【連載】秋季リーグ戦開幕前特集『逆襲の早稲田』 第2回 今西拓弥×吉澤一翔

野球

 賜杯奪還には、下級生の活躍も欠かせない。昨春救援として好成績を収め、先発のマウンドにも上がった今西拓弥(スポ2=広島・広陵)と、スタメンに定着し、3本塁打を記録した吉澤一翔(スポ2=大阪桐蔭)。投打のカギを握り、プライベートでも仲の良い2人に話を伺った。

※この取材は8月30日に行われたものです。

「光みたいなものが少しは見えたんじゃないかな」(吉澤)

昨春の早慶戦での勝利に手応えを感じた吉澤

――東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)を振り返って個人としての収穫はありますか

吉澤 いい感じで打てたらホームランが出るなというのが分かりました。

今西 中継ぎだったら抑えられるという手応えはついてきたんですけど、法政戦で先発してみて、ずっと課題に挙げている体力(不足を)感じました。

――回を重ねるごとに体力不足を感じましたか

今西 いつも以上にバテてる感じはありました。

――吉澤選手は春季リーグ戦を振り返って課題は感じましたか

吉澤 ミスショットですね。打てる球なのに自分が何かしらミスをして打ち取られる場面が多かったので、そこは課題だと思います。

――春季リーグ戦で最も印象に残っている試合は何ですか

今西 自分は、小島さん(和哉主将、スポ4=埼玉・浦和学院)からもらった勝利ですけど、東大戦で勝利を1個挙げられたというのが印象に残っています。

――その時は1回無安打無失点の完璧な投球でしたが、いかがですか

今西 0―0で8回までに相手ピッチャーがバテてる感じがあって、ここでリズム良く切り抜けたら(点が)取れるんじゃないかなという雰囲気があったので、そこは気持ちを入れて投げられました。

――吉澤選手はいかがですか

吉澤 1番印象に残っているのは、やはり明治戦のホームラン2本打った試合が1番印象に残ってます。

――早慶戦の話になります。お二人が入学後、初めて慶大から勝ち点を挙げることができましたが、チームとしていかがですか

吉澤 結果は優勝できなかったんですけど、秋(東京六大学秋季リーグ戦)につながるいい勝ち方をしたかなと思います。

今西 吉澤が言ってることもそうですし、小島さんの2連投というのは、あれができてエースなんだなというのが見れたので、良かったかなと思います。

――早慶戦の前後でチームの雰囲気は変わりましたか

吉澤 (雰囲気が)暗い感じが(早慶戦前は)あったんですけど、早慶戦に勝ってからいけるんじゃないかという光みたいなものが少しは見えたんじゃないかなと思います。

――今のチームの雰囲気は良いのですか

吉澤 そうですね、チームとしてはなんとか優勝したい気持ちがみんなあると思いますが、それは早慶戦で最後に勝ったからこそだと思うので、良かったと思います。

――同率3位という最終成績に対してはポジティブに受け止めていますか、それともネガティブに受け止めていますか

吉澤 自分はポジティブになってもいいんじゃないかなと思います。全ては最後の試合だと思うんですけど、ああいう粘り勝ちができたのは良かったと思います。

――春季リーグ戦の早大投手陣を振り返っていかがですか

今西 ほとんど小島さん頼みというのはありましたね。1戦目小島さんに投げてもらって勝って、2試合目自分とか早川(隆久、スポ2=千葉・木更津総合)で勝って小島さんを少しでも(楽にしたい)というのはあったんですけど、それができずにまた小島さんが3戦目頑張るというかたちになってたので、小島さんに助けられたという感じです。

――一方の打撃陣はいかがですか

吉澤 チャンスはつくるんですけど、得点圏でのバッティングというのが少し考えさせられるところがあって、チャンスでのバッティングがあまり良くないんじゃないかと思います。

