松木の満塁弾など7得点 5投手の完封リレーで夏季オープン戦初戦を快勝/横浜商大戦

野球
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横浜商大
早 大 X

 5位に沈んだ東京六大学春季リーグ戦では、投打の立て直しが急務であることを痛感させられた早大。この日、夏季オープン戦の初戦に、横浜商大を迎えた。秋季リーグ戦でのリベンジへ向け、鍛錬を積む夏が始まる。

 試合は、春に苦しんだ徳山壮磨(スポ4=大阪桐蔭)が先発し、無失点で試合をつくる。力強い投球には復調の兆しが感じられた。その後は1軍戦初登板のユエン賢(国教2=セントジョセフ)を含めた4投手が1回ずつを無失点でつないだ。打線には3本の適時打と、松木大芽(スポ3=石川・金沢泉丘)の右越え満塁本塁打で効果的に得点を重ね、盤石の試合運びで白星スタートとなった。

 

先発し好投した徳山

 


6回、満塁弾を放った松木

 


1回を無失点に抑えたユエン

 

(記事 吉岡直哉、写真 山崎航平)

コメント

丸山壮史主将(スポ4=広島・広陵)

――春季リーグ戦以来の実戦だったと思いますが、どのような意識で試合に入りましたか

春に負けた悔しさを、まずはオープン戦の初戦から、というのはチーム全体として意識していました。また、この間実戦をあまり積んでいなかった分、振り込みをしてきたので、その成果を出そうという話をしていました。

――春季リーグ戦が閉幕してからの約1ヶ月半、どのような練習をしていましたか

基礎練習であったり、バットの振り込みであったりがかなり多くのウェイトを占めました。練習量も増やしてやってきました。

――本日の試合では、松木選手(大芽、スポ3=石川・金沢泉丘)のホームランをはじめ、バットが振れているように見えました

初球から積極的にいったのがこの結果に繋がったと思いますし、また春のリーグ戦ではベンチに入ったり入らなかったり、試合に出たり出なかったりの選手が思い切って打っていたので、チームの層は厚くなってきたのかなと思います。

――丸山選手個人に関しては、先制の適時打を放ちました

何としても先制点を取るという意識があったので、なんとか後ろに繋ごうと思い、あの結果になったと思います。

――投手陣に関しては、春季リーグ戦では調子の上がらなかった徳山投手(壮磨、スポ4=大阪桐蔭)が本来の投球に戻ってきたように見えました。セカンドから見て徳山投手の投球はいかがでしたか

この春苦しみましたが、徳山はずっと自分自身を追い込んで練習してきたことを知っているので、自分たちは我慢して見守るしかないと思っています。必ず元の姿以上になって戻ってくると思います。

――この試合は先制、中押し、ダメ押しと順調に加点し、守備でも完封と文句の無い試合運びでした。今後に向けて一言お願いします

初戦、このようなかたちで投打ともに充実して勝てたというのは良かったと思いますが、勝ち続けるということが8週間あるリーグ戦では1番大切なので、もちろん個人の結果が振るわない時もありますが、その時にしっかり勝てるようなチーム作りをこのオープン戦からやっていきたいと思います。

 

松木大芽(スポ3=石川・金沢泉丘)

――今日の試合を振り返っていかがですか

チームのオープン戦1発目ということで、良いスタートが切れたんじゃないかなと思います。

――リーグ戦が終わって1ヶ月半の間どのような課題をもって練習してきましたか

春は守備で入ってたんですけど、打撃が課題ということで毎日打撃練習に力を入れてやっていました。

――満塁弾を放った打席はどのような意識で入られましたか

打席に入る前に監督に呼ばれて、塁が埋まってるから思いっきり来た球を打つだけだと言われたので特に何も考えずに来た球を打とうと思っていました。

――今日2安打の活躍でしたが打撃の調子はどのように感じていますか

昨日まで思うようにいってなかったんですけど、今日はいつも以上に逆方向を意識してショートの頭に強い打球をという意識で打席に入りました。アウトになった打席も良い内容だったので続けてやっていこうと思います。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

自分は1枚目の選手ではないので、いつチャンスが来るか分からないのでチャンスが来たときに結果を出せるように準備をしていこうと思います。