【連載】秋季リーグ戦開幕前特集『pride』 第2回 小藤翼×檜村篤史×福岡高輝

野球

  今回登場するのは、小藤翼(スポ2=東京・日大三)、檜村篤史(スポ2=千葉・木更津総合)、福岡高輝(スポ2=埼玉・川越東)の仲良し三人組。互いの活躍に刺激を受けながら、東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)で全試合出場した檜村はもちろん、小藤と福岡も今季のスタメン入りに意欲を燃やしている。そんな三人に、野球のことはもちろん、普段お互いに対して思っていることについても話を伺った。

※この取材は8月31日に行われたものです。

「面白すぎて、逆に何もないよな」(檜村)

対談を盛り上げた檜村

――本日は雨ですが、午前中はどのような練習を行っていたのでしょうか

福岡 バッティング中心に室内でやっていました。

――8月が終わりますが、みなさんで夏らしいところに行ったりはしたのでしょうか

檜村 自分は海に行きました。こいつらとではないんですけど(笑)。日焼け目的で、4人くらいで由比ヶ浜に行きました。

――この3人で遊びに出かけることは

福岡 1年の頃はよく行ってたんですけど、最近はないですね。

――2年生全体で遊びに行くことは

檜村 あまりないですね。少人数のグループに分かれて、って感じですね。

――遠征先で楽しかったことは何かありますか

福岡 夜にみんなでワードウルフをやってました。人狼です。

――人狼は誰が強かったのでしょうか

小藤・福岡 檜村(笑)。

檜村 そんな強くない(笑)。

――お互いをあだ名で呼び合ったり、面白いあだ名はついてたりしますか

福岡 檜村はヒムヒムですね。

小藤 ヒムヒムだね。

福岡 自分は檜村って呼んでますけど(笑)。

――お互いの良いところ、あるいは直してほしいところがあれば

檜村 福岡なんですけど、目が細いのでどこ向いてるか分かんないです。

一同 (笑)。

福岡 それはどうしようもないです。

檜村 もうちょっと目を開けていてほしいです。

福岡 小藤はめっちゃかまちょです。

小藤 福岡もかまちょですよ。

福岡 よくちょっかい出してきます。

小藤 自分もちょっかい出されます(笑)。

檜村 本当に子どもみたいなんですよね。

一同 (笑)。

福岡 檜村が一番子どもですよ。

小藤 意外と子どもだよな。

福岡 静かに面白いです。

――何か面白いエピソードはありますか

檜村 面白すぎて、逆に何もないよな。

一同 (笑)。

檜村 いつも面白いんで。いや、うそです(笑)。

――部内の推しメンを挙げるならどなたでしょうか

小藤 八木さん(健太郎、スポ4=東京・早実)ですね。アツいっす。人として尊敬します。私生活でも寝坊とか絶対にしないので、そこらへんはしっかりしてるなと思います。

福岡 加藤(雅樹、社2=東京・早実)ですね。いつも一緒に練習してるんですけど、近くで見てるとスイングとか速くて。バッティングはやっぱり加藤がすごいなと思います。

――加藤選手とはプライベートで遊んだりはしますか

福岡 プライベートでは・・・。ご飯を食べに行くくらいですけど、練習はいつも一緒なんで。

――檜村選手の推しメンは

檜村 福岡ですね。バッティングが本当にすごくて。めっちゃヒット打つので、そこがすごいなっていう感じですね。私生活でもいろんな話をしますし、遊びに行ったりもします。まあ、結構グイグイくるので一線を引いて(笑)。仲良いです。

――それぞれ、高校時代に対戦経験はありますか

檜村 福岡のところとはあります。2年の秋ですね。3-0で勝ちました。

――当時のお互いの印象などは覚えていますか

福岡 試合前から「檜村はすごい選手だ」っていうのは聞いていました。試合でも打ってて、すごく良い選手だなと思いました。

檜村 自分らのところはスーパーシードって言って、秋の関東大会だったんですけど、千葉開催で。千葉の1位は初戦がなかったんです。それで偵察に行って、「(川越東の)1番打者はやばい」って。福岡が1番だったんですけど、めっちゃ打つんですよ。それで警戒しようってなって、実際は1本打たれました。早川(隆久、スポ1=千葉・木更津総合)が投げてたんですけど。左対左で一応ヒットは打たれました。