――小島選手は主将、エースとしていかがですか

今西 1戦目投げて3戦目も勝てたり、小島さんが投げてたら勝てそうな雰囲気が出るのがエースですね。ピッチャーの安心感があるからバッターも思い切っていけるのかなというのがあります。

吉澤 エースとしてでもキャプテンとしてでも、プレッシャーはあると思うんですけど、それ以上の努力をしてるというふうに自分たちも思います。頼れるキャプテンであり、エースでもあるということです。

――夏季休業期間中の投手、打者はそれぞれどのようなプログラムで練習されていますか

吉澤 バッターは普通にバッティングして、実戦して、練習試合という感じです。

――練習のタイムスケジュールは

吉澤 そういうのは全然ないです。大体午前練習です。

――午後はいかがですか

吉澤 きょう久しぶりにやりました。

――投手はいかがですか

今西 とりあえずブラジルに行っていたので、正直あまり投げ込めたりしてなくて試合ばかりだったので、今は取り戻そうとしています。

――今西選手は昨季中継ぎとして失点0でしたが、今改めて振り返っていかがですか

今西 小島さんが頑張って、いいリズムをつくってくれてたので、そのまましっかりつなげられたらなという感じで投げていました。

――失点は0でも走者を出している場面は何度かあったと思いますが、走者がいるときといないときで変えている部分はありますか

今西 けん制が得意なので、ランナーが一塁に出るぐらいだったら別にピンチだなとか思うこともないです。結構ランナー出ても気楽に投げている感じです。

――セットポジションへの苦手意識などはありますか

今西 あまり苦手意識はないです。

――早慶戦には昨年の秋季リーグ戦でも登板していますが、雰囲気の違いは感じられましたか

今西 春の方が人は多いですね。その分一球一球の盛り上がり方が(違いました)。去年の秋はケイオーが優勝懸かってて、ワセダは最下位かなという感じで、ケイオー側は一球一球盛り上がってたんですけど、ワセダ側はシーンとしてることが多かったです。春はワセダも結構応援に来てもらってて、一球一球の歓声の違いが1番の違いです。

――夏季オープン戦では主に先発として起用されていますが、手応えはいかがですか

今西 ブラジルで先発している間は、ブラジルは涼しかったので比較的投げやすくて、イニングも投げれてたんですけど、こっちに帰って来てからのオープン戦は投げててしんどいというよりは、暑さにやられてる感じがありました。

――今までは打者一巡した後に打たれることが多かったと思うのですが、先日の東北学院大戦では1、2回に失点した後は立ち直りました

今西 今までは変化球にあまり自信がなかったので、どうしても2巡目になると逃げる球がなかったんですけど、ブラジル(遠征のころ)から変化球の感じをつかんで、変化球でもカウントを取れるようになったので、それが2巡目でも抑えられてる理由かなと思います。

――今、1番自身のある変化球は

今西 カーブです。

――東北楽天ゴールデンイーグルス2軍戦では救援登板で完璧な投球を披露していましたが、プロの選手を抑えられたことについてはいかがですか

今西 今投げているボールで2軍でしたけど、プロを抑えられるんだという自信がつきました。

――プロに行きたいという気持ちはありますか

今西 それはあります。

――吉澤選手は

吉澤 あります!

――吉澤選手にお聞きします。スタメンに起用されて初めてのリーグ戦となりましたが、振り返っていかがですか

吉澤 打てない時期が続いたんですけど、ホームランを打ってダイヤモンドを回る快感を覚えました。

――早慶戦前に本塁打を1本くらい打ちたいという話をされていましたが、本当に打ちました。振り返っていかがですか

吉澤 うれしかったです。

――明大戦の本塁打とはやはり違いましたか

吉澤 そうですね、1戦目負けて、2戦目で何とか先制点を取りたいと思っていたので、そういうかたちで(点を)取れて少しはチームのために勢いをつけれたんじゃないかなというのはあります。

――あの本塁打が早慶戦での勝ち点奪取の流れをつくったように思えますが、いかがですか

吉澤 そう思ってくれるならうれしいです(笑)。

――以前の取材でアウトコースの球に反応できないというふうに言っていたと思いますが、今はいかがですか

吉澤 バッチリです。

――インコースはいかがですか

吉澤 インコースは元々得意なのですが、外もバッチリです。

――打率と本塁打数を取るならどちらですか

吉澤 2つです!

