【連載】秋季リーグ戦開幕前特集『逆襲の早稲田』 最終回 小島和哉主将×岸本朋也副将

野球

 連載最終回を飾るのは、ついにラストシーズンを迎える小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)と岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)。エースと正捕手というプレー面ではもちろんのこと、主将と副将という立場でも二人三脚でチームをここまで導いてきた。互いを信頼し合う二人が語る、チーム、そして優勝への思いとは。

※この取材は9月1日に行われたものです。

悔しい春を越えて

エースと正捕手、主将と副将として、培った絆は深い

――春季リーグ戦を振り返っていかがですか

岸本 悔しいっていうのが一番にあって、後半にいいかたちで持ってこれたんですけど最初勝ち切れなくて。でも3位という結果で悔しい面が多いんですけど、秋につながる早慶戦だったり、法大戦、東大戦ができたかなと思います。

小島 自分も前半より後半の方が試合の内容的にも自分のピッチング的にも良くなってた分、もっと前半からそれができれば本当に優勝争いができていたと思います。早慶戦でもケイオーに勝ったので、1戦目からそれができていれば優勝のチャンスもあったんじゃないかなっていうので、悔しい思いはすごい強いです。

――その春の結果を受けて、どのような目標を立てて夏を迎えましたか

小島 個人的には7、8月に代表に選ばれたりとか、いない期間が多くて、練習的には不足しているところはあるんですけど、その分考え方だったりとか、代表のチームで一緒だったピッチャーを見て勉強になることがすごいあったので、それを生かせればいいなっていうふうには思ってます。

岸本 自分は個人的にはやっぱり試合の中でどんなに調子悪くてもヒット1本は打てるようにっていうことを意識してこの夏の期間に臨んできました。チームとしてはどうやって1点を取るかが課題に挙げられていて、それをこの間も話し合ったりとかしたんですけど、きょうの試合も1点差で勝てたので、その成果がちょっとずつ出てきてるかなと思います。

――ここからそれぞれ個人のことについてお聞きしたいと思います。まず小島選手ですが、海外遠征での収穫を改めて教えてください

小島 アメリカとオランダに行って、相手チームから学ぶことももちろんあったんですけど、どちらかというと一緒に生活してる中で日本の大学トップの選手たちと一緒にできて学ぶことが多くありました。特に日体大の松本選手(航、4年)とか東洋大の甲斐野選手(央、4年)とかは、できるだけ少ない球数で追い込んで、そこから勝負できているので、自分もそれをできればいいなと思って、そこが今の自分の課題というか、目指すところではありますね。

――海外遠征での投球全体を振り返っていかがですか

小島 国際球っていうのもあってボールが滑ったりしてあまり自分の力は出せなかったかなと思うんですけど、短いイニングも長いイニングも投げることができたので、いろいろ学ぶことはありました。

――日本代表の合宿で監督からノートが配られたそうですが、どのように活用されましたか

小島 海外で体調管理とかがあったので毎朝体重を量ることと、即席のチームなので例えばサインプレーを忘れないように書いておくとか、その日に監督やコーチに言われたことだったり、自分の感じたことだったりを一生の思い出にするためにノートを持って動くようにっていうのは言われました。

――それを書き留めたことで気付いたことはありましたか

小島 本当に感じたことだったので、オランダの街並みを見て感じたこととか(笑)。でもアメリカと試合をして感じたことを言葉に書き表してはいるので、見たら思い出すとは思います。

――先日の全早慶戦で「体力面での不安やフォームのばらつき」に関してのお話がありましたが、その後の調整のほどはいかがですか

小島 ランニング量は続けていくからこそ成果として表れるので、そこは今からめちゃめちゃ量を上げてその分を補うよりかは、しっかりと今から積み重ねるっていう感じで、あまりハードワークになり過ぎないようには心掛けています。

――では岸本選手にお聞きしますが、打撃面の仕上がりはいかがですか

岸本 ちょっと調子悪くて大丈夫かなと思ったんですけど、きょうヒット2本出たので、めっちゃいいってわけではないですけど、上向きになってきているとは思いますね。

――春の好調の理由に右方向に打てていることを挙げていましたが、現在はいかがですか

岸本 今はやっぱりそれが出てない部分もあって、ヒット数もあまり打ててないし、全部レフト方向になっててきょうも2本ともレフト方向だったので、それがセンターから右方向に強い打球が行き出すと、本当の意味で絶好調になってくるのかなと思います。

――この夏に守備面で意識して取り組んだことはありますか

岸本 キャッチング、ストップとかを意識的にやってました。審判さんにミットを動かすのを注意されたことが何度かあったので、その面を構えから見直して、それを課題にこの夏取り組みました。