――小藤選手は、お二人の存在は知っていましたか

小藤 知ってました。

福岡 絶対うそだ(笑)。

小藤 福岡は、関東大会で対戦はしてないですけど、普通に練習とか見てて。宿舎でも川越東の試合を見てたので、そこで「バッティングすごいな」って思いました。

――早大以外の六大学の選手で仲が良い選手はいますか

小藤 明治の竹村さん(春樹、4年)は、中学校とクラブチームが同じだったので、ご飯に行ったり試合前にしゃべったりします。

――竹村選手は侍ジャパン大学日本代表の主将としてユニバーシアードにも出場されましたが、連絡はとったりしましたか

小藤 いや、とってないですね。連絡とるのはリーグ戦の時とかですね。

――檜村選手はいらっしゃいますか

檜村 いないですけど、川越東から慶大に行った髙橋佑樹(2年)が結構仲良いですね。高校の時にも対戦してますし、早大の練習会の時に仲良くなって。

――福岡選手は

福岡 自分は髙橋と、立大のキャッチャーの藤野(隼大、2年)と、法大に川越東が2人いて。仲良いですね。

――藤野選手や髙橋選手はリーグ戦の出場も多いですが、意識する存在でしょうか

福岡 藤野には負けたくなかったので、(自分よりも)先に出ているのは自分の中でちょっと不満なんですけど、活躍してるのはうれしいです。

――川越東高出身の六大学メンバーとは今も遊んだりしますか

福岡 よくご飯とか行きます。

――少し前まで高校野球のシーズンでしたが、試合は見ていましたか

檜村 自分は、母校の試合を千葉に見に行きました。準決勝の東海大市原望洋大対木更津総合の試合を。自分が3年生の時の1年生が最上級生として出ていて、それまで幼いイメージがあったんですけど、みんなたくましくなってました。

福岡 親か(笑)。

――後輩の活躍を見て感じたことはありますか

檜村 自分も頑張ろうってなりましたね。

――小藤選手はいかがですか

小藤 ことしは甲子園はあまり見てなかったんですけど、高校日本代表で母校の後輩が2人出て結構活躍しているので、檜村が言ったように「たくましくなったな」って思いました。

――福岡選手は

福岡 自分は後輩の試合は1試合も見ていなくて。オール早慶戦で愛媛に行っている時に、大阪桐蔭と仙台育英の試合をみんなが見てて、ザワザワしてたので印象に残っている試合ですね。

――後輩の試合結果を追ったりなどは

福岡 結果は聞いたんですけど、正直あんまり興味がなくて。代は被ってるんですけど仲良いのが2人とか。監督も変わってしまったので、あまり親しみはないです。

――早慶戦では後輩たちが見に来ていましたが

福岡 いや、ちょっとびっくりしましたね(笑)。全員で来てましたね。仲が良かった部員からはラインが来て、「すごかったですね」みたいな連絡をくれました。

「『やってやるぞ』という気持ちになりました」(小藤)

今季初の先発起用だった早慶2回戦を振り返る小藤

――徐々に大学野球のことについて伺いたいのですが、まずは春季リーグ戦4位という結果について、どのようにお考えでしょうか

小藤 勝てる試合で勝ち切れなくて。普通にやっていれば優勝できたと思うんですけど、勝ち切れなくて、勝ち点を落としていってしまって。そこの差が出てしまったなという感じです。

檜村 ほとんど1点差で勝ち切れなくて。1点の重みというのを思い知ったリーグ戦でした。

福岡 自分の話になってしまうんですけど、良い場面で代打で出させていただいて、そこで結構打てなくてチームが負けちゃったという試合があって。『ここぞの1本』というのがチーム全体として出てなかったかな、というふうに思います。

――他にも、足りなかったと感じる点はありますか

小藤 守備面とかで無駄な点数を与えてしまったので、そこをどれだけ減らせるかというのを考えて。無駄な点数をあげなければ勝てたな、というのがいくつかあります。

――活躍している同期を見て、何か感じるものはありましたか

福岡 負けたくないな、というのはありますね。それでも活躍してるのはすごくうれしいですね。仲も良いので。

小藤 活躍しているのは素直にうれしいです。悔しさもあるんですけど、それよりもうれしいですね。

――お二人は、檜村選手の守備をどう見ていますか

福岡 すごいと思います。自分は今サードをやっているんですけど、三遊間の打球は基本檜村に任せようかなと。

檜村 無理だ。

一同 (笑)

――福岡選手は同じ内野手として、檜村選手の守備はどこが特にすごいと思いますか

福岡 エラーしない、ということと堅実なところがすごいと思いますね。肩も強いんで。

――小藤選手にお聞きします。個人としても悔しいシーズンになったのではないでしょうか

小藤 去年の秋に出て、それに比べてことしの春は試合に出られなかったので、そこは悔しいですね。

――ブルペンキャッチャーとしての経験というのはどうでしたか

小藤 ブルペンにテレビがあって、ブルペンで(球を)受けながら見て、っていうのは勉強になりました。

――早慶2回戦で昨季初スタメンでしたが、どのような心境で試合に臨みましたか

小藤 その日負けたら慶大が優勝っていう試合で。絶対に負けられない試合に先発させてもらったので少し緊張したんですけど、先発を任されたので「やってやるぞ」という気持ちにはなりました。

