打線が爆発！　日大相手にリーグ戦へ弾みをつける大勝を飾る／日大戦

※氏名に旧字体を含む場合は、原則として新字体に直して掲載しております。

　東京六大学秋季リーグ戦（秋季リーグ戦）の空き週、早大は戦国・東都野球連盟１部の強豪・日大との一戦に挑んだ。

　日大に先制を許した直後の１回裏、先頭の熊田任洋（スポ３＝愛知・東邦）が右前安打で出塁する。その後相手の守備の乱れもあり、１死２、３塁のチャンスで蛭間拓哉副将（スポ４＝埼玉・浦和学院）を打席に迎える。内野ゴロの間に１点を返すと印出太一（スポ２＝愛知・中京大中京）の左適時打で逆転する。しかし、日大打線を投手陣が止められず逆転を許す。１点ビハインドで迎えた６回、生沼弥真人（教３＝東京・早実）の二塁打、前多将悟（基理４＝埼玉・川越東）の内野安打で２死１、３塁のチャンスを作る。ここで熊田に中前適時打が飛び出し同点に追いつく。続く７回、先頭の中川卓也主将（スポ４＝大阪桐蔭）がピッチャー強襲安打で出塁すると、１死１、３塁とチャンスを広げる。ここで吉納翼（スポ２＝愛知・東邦）がきっちりと犠飛を放ち勝ち越しに成功する。８回にも中川卓の適時三塁打、蛭間の適時二塁打で３点を追加した早大。終わってみれば８得点と打線が爆発し、大勝を飾った。

二塁打を放った生沼

救援した斎藤正貴（商３＝千葉・佐倉）

快音を響かせた蛭間

攻守に躍動した中川卓

（記事　山本泰新、写真　臼井恭香）

コメント

生沼弥真人（教３＝東京・早実）

――今日の試合を振り返っていかがですか

　序盤に結構点数を取られていたんですけど、それをすぐ追い付いてというか、チャンスで一本出せていたのかなと思います。

――二塁打が２本ありましたが、打席の結果についていかがですか

　ボールがよく見えている状態なので、それなりの結果が出ているなと思います。

――リーグ戦では少ない打席の中で結果を残していると思いますが、それからずっと調子が良いのですか

　バッティングの調子は普通なんですけど、体のバランスがあんまり崩れずに打てているので、いつもよりボールがよく見えた結果がヒットになっているって感じかなと思います。

――今日のヒットはどんなことを意識していましたか

　１打席目は体が反応したっていう感じで、２本目は真っ直ぐ狙って真っ直ぐ打ったっていう感じなんですけど、打球方向とかは別に意識していなくて、勝手に飛んでいるっていうイメージですね。

――７番という打順についてどう考えていますか

　後ろがピッチャーなので、ある意味自分が決めなきゃという立場ではあると思うんですけど、前に結構良いバッターが揃っているので、そういう意味では気楽に行けるところはあるかなと思います。思い切りよく行ける立場なので、打つだけだなっていうイメージです。

――最後に立教戦への意気込みをお願いします

　いろんなケースで打席が回ってくると思うので、チームで勝つために求められている仕事ができればいいなと思います。