社会人の雄・ENEOSに力負け/ENEOS戦

野球
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ENEOS 25
早 大

 日大と筑波大に敗れ、連敗脱出を目指す早大はこの日、社会人屈指の強豪チームであるENEOSと対戦した。

 先発のマウンドに上がったのは、早大のエース加藤孝太郎(人4=茨城・下妻一)。強力ENEOS打線を抑え込むことを期待された加藤だったが、初回から四球ニつで1死一、二塁のピンチを作ると、左翼線への2点適時二塁打を浴び先制を許す。2回には、3本の本塁打を浴びて6失点を許し、2回8失点で降板となった。3回からは宮城誇南(スポ1=埼玉・浦和学院)が登板するも、場外弾を浴びるなどENEOSの勢いを止めきれず。序盤で点のリードを許す展開となった。その後も投手陣は失点を重ね、9回終わって25失点。社会人屈指の強豪であるENEOSに格の違いを見せつけられる格好となった。

 打線は初回、3回と得点圏に走者を進めるものの、あと一本が出ず無得点。8回にようやく森田朝陽主将(社4=富山・高岡商)がスリーランを放つなど5得点を積み重ね意地を見せる。しかし、9回は島川叶夢(スポ4=熊本・済々黌)、野村健太(スポ4=山梨学院)を続けざまに起用する代打攻勢を見せたものの三者連続三振に倒れ、試合終了。9月16日に開幕を控えた秋季リーグ戦に向けて、不安を残す結果となった。

代打で本塁打を放った森田朝

9回を三者凡退に抑えた澤村栄太郎(スポ4=早稲田佐賀)

気迫の投球を見せた越井颯一郎(スポ1=千葉・木更津総合)

2安打を放った山縣秀(商3=東京・早大学院)

(記事 林田怜空、写真 湊紗希)

コメント

森田朝陽主将(社4=富山・高岡商)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 前を向いてやっていくしかないかなと思います。後ろを向いていても仕方がないので、前を向いてやるべきことを毎日積み重ねていくしかないかなと思います。

――悪い流れの中での8回の本塁打でしたが、振り返っていかがですか

 この一打席が人生最後の打席かもしれないので、そういう気持ちで立って結果が出たのは本当に良かったなと思います。

――リーグ戦まで2週間となりましたが、チームの状態はどのように感じていますか

 正直なところ最近ずっと敗戦が続いていてあまり良くはないですけど、みんな下を向いているわけではないので、しっかり前を向いてやっていこうという話も先ほどもしているので、2週間日数ないですけど前を向いてできることを積み重ねていこうと思います。

――残り3試合となったオープン戦への意気込みをお願いします

 最近ずっと先制点を初回に取られて後手に回ってしまっているので、次の試合は初回の守備を0で抑えて先制点を取って、こちら側から攻めていけるようにしていきたいと思っています。