――その試合は合計10四死球でした。調子の良くない投手陣のリードをするうえで工夫したことはありますか

小藤 打ち取れるボールで配給を組み立てたり、っていうのはしていました。あと、イニングが終わった後のベンチでのコミュニケーションを多くとっていました。

――続いて、檜村選手にお聞きします。初めての早慶戦でしたが、出場してみていかがでしたか

檜村 最初は緊張するんだろうな、というのがあったんですけど、観客も多くて、途中からは楽しくなってきたというか。楽しんでやることができました。

――どのあたりから楽しくなってきましたか

檜村 もうアップ中からですね(笑)。グラウンドに入ったら、もう応援がすごくて、楽しくなってきました。

――遊撃の守備位置は慶大側ですが、やはりアウェー感などは感じましたか

檜村 いや、慶大も応援してくれてるだろうって(笑)。

一同 (笑)。

――春季リーグ戦のご自身の活躍を振り返って、どう評価しますか

檜村 打撃面は、リーグ戦前のオープン戦とかは全然打ててなくて、不安だったんですけど、後半とかは得点圏で打てたりしたので、まあまあかなっていうのはあります。守備は、エラーしないというのが目標だったんですけど、エラーしてしまったり、安打にしてしまったり、アウトにできるところをしっかりアウトを取れなかったというのがあるので、少し悔いがあります。

――初めてベンチに入り、初めてスタメンで出場し、交代することなく全試合フル出場でしたが、2年生でこの活躍は予想されていましたか

檜村 予想はしていなかったです。出たいとは思っていたんですけど。

――犠打や犠飛など、チームバッティングに貢献できていたのではないかと思うのですが、どうでしょうか

檜村 自分は下位とか、後半は2番とか打っていたんですけど、そういう打順っていうのはやっぱり、チームのために尽くすというのが大事になってくると思うので、そこはしっかり意識して、練習からやっていました。

――以前、「神宮だと足が動かしづらい」とおっしゃっていましたが、最後のほうにはもう慣れましたか

檜村 そうですね。でも、やっぱりホームグラウンドのほうが動かしやすいですね。気持ちの問題ですけど。

――持ち前の守備では安定感を欠く場面もあったと思いますが、振り返っていかがですか

檜村 捕る方ではあまりエラーとかなかったんですけど、送球面でばらつきがあったので、そこを秋にはしっかり修正してやっていきたいなと思います。

――続いて、福岡選手にお聞きします。2年春初めてベンチ入りされましたが、ベンチ入りしたときの心境などはどうでしたか

福岡 うれしかったです。自分の起用は代打だけだと思っていたので、どこのポジションだろうとかは気にしなかったです。

――終盤の緊迫した場面での打席が多かったのですが、毎回どのような心持ちで臨みましたか

福岡 できるだけ平常心で入ろうとは思っていました。力入るといいバッティングができないので、できるだけ平常心っていうのは思っていました。

――初出場は明大戦でしたが、初ヒットを打った時の心境はいかがでしたか

福岡 うれしかった・・・くらいしかないですね(笑)。

――代打とスタメンだと、準備も異なってきますか

福岡 そうですね。代打はありそうなところを予想して、後ろで振れるというのと、一打席に限るので、重みはちょっと違うのかなと思うけど、自分はそんなに代打とスタメンもあまり変わらないかなと。

――ここぞの一本が出なかったとおっしゃっていましたが、一打席で仕留める難しさというのはどういったところに感じますか

福岡 初めて対戦するピッチャーが多くて、球種とかも、どのくらい曲がるのかとかも、全然分からないので、一打席で見極めるというのは結構難しかったですね。

「今までの野球人生でも一番の当たりだったんじゃないかな」(福岡)

城西国際大戦での本塁打を振り返る福岡

――次に、オープン戦についてお聞きしたいと思います。オープン戦を通してチームの状態はどうですか

小藤 ピッチャー陣は失点を減らすというのが課題で。1試合3失点以内という目標でやっています。全早慶戦とかは結構取られてしまったんですけど、それ以外のこっち(安部球場)でのオープン戦では、そんなに大量失点はしていないし、春に比べたら試合をまとめられてるのかなと感じます。バッティングの方だと、自分も含めてなんですけど、チャンスで一本が出なくて、攻めきれてなかったり、できるところでできなかったりっていうところがあると感じました。

檜村 バッティングの面では、序盤に点入るんですけど、そこからの中盤だったり後半だったりに、 ダメ押しがなかなか出ずに、そのまま進んじゃうっていうのが多いかなって感じていて。守備の面では、エラーとかもほとんどないので、そっちはいいと思います。

福岡 春ずっとスタメンだった選手がケガで今いなくて、打線がちょっと落ちてるかなっていうのは思ってて。その影響なのか分からないんですけど、チャンスでの一本が出ていないのかなと思います。