――本塁打王は取りたいですか

吉澤 もちろん!

――逆方向への意識をされているようですが、広角に打ち分けようとはしていますか

吉澤 あんまり今は考えていなくて、ただ単に来た球をどこかに打つという感じで、方向はあまり意識していないです。

――打球のスピンは意識されていますか

吉澤 大してしていないです。

――追い込まれたときはどのようなことを意識されていますか

吉澤 追い込まれたら何とか粘って塁に出ようという気持ちはあるので、長打を狙うんじゃなくて、粘り強くという意識はします。

――春季リーグ戦を終えて守備としての課題は感じられていますか

吉澤 内野手がショーバン(ショートバウンド)とか悪送球を投げたときにカバーする力がまだまだなかったので、今は大体取れるようになったんですけど、そこは課題にありました。

――夏季オープン戦では社会人や東都大学リーグ、プロの2軍の投手とも対戦していますが、六大学の投手との違いは感じられていますか

吉澤 練習試合はデータがない中やるので、真っすぐが多かったり、単調なリードなんですけど、六大のリーグ戦になったら、データの中で配球をしてくるので、そこは打席の中で一打席一打席考えながらやる必要があるのかなと思います。

――今西選手は夏季オープン戦でそういった打者と対戦していかがですか

今西 社会人やプロの人は簡単に空振りしてくれなかったり、こぼれ球振ってほしいなと思って誘って投げても見送られたりしたので、そこでレベルが高いなというのは感じました。

――そんな中吉澤選手はJX—ENEOS戦の三塁打や関学大戦の本塁打など、長打が出ている印象ですが、ご自身としてはいかがですか

吉澤 自分の魅力は長打しかない、長打が出なかったら終わりと思っているので、そこは良かったと思ってます。

「まとまるときはまとまれるチーム」(今西)

今や投手陣に欠かせない存在となった今西

――話は少し変わります。吉澤選手は今西選手と対戦したら打てると思いますか

吉澤 100(パーセント)打てます。絶対打ちます。

――反対に今西選手は吉澤選手を打ち取れると思いますか

今西 この前ちゃんと2三振取らせてもらったんで。

一同 (笑)。

――紅白戦をやったのですね

吉澤 1、2カ月前ですけどね。

――今なら打てますか

吉澤 今ならバッチリです。仕上がってるので。

――吉澤選手は今西選手の強みだと思う球はなんですか

吉澤 この身長でこの腕の長さで、真っすぐがぐにゃぐにゃしてるんですよ。性格もぐにゃぐにゃなんですけどね(笑)。ぐにゃぐにゃしてるので、真っすぐが魅力的だと思います。

――今西選手は吉澤選手の強みは何だと思いますか

今西 甘いところに投げたら簡単に長打を打たれますし、2ストライクに追い込んだら抑えられるかなと思っても、最近だったら変化球にも対応して打ってたりするので、打席での対応力というのもすごいなと思います。