――投手とのコミュニケーションは今も継続されていますか

岸本 特に変えた面はないんですけど、同じようにピッチャーの状態を話しながら、ちょっと小島は日本にいない期間が多かったので、そこはコミュニケーションは取れてなかったんですけど、逆にそれ以外のピッチャーとは多くの時間を過ごせたかなと思います。

――主力選手が代表などでいない場合も多かったと思いますが、どのようにチームをまとめていましたか

岸本 特別に何をやったっていうのはないんですけど、とりあえず勝つためにチームが一つになろうっていうことは意識的にやってきました。

――全早慶戦から背番号6をつけるようになりましたが、そのことに対してどのようにお考えか改めて教えてください

岸本 つけさせてもらえるのは光栄でうれしいことって一番に出てくるんですけど、逆に6番をつけさせていただくってことは、6番をつけた先輩方はしっかり結果を残されているので、それだけの責任を持ってプレーしてかなければいけないなと思います。

「チームはいい方向に向いている」(岸本)

栄光の背番号『6』を背負い、決戦に臨む岸本

――8月には一軍はブラジル遠征に行かれていましたが、そこでの収穫はありましたか

小島 早い段階で追い込むっていうスタイルをブラジルではできたかなっていうのは自分の中であります。それを1試合だけじゃなくてリーグ戦だったら5試合全部それができるようにしないとやっぱり勝ちにつながらないので、そこは継続的にやりたいと思います。チームとしては、自分が遠征で離れていて、ブラジルでの試合がチームの輪に入ってやる(久々の)試合だったので、自分がいない時期にちゃんと練習してたんだなって思いました。バッティングに関してはみんな当たっていたので、自分も負けてちゃ駄目だなっていうライバル心もありつつ、キャプテンっていう立場だからかは分からないですけど、ちょっとほっとしたところもありました。

岸本 個人的にはブラジル遠征はすごい調子悪かったんですけど、練習量も減ってたので、さっきも言った自分の夏の課題の調子が悪くても打つっていうことを、試合の中で調整というか、どう改善していくかっていうのは取り組めたかなとは思います。

――ブラジルでは皆さんでサンダルを買いに出かけたとのブログを野球部のホームページで見たのですが

小島 ふざけてますよね(笑)。

岸本 これです、今履いているんですけど、ブラジルのメーカーなんですよ。(小島に)付いてきてもらいました。

小島 これを買うのに1時間以上かかって、わがままで本当に。

岸本 ちょっと聞いてほしいんですけど、通訳の人にこういうベルトのサンダルを欲しいって言ったんですよ。ブラジル人の人が連れてったるわって言ってくれたんですけど、その人たちは日本語が通じなくて。1軒目はなくて、2軒目もなくて、自分もこれでいいよって言ってたんですけど、ブラジル人の人が優しいので次も行こうって。結局5軒くらい回りました。

小島 何もほしくないのに、俺は。全部「うん、いいんじゃーん?」「それでいいんじゃーん?」ってずっと言ってました。

岸本 途中めっちゃ機嫌悪くて、はよ買え感が半端なかったです(笑)。

――ブラジル遠征があって練習量が減っているということですが、現状はいかがでしょうか

小島 結局こっちに帰ってきてからもオール早慶とオールスターに行って、帰ってきて高校ジャパンと試合をしていたので、昨日ぐらいからランニングメニューはだんたんやり始めたところです。リーグ戦まで1週間くらいなので、そこは無理をしない程度に調整したいと思います。

岸本 ブラジル帰ってきてからはオール早慶あったのでそれまでは練習量は多少落ちてたんですけど、それからはオールスター行ってないメンバーはこっち残ってしっかり練習してますし、今週も小島は日本代表でいなかったですけど他の選手はみんなしっかり1日練習できてるので、日本に帰ってきてからはしっかり練習量は取れてるのかなって思います。

――チームの今の仕上がりはいかがでしょうか

岸本 ちょっと打ててないっていうのが大丈夫かなっていう不安要素ではあったんですけど、それがきょうの試合(対東芝○4-3)でもそうですし最近の練習とかシートノックを見てて、振れてきてはいるかなと思ってて。投手も大量失点というか、調子が悪くても1点で抑えるっていうのがしっかりとできてるので、仕上がりとしてはいい方向に向いているのかなとは思います。

小島 帰ってきてからまだ1、2試合しかベンチに入っていないんですけど、秋のリーグはどうしても1点が欲しくなる場面が絶対くると思います。そこできれいなヒットじゃなくても内野ゴロでも1点を取るっていう細かいところが試合でできていたので、後はピッチャー陣がどれだけしっかり試合をつくれるかだと思うので、仕上がりとしては良いと思います。