――それぞれから見た他の二人の調子はどうですか

檜村 福岡は絶好調です。

福岡 いや、そんなことないです(笑)。

檜村 毎試合打っているので。リーグ戦でも打ってほしいなと思います。 ヒット打っていると、守備でも結構いい動きが出てて。ヒットがでると、やっぱり守備でもいい動きができると思います。

――以前、檜村選手も「ヒットがでると守備がいい感じになる」とおっしゃっていましたが、やはりそうですか

檜村 そうですね。やっぱり気持ちが上がるので、足が動くようになったりするかなと。

――小藤選手の調子はお二人から見てどうですか

福岡 まあいいんじゃないですか(笑)?バッティングがすごい飛距離が出てて、いい調子かなと思います。

――飛距離を伸ばすために、何かトレーニングはされましたか

小藤 意識を変えました。前までは普通に当てるバッティングだったんですけど、今は強く振るというのを意識するようにしました。そしたら、自然と飛距離も伸び始めてって感じです。

――檜村選手の調子はお二人から見てどうですか

小藤 まあ、守備は。

福岡 「まあ」って言っちゃってんじゃん(笑)。

小藤 バッティングはこれから上げてくと思うので。

檜村 バッティングやばいっす。

小藤 もうちょっとできると期待しています。

――全早慶戦でOBの選手と一緒にプレーしてみて、どんなことを感じましたか

檜村 やっぱレベルが違うと感じました。バッティングも守備も、やっぱり自分たちとは一段階、二段階上かなって思いました。

――OB選手と何かお話しされたり、アドバイスしてもらったりしましたか

小藤 自分は道端さん(俊輔、平28スポ卒=現明治安田生命)が来てくださったんですけど、その時にキャッチャーとピッチャーを両方集めて、「ダメだったところはしっかり追求して、そこを練習とかでしっかり直せば、リーグ戦でもいい結果につながると思うから、そういうところはしっかりやっておけ」と、アドバイスを受けました。

――檜村選手は、河原右京選手(平28スポ卒=現トヨタ自動車)と交代して守備についていましたが、何か話されましたか

檜村 話はしていないんですけど、アドバイスは「やっぱり上のレベルになるとバッティングも求められるから、バッティング頑張れよ」とは言われたくらいですかね。

――福岡選手はいかがですか

福岡 アドバイスとかはもらってないんですけど、印象に残ったのは丸子さん(達也、平28スポ卒=現JR東日本)のファーストでのハンドリングとか、バッティングはやっぱりすごいなと思いました。

――福岡選手は一塁も守っていますが、一塁と三塁、どちらの方がやりやすいとかありますか

福岡 できればサードで頑張りたいです。

――小藤選手にお聞きします。春季リーグの早慶戦から全早慶戦でバッテリー間の意思疎通が足りなかったと思われますが、原因としてはどのような点が挙げられますか

小藤 練習の段階から、試合を想定してやるっていうのを春から今にかけて足りなかったのかなと。最近はそこらへんを意識してやっているんですけど、練習から試合を想定してやるっていうのができなかったのが大きいと思います。

――全早慶戦で道端さんや佐竹さん(功年、平18人卒=現トヨタ自動車)とお話しして、どのような影響を受けましたか

小藤 前に比べて、投げる時のジェスチャーとかをつけて、「ここに欲しい」っていう要求をピッチャーに伝えるようになって、そこらへんは変わったかなと思います。

――投手交代をしても打たれてしまっていたのは配球がパターン化しているのかなと思いますが、それに対して対策していることなどはありますか

小藤 ピッチャー一人一人特徴があると思うので、そこを知った上で配球を組むようにしています。ピッチングでも、いろんなピッチャーを受けて、というふうにしています。

――投手に捕手としての意見を伝えるうえで、特に大切にしていることなどはありますか

小藤 一番はコミュニケーションをしっかりとるようにしています。投げる前とか、投げた後とかも、普段私生活とかも、ピッチング面だけじゃなくて、私生活においてもコミュニケーションをとって、仲良くというか、信頼関係を築くようにしています。

――先輩の投手陣とのコミュニケーションでも、遠慮することはないですか

小藤 そうですね。ピッチャー陣の先輩方も、普通に言ってきていいと言ってくれているので、言う時はしっかり言っています。

――ピッチャーからはどのようなことを言われますか

小藤 ピッチャーはピッチャーで考えがあるので、そこをキャッチャー陣で分かった上で配球を組み立ててほしいと言われています。

――投手陣からより信頼されるために必要だと考えることは何ですか

小藤 得点を取られないというのもあるんですけど、ストップとかワンバンを絶対止めるというのは、一番必要だと思うので、そこを意識しています。

――打撃面では、熊本で「アベレージを残したい」とおっしゃっていましたが、今までのオープン戦を振り返っていかがですか

小藤 そんなにヒット数は出ていないので、全然アベレージは残せていないので、そこは課題として、改善してリーグ戦に臨みたいです。

――打てる時と打てない時の、自分の中での違いはありますか

小藤 甘いボールを見逃してしまったときとか、難しいボールに手を出してしまっている時だと思います。

――次に檜村選手にお聞きします。ケガをしていたと伺ったのですが、いつ、どこでされてしまったんですか

檜村 左足を捻挫しました。7月の下旬に、練習中のシート打撃で守備をしてて、ランナーを三本間に挟んだ時に、タッチしてバッターランナーがセカンドにいて、セカンドに投げようとしたら、そのランナーの足を踏んでしまって。ちなみにランナーは(福岡を指す)。