――今西選手はブラジル遠征に行っていましたが、時差ボケは大丈夫でしたか

今西 もうひどかったです。(時差が12時間なので)ちょうど(日本と)反対です。朝と夜が違うだけなので、アナログ時計は変えませんでした。

――食事はいかがでしたか

今西 地元料理はかなりおいしかったです。

――どのような料理なのですか

今西 シュラスコっていう肉の料理なんですけど、赤身の肉で脂が全然なくて食べやすくておいしかったです。

――そんなに食事では苦労しなかったのですね

今西 でも米が違いました。パラパラして味も少し違ったのは残念だったんですけど、その分肉を食べていました。

――ブラジルの環境はいかがでしたか

今西 朝と夜は着込まないと寒いかなということがあったんですけど、昼は本当に過ごしやすくて、夏の合宿やるならこれからブラジルでもいいんじゃないかなって思います。

――グラウンドコンディションはいかがでしたか

今西 グラウンドとかは日本と比べると(良くはなかったです)。

――現地の選手と試合して、ブラジルと日本の打者の違いは感じましたか

今西 変化球が向こうは全く打てなかったんですけど、自分が投げる真っすぐの角度とバッターが振るスイングの角度が結構ぴったり合ってて、本当にタイミングが合ったら簡単にホームランも打たれてたので、ストレートには強いなと思いました。

――ブラジルの選手は日本の選手よりも身長が高い人が多かったですか

今西 そうですね、高い人多かったですね。

――吉澤選手はブラジル遠征間、日本でどのように過ごされていましたか

吉澤 こっちでは2軍戦に出て、いろいろしてブラジルより成果が上がったんじゃないかなと思います。

――練習は充実していたのですか

吉澤 いろいろ試したりできたので、こっちはこっちで成果を上げられるような練習をしたんじゃないかと思います。

――具体的に何を試されていたのですか

吉澤 主にバッティングなんですけど、実戦の中でボールの見方やバットの出し方、下半身の使い方とかそういう細かいところを意識して打っていました。結果は出なかったんですけど、最終はそこにたどり着くんだなっていう確信に変わった部分もあったので、いい成果が上がったと思います。

――2人とも関西出身ですが、波長は合いますか

吉澤 関西と関東のノリが全く違うので、最初は(それが)合わなかったので、今西といる時間が長かったりしたんですけど、今はなんとかやってます。

――お互い以外に部内の推しメンは誰ですか

吉澤 推しメンは三木さん(雅裕、社4=東京・早実)です。気持ちで打ってるところがあるので、こっちからしたら自分にないものを持っているという面でいろいろ学ばせてもらったりしています。(三木にとって)最後の秋なので推しメンです。

今西 1年の丸山(壮史、スポ1=広島・広陵)ですかね。結構自分は人前で何かするというのが苦手なところがあるんですけど、丸山は人前でなんでもできるやつなので、そこは面白いです。

――丸山選手は高校時代からそんな感じでしたか

今西 高校時代はピッチャーと野手で(ポジションが)違ったので、そこまで関わることはなかったんですけど、大学来て同じ学部だったりとかで話す機会は増えました。

――2年生の学年のカラーはどのような感じだと思いますか

吉澤 決して飛び抜けた選手はいないのですが、最終学年になったらチーム力で勝っていかなければならないと思うので、カラーとしては泥臭くやるイメージを持った方がいいんじゃないかなと思います。

今西 常に一緒にいる人が同じで結構バラバラしている感じはあるんですけど、目標はみんな同じところを持ってるという部分はあるので、個性は強いけど、まとまるときはまとまれるチームじゃないかなと思います。

4年生との最後の戦い

お世話になった先輩たちと、最後は笑って終わりたい

――秋季リーグ戦の話になります。秋に向けて克服している課題はありますか

吉澤 バントです。

――苦手なのですか

吉澤 いや、得意なんですけど、試合になると失敗しちゃうので、バントを100パーセントできるように克服したいです。

今西 僕はやはりスタミナと変化球のコントロールです。

――先ほど話にあったカーブの今のコントロールはいかがですか

今西 今は大体ストライクが取れるようになったので、これを2カ月続けられるようにしたいなと思っています。

――反対に苦手な変化球は

今西 元々カーブが全然ストライクが入らなくて、最初は(ストライクが)取れてたんですけど、1年生のフレッシュリーグ(東京六大学フレッシュリーグ)が終わったあたりから全く投げれなくなっちゃって、ずっと悩んでて最近やっと戻ってきた感じです。カーブが良かったら抑えれるんですけど、カーブが悪かったら抑えられないという感じです。