――今のチームの課題は何ですか

小島 ピッチャー次第になってくるので、大量失点をしなければ、それなりにいい試合はできると思います。

――新体制になってから4年生主導で改革を行ったということですが、今現在4年生全体でどのようにチームを引っ張っていますか

岸本 野手のことで問題が出たら野手で集まって、チーム全体のことだったら小島中心に集まってっていうかたちで、実際に4年生が引っ張っていくために何が必要かっていうのを集まって意見を出し合いながら決めるっていうのを継続してやってます。

小島 内容の良くない試合の後にどうしたら1点取れるかっていうミーティングをしたり、個人個人で思っていたことを「俺こう思うんだけどどう?」っていう話し合いもできてたので…。いかんせん自分がチームから離れていて、岸本と黒岩(駿副将、スポ4=長野日大)中心にチームがしっかり進んでるからこそ、任せきりな部分があるので、自分も帰ってきましたし働こうと思います。

――春の早慶戦あたりからチームの一体感が出てきたという声が他の部員の方から出ていますが、体感としていかがですか

小島 早慶戦のような試合ができれば優勝できるっていうのはあるんですけど、自分の持っている力をしっかり出すときに出せるようにすることが今大事かなと思ってて。結局オープン戦でもただのオープン戦と思わないで、「ここで負けたら終わり」とか、絶対取るんだっていう試合にまだ全てを出せない試合もいくつかあるので、そういうところは課題だと思います。持っている力自体はあると思うので、一人一人が自信を持ってやれば秋もいい結果が出せるんじゃないかなと思います。

――春季リーグ戦が終わった際に、「練習ではしないミスが試合で出てしまう課題を夏のオープン戦期間で徹底的に見直したい」とおっしゃっていましたが、その点についてはいかがですか

岸本 イージーミスというか、普通の正面の内野ゴロをエラーするとかは出てないので、守備としては全員で守り切れてるなと、キャッチャーやって周り見てて思うし、すごい成長してるんじゃないかなと思います。頭ごなしに言うんじゃ雰囲気悪くなるのでそれは難しい面ではあったんですけど、ノックの時に注意というか声掛けを、内野手なら西岡(寿祥、教4=東京・早実)とか三木(雅裕、社4=東京・早実)とかが中心にやってくれて、ミスのないようにいいノックができるようにうまく声掛け合ってやっていった結果が、こういうかたちになってきているのかなと思います。

「キャプテンだけどキャプテンじゃないみたいなのが理想」(小島)

副将二人への絶対的な信頼が小島を支えている

――お二人のお互いの印象を改めて教えてください

小島 投手っていう立場もありますし、自分一人じゃ絶対主将はできないと思っていて、岸本と黒岩の二人、その中でもやっぱり岸本には助けてもらっています。自分一人がキャプテンと思わないで、岸本と黒岩がいるからここまで来れていると思うので、本当にそういう面では頼りにしている以上に、信頼し切っているところがあるので、逆にそれに甘えないで、しっかりもっと働かないとなと思います。自分がいない時とかチームを円滑に運営してくれたので、本当に感謝しています。

岸本 早慶戦で周りの人にも気付いていただけたと思うんですけど、主将として引っ張っていこうっていう気持ちが誰よりも強くて、逆に自分たちがそこに甘えてはいけないっていうのは、自分も黒岩も意識してやっていかないといけないなって思います。プレーでも一言でも何か小島が言うとチームが動くので、その辺の信頼は自分もすごいしてますし、周りの選手たちも一番信頼してますし…そういうキャプテンです。

――主将・副将としてチームを引っ張り始めて9カ月ほど経ちましたが、どんな主将・副将でいたいなど考えているものはありますか

小島 自分はキャプテンになった最初の時から、自分の一言で周りを動かさなきゃいけないこともありますけど、基本的には思ったことは常に岸本、黒岩、投手コーチの芦田(哲広、基理4=東京都市大付)、あとは安田(健人新人監督、文構4=東京・世田谷学園)なりに相談して、みんなの意見をできるだけ聞き入れたいと思っています。例えば後輩が悩んでいたら、こっちからも大丈夫かと声を掛けにいけるような人にもなりたいですし、後輩からも気軽に声を掛けられるような人にもなりたいです。キャプテンだけどキャプテンじゃないみたいな、そういうのが理想というか、そうなりたいですね。

岸本 さっきも言ったんですけど小島はやっぱりキャプテンとして引っ張ってくれるので、自分はそこに頼りすぎず、うまく手助けというか、(小島が)背負い込まないように自分たちも引っ張っていけるようにっていうのは最後までやりたいなと思っています。