――福岡選手は大丈夫でしたか

福岡 そうですね、結構深く刺されました。スパイクが指に刺さっちゃって、結構痛かったです。でも自分は普通に切り傷みたいだったので、すぐ直ったんで。

――回復具合はいかがですか

檜村 8月入ってオープン戦何試合か終わったときに、復帰しました。今はもう大丈夫です。

――檜村選手がオープン戦に出場していないとき、西岡寿祥選手(教3=東京・早実)が遊撃に入っていましたが、西岡選手のプレーを見てどう感じましたか

檜村 守備うまいなっていうのは思ってて、足がしっかり動いていて、そういったところはお手本にしたいなと思いました。

――焦りなどはありましたか

檜村 ありました。

――ライバル視などはされているのですか

檜村 そうですね。自分が試合出ていない時に、出ているとちょっとあります(笑)。

――JX-ENEOS戦で、チームメイトだった鈴木健矢選手が投げていました。何かお話はされましたか

檜村 はい、しました。何、話したっけ(笑)。

――たわいないお話ですか

檜村 そうですね。久しぶりだったので。

――直前で代打を出されてしまいましたが、やはり対戦したかったですか

檜村 そうですね。向こうは自分に投げる気満々だったので。自分先頭だったんですけど、ちょうど代打出されて、「あれ?」ってなったって(笑)。

――天理大戦で、走者一掃の適時三塁打を打ちましたが、あの打席やあの試合を振り返っていかがですか

檜村 あの打席は、ボールが2個続いて、もう真っすぐしかないなと思って、そしたら真ん中に甘い球が来たので。

福岡 よく覚えてんな(笑)。

檜村 数少ないヒットだから(笑)。

一同 (笑)。

檜村 で、真ん中の真っ直ぐを打ちました。

――守備の話になりますが、春は「打球に対して積極的に前に出られない、待ってしまっていた」と言っていましたが、オープン戦ではどうですか

檜村 オープン戦では、今のところ全然前に出て、さばけているので、まあホームグラウンドなので大丈夫です。

――では、また秋に神宮に戻ったときに、自信はありますか

檜村 今のところは大丈夫です。

―春は暴投が2つありましたが、低めを意識した送球というのは、今のところ大丈夫そうですか

檜村 そうですね。ファーストが捕りやすいところに投げるというのは意識しています。

――福岡選手にお聞きします。夏季オープン戦は打撃が好調のように見えますが

福岡 うーん、まだ好調というわけではないですかね。熊本での全早慶戦で3三振してしまって。そこで少し(悪い意味で)感覚が変わってきたというか。そこは少し自分で調整していて、また良くなってきたかなという感じです。

――具体的にはどのような調整を

福岡 外角の球がちょっと遠く見えたので、球に体を近づけるというか。大げさにいえば、ベースに覆い被さるようなイメージで立つようにしたら、結構良くなってきました。

――小藤選手、檜村選手から見て、福岡選手の打撃面で特にすごいと思うところはどこですか

小藤 追い込まれてもカットして粘って、安打にできるっていうのはすごいなと思います。

檜村 選球眼が良いですね。福岡は目が細いんですけど、打席ではたぶん目を見開いていると思います(笑)。

福岡 目が細い分集中してボールが見えます(笑)。

檜村 あ、そっちか(笑)。

――慶大2回戦の逆転打は追い込まれたあとに低めの直球を弾き返していましたね。この高いミート能力はどこで培われたものなのですか

福岡 高校時代の監督に、「逆方向へのファールを最初に打つと、タイミングを自分で合わせられる」ということを教わって、このことを心がけてきたので、これが生きているのかなと思いますね。

――夏季オープン戦では中堅への打球が多いように見えますが

福岡 いや、これは来た球がコースに打ち返しているだけなので、何か意識しているということではないですね。

――夏季オープン戦では打順が2番だったり、3番だったり、日によって変わったりしていますが、それぞれの役割をどのように考えているのでしょうか。2番は特につなぎのイメージが強いですが

福岡 ここ最近のオープン戦ではバントがあまり出てないので、そういう意味ではゴロを転がしてほしいということなのかなと理解していて。バントでつなぐというよりかは、ヒットでつないでほしいということだと自分では解釈してやっています。

