一発攻勢で主導権を握るも、終盤に粘れず連敗／かずさマジック戦

　早大はこの日、小宮山悟監督（平２教卒＝千葉・芝浦工大柏）の千葉ロッテマリーンズ時代の同僚である渡辺俊介監督率いる日本製鉄かずさマジックとの一戦に臨んだ。

　前回登板の青学大戦から中４日の登板となった先発・伊藤樹（スポ２＝宮城・仙台育英）は、この日も力強い直球を軸に安定した投球を披露。５回を４安打１失点にまとめ、先発の役割を全うした。打線は初回に中村将希（教４＝佐賀・鳥栖）のソロ本塁打で先制すると、吉納翼（スポ３＝愛知・東邦）、小澤周平（スポ２＝群馬・高崎健康福祉大高崎）の本塁打などで４回までに４点を追加し、主導権を握った。しかし、７回に２本の適時打に失策も絡み、一気に１点差まで詰められると、９回、リリーフエースの齋藤正貴（商４＝千葉・佐倉）が３二塁打を含む６安打を浴び、まさかの５失点。昨日に引き続き土壇場で大量失点し、２連敗となった。

２回に本塁打を放つ吉納

５回１失点の投球を見せた伊藤樹

４回に本塁打を放った小澤

２安打を放った印出

（記事　星野有哉、写真　狄詩霓）

コメント

中村将希（教４＝佐賀・鳥栖）

――今⽇の試合を振り返っていかがですか

　少し後味の悪い負け方をした後の試合だったので、チームとして絶対に今日は勝たなければいけない試合だなっていう話をしていた中、最後に１点差の場面で競り負け、チームとしてこういう試合を勝っていかないと優勝はできないと痛感させられた試合だったと思います。

――初回の本塁打を振り返っていかがですか

　最近いいかたちでバッティングができていたので、結果がホームランになったという感じで自分のバッティングがしっかりできているので良かったなと思います。

――ここまでオープン戦では全試合で安打を放っています

　自分で春のリーグ戦を振り返って取り組んできたことが試合に出てきているので、その調子でいくのもそうなんですけど、しっかり打てなかった打席を反省していいところはそのままに、悪いところをしっかり修正してこれから先やっていきたいなと思います。

――連敗となりましたが、ミーティングではどのような話がありましたか

　それぞれに小さいミスというか反省すべき点が出ているので、チーム全体としてもそうですし、それぞれがしっかり反省して次につなげればいい結果になると思うので、負けはしているんですけどチームとしてはいいかたちでキャンプに入れるんじゃないかなと思います。

――夏季キャンプに入ると思いますが、個人としてどのように練習に取り組んでいきたいですか

　個人としては春タイトルを取れずに終わってしまったので、なんとしてでも最後にタイトルを取って終わりたいというのと、チームとしては勝たなければいけないシーズンなので、秋に向けて個人的には守備の強化とバッティングもしっかり伸ばしていって、最後活躍して終われるように頑張っていきたいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

　次の試合も秋を見据えてどう活躍できるかというところをしっかり考えながら、自分にできることを一つ一つ確実にやっていくことが大事だと思うので、欲を出しすぎずに自分にできることは何かということを考えて、チームが最後に勝てばそれでいいのでチームの勝ちに貢献できるような活躍をしたいと思います。

若松天（スポ４＝東京・城東）

――ご自身の投球を振り返って いかがですか

　テンポよく投らげれたので、そこが良かったと思います。野手陣がよく守ってくれたことにも助けられました。

――今夏の対外試合で登板機会を得ていることをどのように捉えていますか

　（自分自身は）実力的にはそんなに高くないのですが、チャンスをたくさん頂いているので、なんとかチームに貢献できるように頑張りたいと思っています。

――同級生である４年生の投手の登板機会が増えていますがどのように感じていますか

　ラストシーズンということで、全員が気合いを入れて投げていることがいい結果につながっているのではないかなというふうに思います。

――今後への意気込みをお願いします

　連敗してしまったのですが、ここからまた今日出た課題を修正して、次回のオープン戦では勝てるように頑張っていきたいと思います。