課題も守備ということですか
そうですね。結構ダイナミックなプレースタイルだったんですけど、土(のグラウンド)だとそれが雑に見えてしまうというふうに言われたので、しっかり基本に戻って、一からやって、土でしかできないこともまた最初からやっていこうと思います。
ーーリーグ戦に向けて内野のレギュラー争いが激しくなると思いますが、それに関してはいかがですか
誰と競争するとかじゃなくて、自分との戦いだと思っているので気にせず、自分がやれることをしっかりやっていきたいと思っています。
ーーHONDA鈴鹿との2連戦を振り返って
個人的には悪いところしか出ていないです。バッティングだったら(ボールの)見え方は悪くないので、体のキレっていうのをしっかり上げていくというのと、守備は土に対応して、一から練習で、形の方からやっていきたいと思っています。
ーーこれからのオープン戦の意気込みをお願いします
やっぱり打てなかったら下げられるし守れなかったら下げられるので、しっかり試合に出られるように、一球一球、一秒一秒大切にしてオープン戦もやっていきたいと思います。
尾瀬雄大(スポ3=東京・帝京)
ーーここまでの沖縄キャンプを振り返っていかがですか
ここまでは雨ばかりで、ストレスが溜まっている感じです。
ーー悪天候のために外で練習できない時は、どのようなことを練習していましたか
室内練習はバッティングが多かったので、とにかくバットを振って、振り込んで、という感じでした。
ーー現在取り組んでいることや、キャンプのテーマを教えてください
冬はずっとウエートやパワーをつけて体重も増やしてきて、今はそれをバッティングや守備や走る時の体のキレ、スピードに活かせるように意識して練習しています。
ーー昨日も安打が1本あったと思いますが、現在のバッティングの調子はいかがですか
まだまだこれから上がるかなという感じです。良くも悪くもという感じです。
ーー昨秋は昨春に比べると打率で奮わない部分があったと思いますが、今春に向けてどのようなことに取り組んでいますか
シーズン通して、自分のバッティングをしっかりやり切るパワーや体力を意識してやっています。
ーー最後に、残り2週間ほどのキャンプと残りの春季オープン戦への意気込みをお願いします
もう開幕まで1か月くらいしかないので、もっともっとここから上げていって、開幕にピークを持っていけるようにやっていきたいと思います。
田村康介(商3=東京・早大学院)
ーー今回の合宿の印象は
まだレギュラーが決まっていないポジションがたくさんあるので、それをみんなで奪いにいくという気持ちがあります。競争心を全員が出していてピリピリしている感じです。
ーー合宿で特に強化しようと取り組んでいる部分は
右への強い打球を意識して練習しています。
ーー合宿で出た課題は
あまり実戦をしていなかったので、スピードボールに目を合わせながらという感じです。社会人のいいピッチャーもこれからたくさん対戦するので、そのピッチャーにどう合わせていくかが課題だと思います。
ーーリーグ戦に向けて内野でのレギュラー争いが激しくなると思うがそれに関しては
昨年もも最後だけしか活躍していないので。全然まだまだレギュラーも決まっていないですし未熟なので、このキャンプでしっかり強化して、スタメン勝ち取れるように頑張りたいです。
ーーHONDA鈴鹿との2連戦を振り返って
今まで対戦したピッチャーとキレが違ったり、いろいろ苦戦した点があるので、それを次に生かしたいと思います。
ーースタメンで試合に出る機会が増えてきたが、それに関しては
ずっと憧れてきた早稲田で今自分がスタメンを張れている状況なので、浮かれずに謙虚に、このまま試合に出続けられるよう頑張りたいと思います。
ーーこれからのオープン戦の意気込みをお願いします
今あまり打撃で活躍できていないので、自分の中でもいろいろ考えて練習して調整して、残りの試合でたくさんヒット打って、勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。
(取材・編集 近藤翔太、梶谷里桜、沼澤泰平、濵嶋彩加、本田里音、丸山勝央、田島凜星、西本 和宏、林田怜空)