――最近は2番打者に強打者を置くというのも聞かれるようになってきましたが

福岡 そうですね(笑)。自分にはカットして球数を投げさせるという役割もあると自分の中では考えています。

――先ほど熊本での全早慶戦の話がありました。この3三振は全て縦に落ちる球だったのでしょうか

福岡 2三振はフォークボールですね。

――縦に落ちる球への苦手意識はあるのでしょうか

福岡 今までは特になかったんですけど、やっぱりレベルが上がって。レベルの高い投手が投げてくるボールを、見極められてないのかなと。

――川越東高時代の同級生、慶大・髙橋佑樹投手との対戦はいかがでしたか

福岡 熊本でありましたね。その時は四球でした。真っすぐが速くなっていたので、高校の時よりも凄いピッチャーになっているなと改めて思いました。

――試合後にお話などはされたのですか

福岡 向こう(髙橋佑投手)から「フォアボールごめんね」と言われました(笑)。まぁでもそれぐらいですかね。

――城西国際大戦では右方向への大きな本塁打がありました。打ったときの感触などは

福岡 自分でも今まで味わったことのないような感触で。今までの野球人生でも一番の当たりだったんじゃないかなと思います。打った瞬間入ったなとは思ったんですけど。ストレートを打ち返しました。

――熊本で感覚が崩れたと言っていましたが、調子は戻ってきたと

福岡 そうですね。練習してきた甲斐がありました。

――入学直前の取材時には守備面で不安があると言っていましたが

福岡 まあまだありますね(笑)。

――具体的にどういったところに?

福岡 捕り方ですかね。よく腰が高いと言われていて。打球を上から見てしまっているので、捕れないことがあるのかな、と。

――守備への苦手意識はまだにありますか

福岡 最近は苦手意識は無くなってきたんですけど、まあ普通ぐらいにはなりました(笑)。今のところは克服できたという感じです。

――人工芝は守りにくいなど、そういったことはありますか

福岡 人工芝自体はやりやすいんですけど、アンツーカー(人工芝と土との境目の部分)に打球が来ると怖いですね。

――檜村選手から何かアドバイスなどはありますか

檜村 自分もアンツーカー怖いっす(笑)。土部分は好きなんですけど。アンツーカーはバウンドが変わっちゃうので。ショートは土部分が多いのであまり無いんですけど、特にサードはアンツーカーの部分が多いので難しいんですよね。まあでもそこは体でしっかり打球を止めてほしいなと思います。

――同じ内野手の檜村選手と福岡選手ですが、アドバイスし合ったりすることはあるのですか

檜村 福岡は結構「守備教えて~」と来てくれるんですけど、僕は教えるのがあんまりうまくないので。

福岡 結構適当に返されます(笑)。ちゃんとアドバイスはくれるんですけど(笑)。

――檜村選手のアドバイスは身についてますか

福岡 うーん、まあそうですね(笑)。

檜村 お前、絶対それ、身についてないだろ(笑)。

――最近檜村選手、福岡選手で三遊間を組まれることが多いですけど、連携などはいかがですか。先ほど福岡選手の「三遊間の打球は檜村に任せる」という発言もありましたが

檜村 まあ、福岡もいうて捕ってるんで(笑)。結構声も掛け合っていて、良い感じだと思います。

――夏の練習について伺います。チーム全体で持っている課題などはありますか

小藤 バスターかな。

檜村 そうだね。

小藤 バントとかバスターとか、小技が春は全然出来なかったので、そこは全員で徹底してやろうという風にはなっています。

――全体だとそういった練習が多いという感じでしょうか

小藤 そうですね。

――個人で課題を持って取り組んでいることは

檜村 自分は今バッティングが不調で。体の開きが早いと言われていて、監督さん(髙橋広監督、昭52教卒=愛媛・西条)にも逆方向と言われているので、体を開かないようにボールを引き付けて打つということを意識して練習しています。

福岡 自分はさっきも言ったんですけど、アンツーカーが怖いので、そこの部分に飛んできた打球をどう処理するかということを試行錯誤しながら練習しています。

小藤 そうですね、自分は守備面というか、バッテリーとして投手のピッチングを積極的に受けたりしています。(無駄な)得点を与えなければ勝てるという試合が多いので。バッテリーでの練習を優先しています。

――小藤選手は打撃面ではアベレージを残すための練習を行っているそうですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか

小藤 練習の時からボール球の見極めを意識しています。最近だと、自主練で檜村とやっているんですが、同級生のピッチャーに投げてもらって、実戦と同じように変化球も混ぜてもらって、打つという練習を室内でしています。

――スローイングも良くなってきたように見えますが

小藤 いや、まだ全然です。

――今のところの自身のスローイングに点数を付けるとしたら?