――直球の調子はいかがですか

今西 直球は変わらず大体思ったところに投げれてます。

――吉澤選手は下位打線を打たれていますが、上位打線で打ちたいという気持ちはありますか

吉澤 上位を打ちたいという気持ちはあります。あるけど今のチーム状態を考えたら自分は下位打線を打った方がいいと思います。

――秋季リーグ戦のチームとしての目標はなんだと考えますか

吉澤 優勝です。

今西 優勝して、早慶戦も勝って、日本一を取ることです。

――他大で警戒している選手は誰ですか

今西 明治の渡辺さん(佳明、4年)、逢澤さん(崚介、4年)、越智さん(達矢、4年)という3、4、5番は警戒しないといけないのかなと思います。

――明大に苦手意識はありますか

今西 1年生の秋に投げて、打たれた時は嫌だなというのがあったんですけど、春は一応抑えられたので、そこまでひどい苦手意識はないです。

――吉澤選手はいかがですか

吉澤 やはり初戦の菅野さん(秀哉、法大4年)じゃないですかね。取りあえず初戦でいいかたちでいければ乗ってくると思うので、今は菅野さんのことしか考えてないです。

――菅野選手攻略のカギは何だと考えますか

吉澤 外のストレートをどれだけ強打できるかだと思うので、しっかり準備したいと思います。

――1番警戒している大学はありますか

吉澤 特にないです。

今西 初戦の法政じゃないですか。そこでリーグ戦の大体の勢いが変わると思うので、特にどこかを警戒するとなると法政かなと。

――今の六大学でここが飛び抜けていると感じる大学はありませんか

吉澤 ないです。

――個人としての目標をお願いします

吉澤 自分の結果とかはあまり考えてなくて、とりあえず4年生のために頑張るしかないと思っているので、勝ちたいです。

今西 4年生と最後なのですが、去年みたいに暗い感じでは終わりたくないので、4年生のためにも勝つというのが目標と、個人的には監督さん(髙橋広、昭52教卒=愛媛・西条)からも2勝くらいはしろというふうには言われています。それができたら優勝が近付くと思うので、2勝は少なくともできるように頑張りたいなと思います。

――吉澤選手は具体的な目標はありますか

吉澤 打率2割5分以上、ホームラン3本以上、打点10以上。

――最後になりますが、秋季リーグ戦への意気込みをお願いします

吉澤 秋は春と違って4年生が最後なので、下級生がどれだけ気持ちを入れてやれるか。4年生は最後の底力を出してくると思うので、下級生もそれに付いていければチーム一丸となって戦っていけると思います。(試合に)出ている下級生がどんと盛り上げて、4年生のためにという気持ちを大事にしてしっかりやりたいと思います。

今西 自分も4年生と最後のリーグ戦なので、明るくみんなで笑って4年生が終われるようにチーム一丸となって優勝目指して頑張ります。

――ありがとうございました!

(取材・編集 宇根加菜葉)

『全力』プレーで、神宮を沸かせます!

◆今西拓弥(いまにし・たくみ)(※写真左)

1998(平10)年6月22日生まれ。200センチ、88キロ。広島・広陵高出身。スポーツ科学部2年。投手。左投左打。奈良県出身の今西選手が広島に行って最も戸惑ったのは広島弁の難解さ。しかし高校を卒業する頃にはマスターし、自身も喋れるようになっていたそうです。その高い順応能力をリーグ戦でも生かしてくれるはずです!

◆吉澤一翔(よしざわ・かずと)(※写真右)

1998(平10)年5月29日生まれ。172センチ、77キロ。大阪桐蔭高出身。スポーツ科学部2年。内野手。右投右打。今西選手によると吉澤選手の部屋は寮内で1番きれいだそう。奇麗な部屋は運を呼び込むという話があります。吉澤選手の勝負運もアップするといいですね!