投打のキーマンが躍動 社会人相手に競り勝つ/Honda戦

野球
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早 大
Honda

 東京六大学秋季リーグ戦開幕の延期が決定してから2日。本来ならば開幕戦が予定されていたこの日、早大は社会人の強豪Hondaをホームに迎え、オープン戦を行った。

 この日の先発・徳山壮磨(スポ4=大阪桐蔭)は2回、1死から連打を浴びピンチを招くが、後続を連続三振に抑える。6回には三者連続三振を奪うなど、安定した投球で7回を無失点の好投。リーグ戦に向け万全の状態をアピールした。一方の打線は4回、蛭間拓哉(スポ3=埼玉・浦和学院)が右翼の防球ネットを超える特大のソロ本塁打を放つ。8回には右前適時打を放ち、蛭間は計2打点を記録した。同じく8回、岩本久重副将(スポ4=大阪桐蔭)の犠飛でさらに1点を追加し、Hondaとの接戦を制した。

 


先発し好投した徳山

 


先制のソロ本塁打を放つ蛭間

 


救援した原

 


同じく救援した山下

(記事 矢彦沢壮真、写真 田中駿祐)

コメント

徳山壮磨(スポ4=大阪桐蔭)

――東京六大学秋季リーグ戦(リーグ戦)が延期になって行われたオープン戦でした

 今週あると思って調整していたので、リーグ戦の第1戦のつもりでマウンドに上がって、社会人チームに対して直球で空振りが多く取れたりしたのは自信になったかなと思います。

――直球の手ごたえは

 自分の持ち味はストレートなので、そこの部分が投げ切れるとノッていけると思っています。ストレートをインコースアウトコースともに投げ切るということをやってきたので、そこは今日できたと思います。

――終盤はギアが上がったように見えました

 特にそんな意識はありませんでしたが、結果三振が取れたのでそこは良かったかなと思います。

――ドラフト会議までちょうど1か月となりました

 自分はもう1試合1試合全力で投げて、そこを見てもらって評価されると思っています。一戦必勝というか、目の前の試合を全力で頑張りたいと思います。

――状態は万全とみて大丈夫でしょうか

 やることはやってきたので、あとはもうそれを出すだけだなと思っています。

――初戦、立大戦への意気込みをお願いします

 今日勝って、明日またオープン戦があるのでそこでも勝ちいいかたちでまずリーグ戦に臨みたいと思います。立教には春負けているので、特に自分は悔しい思いをしているので、見返せるように、しっかり投げたいなと思います。

蛭間拓哉(スポ3=埼玉・浦和学院)

――打席に関しては

 今までやってきたことをしっかりと出そうと思っていたので、とにかく準備を怠らずにやろうという気持ちで入りました。

――1打席目の初球から振ってヒットを打っていましたが

 常に初球から甘いボールは打っていこうと考えていて、少し詰まり気味ではありましたが、感覚としてはあまり悪くはなかったので、初球から振っていってよかったなと思います。

――2打席目の特大ホームランの感触は

 感触としては結構完璧に捉えたかなというのはあったので、自分がこれまで練習してきた春とは少し違う打ち方を今試してやっていて、それが練習の成果として少しは見えたかなと思います。

――社会人の強豪相手に接戦で勝利しましたが

 本来なら今日が開幕戦だったので、3対1で勝ちましたがまだまだ本来の力を一人一人が発揮できていない部分もあると思いますし、試合としてはもう少しできたかなと思います。ただ、Hondaさんに勝ったということは少しは自信を持つことができると思うので、これからリーグ戦に向けて時間が1週間くらいあり、そこでしっかりと準備していきたいと思います。

――リーグ戦が1週間延期になり試合日程も変わりましたが

 準備できる期間が増えたとプラスに捉えて、そもそも今野球ができることは当たり前じゃないですし、いろいろな人のおかげで野球ができていると思うので、感謝の気持ちを込めてしっかりとリーグ戦初戦に向けて準備していきたいと思います。

――来週から始まるリーグ戦への意気込みをお願いします

 4年生と野球ができるのもこの秋のリーグ戦で最後になり、とても悲しい気持ちはあるのですが、最後に優勝という去年味わえた最高の瞬間をもう一度4年生と味わいたいと思っているので、しっかりと力になれるように頑張っていきます。