小藤 まぁ、50点ぐらいですかね。

檜村・福岡 普通じゃん(笑)。

――檜村選手、福岡選手から見た小藤選手のスローイングは

檜村 最近良くなってきてますけど、ノックとかもちょっと日によってばらつきがあったので・・・。まあ3点ぐらいですかね(笑)。

小藤 低っ(笑)。

――スローイングに関してはどのような練習をしているのですか

小藤 前から言われていることなんですけど、下半身を使って投げるということを一番に意識して、練習の中でもやっています。

――檜村選手にお聞きします。7月下旬のケガの治療中にはどのような練習を行ったのですか。別メニューだったのでしょうか

檜村 いや、結構補助をやっていることが多かったです、メンバーの。ティーあげをしたり。やっぱり出来るだけ動かさない方がいいと言われていたので、午前は補助をやって、午後は治療を受けたりとかそういうことをやっていました。

――ケガの調子はもう大丈夫なのでしょうか

檜村 そうですね。結構早い段階で動けるようになりました。

――精神面を課題に挙げている印象がありますが

檜村 ポジティブに考えるようにはしていますが・・・。でも、打てないと結構ネガティブになっちゃうんですよね。今もですけど。できるだけ周りの人といろんな話をするようにはしています。

――周りから力をもらうと

檜村 そういう感じですね、はい。

――周りの選手は落ち込んでいる様子はわかったりするものなのですか

福岡 いや、でも檜村は顔には出ないです。

小藤 自分たちにはあんまり見せないですね。

福岡 何か基本ポーカーフェイスなので。何考えてるかあんまりわかんないです(笑)。

――お話をする相手は

檜村 加藤とかですかね。練習一緒にしているので。

――加藤選手とはどんな話を

檜村 まあでも加藤も今バッティング不調っぽいので、慰め合ったりとか(笑)。

――夏季オープン戦での打撃不調の原因は

檜村 体が開きすぎるのもあるし、狙い球が打ててないっていう。狙おうと決めた球が来てもファールになってしまうというか。スイング自体はそんなに、バッティング練習とかの時はいいんですけど。試合になると打てないっていう。まあ(狙い球を)仕留められないというか。

――春もオープン戦では不調だったものの、リーグ戦では本塁打も放ちました。それでも秋に向けてはやはり不安が大きいのでしょうか

檜村 そうですね。春と同じ気持ちでいったらやばいと思うので。追い込まれつつしっかりやっていこうという感じですね。

――あくまでも気持ちは前向きですか

檜村 いやまあ前向きに考えてはいるんですけど・・・(笑)。まあ精神面はこれからも課題になると思います(笑)。

――小藤選手、福岡選手も精神的に落ち込むことはあるのですか

福岡 自分はバッティングしかないと思っているので、バッティングで結果出せないとちょっとメンタルに来ますね。

――それで周りの人とお話されたり

福岡 いや、自分は一人で落ち込むタイプなので。

檜村 でも打つじゃん。一回打たなくても次の日に取り返すじゃん(笑)。俺なんて打てないとそれが続いちゃう。

福岡 そうかな(笑)。

小藤 でも福岡はいつも元気です。

――福岡選手は夏に向けて、「筋力をつけて飛距離を伸ばしたい」と話していましたが、具体的に何か行われたのですか

福岡 いや筋力はついてないんですけど、結構太りましたね。体重を増やしたというか、太りました(笑)。でもそのおかけで飛距離は出るようになりました。

――食べる量を増やしたりしたのですか

福岡 そうですね。結構増えました。1日3食ですが、おかわりはたくさんします。

――間食を挟んだりもするのですか

福岡 いやあ、お菓子食べちゃいます(笑)。

――練習の合間には皆さんで一緒にお菓子を食べたりということもあるのですか

小藤 檜村もお菓子好きなんで、自分の部屋に来てよく食べてます。

檜村 パイの実が好きです(笑)。

――体重が増えて結果的に飛距離が伸びたと

福岡 さっきも話したんですけど、この間のホームラン(城西国際大戦)はめちゃくちゃ飛んだので。体重が増えたおかげですかね。

――先ほど外の球への意識という話がありましたが、この夏打撃練習で意識して行っていることは

福岡 練習であまり引っ張ってばかりいると、檜村みたいに体の開きが早くなっちゃうので。できるだけ逆方向をイメージして、体が開かないように打っています。

秋に向けて

2年生トリオとあって笑いの絶えない対談となった

――秋季リーグ戦に向けてのお話を伺います。まずは秋季リーグ戦での個人の目標を教えて下さい

小藤 守りの方では、各試合3失点以内に抑えることです。打撃では3割を残せるようにしたいです。

檜村 守備面ではエラーをしないということが一番だと思うので、しっかりアウトをとってエラーをしないことです。打撃面では自分も3割打ちたいです。あとは犠打とかそういったところはしっかり一発で仕留められるようにしたいです。

