東京六大学秋季フレッシュトーナメント 11月15日 神宮球場
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 9 | |
東大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※規定により8回コールド
バッテリー
○髙橋煌、森山-尾形
二塁打
なし
三塁打
細谷
本塁打
なし
立大との試合に引き分けた早大は、東大との5―6位決定戦に臨んだ。早大は初回に犠飛で先制すると、3回にも寺尾拳聖(人2=長野・佐久長聖)の適時打で1点を追加。8回には細谷俊輔(教2=東京・早実)の適時三塁打など打者一巡の攻撃で5点を奪った。投げては先発の髙橋煌稀(スポ1=宮城・仙台育英)、森山陽一朗(スポ2=広島・広陵)が東大打線に本塁を踏ませない投球を披露。5位でフレッシュトーナメントを終えた。
雨の中始まった試合は、早大が先攻。連続四球で満塁のチャンスを作ると、5番・尾形樹人(スポ1=宮城・仙台育英)の放った打球は左翼手への犠飛となり、幸先良く先制する。2回は三者凡退に終わるが、3回には2死から武藤真吉(社2=東京・早大学院)が左前に安打を放ち、盗塁で好機を作ると、4番・寺尾の適時打で1点を追加した。
先発したのは髙橋煌。前日からの連投となり、この日も同郷・同級生の捕手・尾形とバッテリーを組んだ。初回、2番打者に四球を与えるが、後続を許さず無失点で上々の立ち上がりを見せた。2回、3回は遊撃手・坂口優太(スポ2=國學院栃木)の好守もあり三者凡退に抑えたが、4回にピンチを迎える。先頭打者をゴロに打ち取ったが、続く打者にこの日初安打を許すと、失策が絡み2死三塁となる。それでも髙橋煌は慌てることなく5番打者を中飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
追加点が欲しい打線は6回、先頭の寺尾が四球を選び出塁すると、6番・髙橋海翔(スポ1=山梨学院)が投手への強襲安打でチャンスを広げるなど1死満塁となる。代打・片岡孝介(社2=埼玉・早大本庄)の遊ゴロの間に1点を追加すると、続く代打・中村吏韻(社2=埼玉・早大本庄)が右翼への適時打を放ち、4点差となった。さらに8回、先頭の髙橋海が右翼前に運び出塁すると、岡西佑弥(スポ2=智弁和歌山)も左前安打で続く。1死二塁三塁として、代打・三戸創太(スポ2=広島商)が右翼への二塁打を放ち、ランナー2人をかえした。早大の攻撃は止まらず、四球で再び作ったチャンスで代打した細谷が2点適時三塁打を放つと、打順は一巡し、髙橋海が適時打で9点目を追加した。
6回から髙橋煌に変わって登板したのは2年生の森山。7回の2者連続三振を含め、3イニングを全て三者凡退に斬って取るなど、春のフレッシュトーナメントから大きく成長した姿を見せ、髙橋煌とともに東大打線を無失点で抑え込んだ。試合は8回途中に規定の2時間を超え、9―0のコールドで早大が勝利を決めた。
フレッシュ最終戦は大勝となったが、毎回のように走者を出しながらも得点につながらない回があるなど反省点もある試合となった。5位という結果に選手たちは満足していないだろう。ここから鍛錬を重ね、来年以降の早大野球部を支えていく姿に期待したい。
(記事 西本和宏、写真 瀧島遼太郎、辻岡真波、牧咲良)
試合後コメント
髙橋煌稀(スポ1=宮城・仙台育英)
ーー今日の試合をチームとして振り返って
最初はなかなか点が入らないなかで、何とか無失点で抑えたいという気持ちがあったので、自分が投げたイニングは無失点で抑えられてよかったです。
ーー自身は無失点の投球だったが、個人として投球を振り返って
連投の中での登板でしたが、最初の3イニングは納得のいくピッチングができました。しかし、それ以降球が抜けることが増え、ストレートも少し叩き気味になってしまったので、連投を練習して球数が増えても球が抜けないようにしたり、球速帯が維持できるようにしたいです。
ーー昨日に続き、尾形選手とのバッテリーとなったが、どんなことを話したか
これといった話はしていないですが、いつも通りに頑張ろうと話しました。
ーー神宮大会への意気込み
4年生の先輩方とプレーできる最後の舞台なので、楽しみながらも、先輩から学べることは吸収してしっかり適応できるようにしたいです。