東京六大学秋季フレッシュトーナメント 11月13日 神宮球場
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 |
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明大 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
早大 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
バッテリー
倉光、●齋藤士、岡村-尾形
二塁打
なし
三塁打
なし
本塁打
坂口
早明優勝決定戦から一夜明け、早大はフレッシュトーナメント初戦に臨んだ。対戦相手は前日の優勝決定戦と同じ明大。将来の六大学を背負う若武者同士の戦いが幕を開けた。早大は、初回から先制を許したものの、直後に坂口優太(スポ2=國學院栃木)の本塁打で同点とする。続く2回には細谷俊輔(教2=東京・早実)が適時打を放ち、勝ち越しに成功したものの、4回に同点に追いつかれると、8回に救援の齋藤士龍(文1=東京・早実)が崩れて3失点。その後も得点を奪うことは出来ず、2-5で敗戦となった。
この日早大の先発を託されたのは倉光条(教2=東京・早実)。リーグ戦でも出場機会を得ている内海優太(明大2年)、光弘帆高(明大2年)らが名を連ねた強力ラインナップに挑んだ倉光だったが、初回から先頭打者に出塁されると、光弘の適時打で先制を許してしまう。この回以降も明大打線に安打を浴び続けた倉光だったが、最速139㌔を計測したストレートを軸に4三振を奪うなど随所で持ち味を発揮。結局この日は、5回を投げて2失点と試合を作り、十分に先発としての役割を果たした。しかし、4奪三振を奪いながらも与えた四死球は5を数えるなど、課題も露呈。鍛錬の冬を経て、来春のリーグ戦でよりパワーアップした姿を披露してくれることを期待したい。
打線は初回、2番遊撃でスタメン出場した坂口がソロ本塁打を放ち、すぐさま1点を返すことに成功する。続く2回にも髙橋海翔(スポ1=山梨学院)が出塁すると、細谷が二死から中前適時打を放ち、勝ち越しに成功。順調な滑り出しを見せた。しかし、4回に大室亮満(明大1年)が登板すると、試合の流れは一変。この日最速143㌔を計測した大室に3回完全投球を許し、5三振を喫してしまう。順調に出塁を重ね、塁上をにぎわせた3回までの流れがぷっつりと途絶えてしまう格好となった。
倉光の後を継ぎ、6回から登板したのは齋藤士。6、7回と連続で三者凡退に抑えていたが、8回、先頭打者に四球を与えると、連打を浴びて逆転を許してしまう。なんとか悪い流れを断ち切りたい齋藤士だったが、1死から2点適時三塁打を浴びたところで降板。後を継いだ岡村遼太郎(教1=東京・早大学院)が後続を連続三振に斬って取り、追加点こそ許さなかったものの、2-5と、3点のリードを奪われてしまった。
何とか得点を奪いたい早大は最終回、尾形樹人(スポ1=宮城・仙台育英)が四球で出塁し、反撃の足掛かりを作る。しかし、後続が倒れ、無得点で攻撃終了。結局4回以降は安打を放つことすら出来ず、2-5で敗戦となった。
初戦で敗れ、ブロック戦1位突破が極めて厳しくなった早大。それでも、打線では坂口が本塁打を放って正遊撃手争いに名乗りを上げれば、投手陣では1年生の岡村が最速140㌔を計測した速球を軸に3奪三振を奪うアピールを決めるなど、投打に収穫のある一戦となった。明日の立教戦では、8失点以下での勝利が1位突破の条件となる。早大の将来を担う若武者たちの活躍に期待したい。
(記事 林田怜空、写真 西本和宏)
試合後コメント
坂口優太(スポ2=國學院栃木)
ーー今日の試合を振り返って
投手の調子が悪く、なんとか野手でカバーして点を取り、勝ちたいところでしたが、悔しい結果に終わりました。
ーーご自身の本塁打を振り返って
自分はチャンスメイクするのが役割だと思っています。初回でしたし、前の打者が倒れていたので、なんとか自分が塁に出たいと思っていました。本塁打は全然考えていませんでした。
ーーマルチヒットになりましたが
3打席目の内容が悪かったので、個人的な結果としても良いとは言い切れないですし、チームの流れが悪い状況での1本が出なかったので、そこは反省点かなと思います。
ーー山縣秀選手(商4=東京・早大学院)が引退すると、遊撃手のポジションが空くことになります。ポジション争いについては
自分はショートを守りたいとずっと思っていますし、山縣さんの背中を見てプレーを学んできたので、来年以降レギュラーで出られるようにここから頑張っていきたいと思います。
ーー次戦以降への意気込み
まずは明日の試合に何がなんでも勝って、3ー4位決定戦に進めるように頑張ります。