――今までを振り返ってみて、うまくいっていることや反対にこうしたかったということはありますか

小島 うまくできているかどうかは結果じゃないかな。結果で出ると思います。

――ではこれから出ると

小島 そうですね、これから出るということで(笑)。

岸本 優勝できたら今までやってきたこと全部合ってますね(笑)。

――秋季リーグ戦ではどのようにチームを引っ張っていきたいですか

小島 自分はまずピッチャーっていう仕事があって、引っ張っていくというよりは自分が投げないと野球は始まらないので、そういう面では一球にしっかりと責任と自覚を持つことです。春も投げるときはキャプテンとかそういう気持ちは忘れて、本当にピッチャーの自分の仕事だけを全うしようと考えていたので、抑えることに全力でいきたいと思います。

岸本 自分は引っ張っていくというよりは、下級生ももちろん4年生も一人一人が自覚を持ってしっかり練習をやってきていると思うので、とにかく全員で勝ちにいくっていうことをやっていきたいです。自分がどう引っ張っていくというよりかは、勝つためにやるということをしていきたいです。

――秋を迎えるにあたってのチーム、個人としての課題はありますか

小島 7月に経験は積めたんですけど体力的な部分や投げ込みの部分で時間がつくれなかったので、その辺がちょっと不安っていうのはあります。でも今までやってきたことと自分を信じてしっかりやっていきたいと思います。チームとしては、ピッチャー陣は春に関していえば自分は1戦目にずっと投げられていたんですけど、やはり2戦目のピッチャーがあまり確立できませんでした。指導じゃないですけど、アドバイスだったり何か後輩の役に立てるようなことを、もう少しこの秋のリーグが始まっても気に掛けて、来年を見据えても手助けできたらなっていうのは思っています。

岸本 リーグ戦でいいピッチャーに当たると思うので、そのピッチャーの調子が良かったときにどう対策していくかっていうのが勝つためのカギになってくると思います。そこはリーグ戦で対策なり試合の中での選手間の意見の交換だったりっていうのをやっていかなきゃいけないなと思っています。個人的には守備面でも打撃面でも状態をもう一つ上げてやっていきたいなと思っています。

――改めて秋の目標をお願いします

小島 自分が入学してから1年目の時しか優勝できていなくてそこからは全然なので、最後に優勝して、監督をしっかり胴上げして、岸本とか黒岩と一緒に喜び合えるように優勝したいと思います。

岸本 自分もほぼ一緒です。優勝したいと思います。

――数字など個人としての目標はありますか

小島 勝ち星が1年の春の3勝から全然上げられなかったんですけど、4年の春が4勝で更新することができて、イニングとかも今まで以上に多く投げてチームに貢献することはできたので、もう一回この春の記録を一個一個超えられるように頑張りたいと思います。

岸本 春も言ったんですけどベストナインを一番取りたいです。個人的にはそこを目標にやっていきたいと思います。

――秋の戦いに向けてカギになりそうな選手はいらっしゃいますか

小島 自分はピッチャー目線なので、2戦目に投げるような早川(隆久、スポ2=千葉・木更津総合)ですとか、1年生の西垣(雅矢、スポ1=兵庫・報徳学園)、今西(拓弥、スポ2=広島・広陵)あたりが活躍してくれるとワセダの優勝も近付いてくると思うので、期待したいと思います。

岸本 春は1番打者がコロコロ変わっていたんですけど、今は福岡で結構固まってきているので、そこが出てくると打線も勢いがついてくるのかなと思います。

――お二人にとっては最後のリーグ戦ということで、今までと少し心境が違う部分もあると思うのですが、いかがですか

小島 いや、あまりそこの変化は考えていないです。今まで通り一試合一試合を勝つために、一球一級魂を入れるのもそうですけど、春がよかったのはその場面その場面で平常心で頭は冷静に、でも気持ちは熱く持って試合に臨めたので、それを秋もできるようにしっかりコンディションを整えたいと思います。

岸本 自分は正直不安というか、やることはやってきたという気持ちはすごくあるんですけど、いざやってみないと分からないっていうのもあります。でも試合に入ったら絶対に勝つという気持ちでやりたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 村田華乃、吉田優)

チームの絶対的主柱である二人が、早大を頂点に導きます!

◆小島和哉(おじま・かずや)(※写真左)

1996(平8)年7月7日生まれ。177センチ、81キロ。埼玉・浦和学院高出身。スポーツ科学部4年。小島選手の母校・浦和学院高は、ご自身が出場して以来5年ぶりに夏の甲子園に出場しました。ブラジル遠征中ということもあり、あまり試合は見られなかったようですが、「母校が出るとこんなに応援したくなるんだ、母校愛が自分にもあったんだと思いました」とのこと。後輩の活躍に笑みをこぼしていた小島選手でした。

◆岸本朋也(きしもと・ともや)(※写真右)

1996(平8)年9月11日生まれ。172センチ、81キロ。大阪・関大北陽出身。スポーツ科学部4年。「人生で一番思っている」という『恩返し』を色紙に書いてくださった岸本選手。『恩返し』の気持ちを胸に、ラストシーズンを駆け抜けます!