20年楽天D1位早川に続け! Wエースの徳山、西垣がプロ志望届を提出

野球

 全日本大学野球連盟は16日、2021年度の「プロ野球志望届」提出者一覧を更新。早大からは徳山壮磨(スポ4=大阪桐蔭)、西垣雅矢(スポ4=兵庫・報徳学園)の2選手が新たにプロ志望届を提出した。なお、岩本久重副将(スポ4=大阪桐蔭)は既に提出している。

 

徳山壮磨(スポ4=大阪桐蔭)

 

 エースナンバー『11』を背負う実力派右腕。最速151キロの直球を軸に、小さく曲がるカットボール、切れ味鋭いスライダーなど、多彩な変化球を交えて打者を手玉に取る。センバツ優勝投手の看板を掲げ早大に入学すると、1年目から6試合に登板。3年春には最優秀防御率のタイトルを獲得し、ベストナインに輝いた。昨季は不調に苦しんだものの、今夏のオープン戦では持ち味である伸びのある直球を披露するなど、復調をアピール。本来の投球を取り戻すことができれば、ドラフト上位候補としての実力は十分に有している。

 
試合
回数
奪三振
自責点
防御率
昨季
28
16
11
3.54
通算
33
113
91
26
2.07

 

西垣雅矢(スポ4=兵庫・報徳学園)

 

 徳山と共に、Wエースの一翼を担う右の本格派。早大では1年時から登板を重ね、先発・リリーフの両方で安定感のある投球を見せてきた。しかし、今春は0勝3敗に終わり、先発として勝利を手にすることはできず。悔しさが残るシーズンとなった。マウンドではキレのあるスライダー、落差の大きいフォークを武器に三振の山を築く。また、磨き上げた直球は今夏、自己最速となる150キロを計測。今後、レベルが上がる舞台でも飛躍の可能性を秘める、成長著しい投手だ。

 
試合
回数
奪三振
自責点
防御率
昨季
34 1/3
29
13
3.41
通算
30
123
107
38
2.78

 

 「そこ(ドラフト)を考えるというよりかはチームのために準備していきたい」(徳山)、「しっかりチームを勝たせる投球を」(西垣)と、2選手とも開幕が18日に迫った東京六大学秋季リーグ戦に目を向ける。目標である天皇杯奪還、大学日本一へ、この150キロ右腕2人の活躍は欠かせない。昨秋、4球団がドラフト1位指名した早川隆久前主将(令3スポ卒=現東北楽天ゴールデンイーグルス)に続いて、夢の舞台への挑戦権を手にすることはできるか。

(記事 足立優大)

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