好機に凡退で流れをつかめず 最終回に勝ち越しを許し敗戦/青学大戦

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 秋季リーグ戦開幕まで残り2週間となったこの日、早大は青学大とのオープン戦に臨んだ。

 先発・西垣雅矢(スポ4=兵庫・報徳学園)は2回までテンポ良く抑えるが、3回に2ランを浴び、先制を許す。その後は、立ち直った西垣から原功征(スポ3=滋賀・彦根東)らの継投で8回までを無失点に抑えた。反撃したい打線は、4回に丸山壮史主将(スポ4=広島・広陵)の適時打で1点を返す。さらに8回、先頭の生沼弥真人(教2=東京・早実)が中越え三塁打を放つと、続く熊田任洋(スポ2=愛知・東邦)の適時打で同点に追い付いた。その後も好機が続いたが、中軸が打ち取られ、逆転とはならず。直後の9回に四球と連打で勝ち越され、課題の残る敗戦となった。

 


先発し粘投した西垣

 


4回、中前適時打を放つ丸山

 


無失点の好救援を見せた原

 


8回、適時打を放った熊田

(記事 是津直子、写真 臼井恭香)

コメント

生沼弥真人(教2=東京・早実)

――最近出番が少ない中、終盤に出番が回ってきましたが、どのような気持ちで打席に入りましたか

 毎試合自分の場合どこで出番が来るか分からないので、いろいろな準備をしながらですけど、ブルペンで投げているピッチャーのタイミングとかは常に取って待っていたので、もし自分に出番があったら初球から初球から強く振っていこうと、それだけです。

――2球目を打ってスリーベースになりましたが、感触はいかがでしたか

 右方向の長打は自分の長所なので、それがかたちとして出たので、感触自体は真芯ではなかったですけど、良かったです。

――リーグ戦が終わってから、夏の練習ではどのような部分に力を入れてきましたか。

 自分のポテンシャルを上げないとなというのがあって、スイングスピードや肩の強さだったり、そういう土台をしっかり作らないといけないなと思ったので、体作りやスイングスピードを上げるためのトレーニングを意識してやってきました。

――一塁手の今井選手(脩斗、スポ4=埼玉・早大本庄)がケガから戻ってきました。リーグ戦に向けご自身の役割はどのようなものだと考えていますか

 これまで試合に出させてもらったのも、自分でチャンスをつかんだというより、今井さんの代役として出ていただけだったのですが、そこでの経験というのはしっかりリーグ戦で出番をもらったときに、それ通りの仕事をできるように出番に備えて準備したいと思います。

――リーグ戦開幕まで残り2週間となりました。開幕までに潰したい課題はありますか。

 技術的なところはそんなにすぐに直るところじゃないと思うので、この2週間でケガをしないとか、体調を崩さないようにとか、自分がベストコンディションで臨めるようなメンテナンスをしていきたいと思います。

――明日以降も試合が続きますが、今後に向けての意気込みをお願いします。

 目の前の結果に一喜一憂するのではなくて、そのとき出た課題をしっかり自分で分析して一試合ずつ成長できるようにやっていきたいと思います。

 

熊田任洋(スポ2=愛知・東邦)

――本日の試合を振り返って

 チームとして、課題が多く出た試合だったと思います。雰囲気だったり出てるメンバーの気合だったりというのが、出せていない、伝わらないという部分です。

――打撃に関して、一時同点になる適時打を放ちました

 点が欲しいところで食らいついて打つことができたので良かったかなと思います。

――最近の打撃の状態は

 個人としてはあまり良くないというのが正直なところですが、どうこう言っている時期でもないので、試合ではチームが勝つためにやるだけだと思っています。

――話が戻りますが、リーグ戦が終わってから3カ月ほどが経ちました。重きを置いていた練習は

 春は打撃フォームの崩れもあって打てなかったので、体幹を鍛えることを一番にしていました。

――明日以降も試合が続きますが、リーグ戦開幕までに潰したい課題は

 個人としてやはりバッティングで結果を出さないとチームに貢献することもできないですし、チームとしても盛り上がらないと思うので、そこをうまく残りの2週間で改善できるように頑張りたいです。