福岡 自分は守備があまり上手くないので、泥臭く一つずつアウトをもぎ取るみたいなイメージでやりたいです。打撃面では3割は絶対に打ちたいです。

――チーム内での自身の役割とはどのようなものだと考えていますか

福岡 自分はやはりバッティングを求められていると思うので、そこでしっかり結果を出していきたいです。

檜村 自分はバッティングは求められていないので。ゴロを転がすとか、チームバッティングを徹底してやっていきたいです。

小藤 自分もバッティングというよりは守備が求められていると思うので、ミスをしないのは当たり前という気持ちを持ってやりたいです。

――自分以外の2選手はどのようなところで活躍しそう、またはしてほしいですか

福岡 小藤には盗塁を刺してほしいですね。

檜村 自分も同じです。あ、あとホームラン打ってほしい(笑)。結構飛ばすんで。

――檜村選手に期待することは

一同 ・・・。

檜村 え、ないの(笑)。

小藤 ピンチの時にショートに飛ぶ打球をしっかりさばいて、無難にこなしてほしいです。

福岡 自分はここぞの場面での一本を期待したいですね。

檜村 バッティング・・・。頑張ります(笑)。

――檜村選手は春はチャンスでの一本が結構出ていた印象ですが

檜村 そうですね。逆方向をうまく意識できていたので。またそれを思い出して、一から見直して・・・。て、もう遅いか(笑)。

――福岡選手に期待することは

小藤 チャンスで一本出してほしいですね。

檜村 チャンスメイクしてほしいのと、守備面でも頑張ってほしいです。

――福岡選手は秋は代打ではなく、スタメンでという気持ちは強いですか

福岡 スタメン取りたいです。打率も残したいですし。守備は・・・檜村に三遊間は任せます(笑)。いやうそです。何とかします。

――檜村選手は春に続いてスタメン取れそうですか

檜村 そうですね・・・オープン戦が後2試合残っていますが、とりあえずそこで1本はヒットを打ちたいです(笑)。

――捕手の層が厚いですが、スタメン奪取に向けて意気込みなどは

小藤 まあ開幕してみないとどうなるかわからないんですけど、自分がスタメンだったら、出てない人の分も背負ってしっかり自分の役割をこなしたいです。

――春の自分とはここが違う!というアピールポイントがあれば教えてください

小藤 ホームランも最近は出ているので、バッティングの面で飛距離が伸びたところを見てほしいです。

檜村 自分は・・・グローブですかね。

一同 そこかよ(笑)。

檜村 まあそれぐらいしかないです(笑)。新しいグローブはまずまずですね(笑)。残りのオープン戦2試合でまた自信がついて変わるかもしれないですけど。

福岡 春は代打だったので、1試合1打席しかなかったんですけど、スタメンで出れれば1試合4打席ぐらいは回ってくるので、とにかくいっぱいヒット打ちたいですね。

――開幕から明大戦ですが、明大相手にどのようなイメージを持っていますか

小藤 粘り強いというイメージはあるので、気持ちの面でも負けないようにしなければならないなと思います。

福岡 良い選手がいっぱいいるので、気持ちで負けないようにしたいです。

檜村 日本代表にも選ばれている投手が2人もいるので、打ってみたいなと。

小藤 打てない話してたのに(笑)。

――特に日本代表の森下暢仁投手(2年)は同級生ですが、ライバル意識などは

福岡 自分は春に1本ヒット打ってるので、得意だとは思っていますが、秋も1本打ちたいですね。

――最後にチームの目標を教えてください

小藤 優勝はもちろんですが、各個人がそれぞれのポジションでやれることをしっかりやることです。

福岡 優勝するにはチームが一丸とならなければ無理だと思うので、チーム一丸となってやれるように頑張りたいです。

檜村 チームのために、春よりもう少し打ちたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 大浦帆乃佳、大谷望桜、當間優希)

今季、2年生トリオの活躍から目が離せません!

◆福岡高輝(ふくおか・こうき)(※写真左)

1997(平9)年9月8日生まれ。173センチ、76キロ。埼玉・川越高出身。スポーツ科学部2年。内野手。右投左打。初めての特集取材ということで、初めて色紙に意気込みを書いてもらいました。「こういう形で色紙に何かを書くのは人生初」とのことですが、そう思えないほど達筆です!神宮での『泥くさい』プレーにも注目です。

◆檜村篤史(ひむら・あつし)(※写真中央)

1997年(平9)11月6日生まれ。181センチ、78キロ。千葉・木更津総合高出身。スポーツ科学部2年。内野手。右投右打。守備がウリの檜村選手ですが、今回初めて『逆方向』と、打撃について書いてくださいました。よりチームに貢献するべく、打撃力向上への思いは強まっているようです。狙い球をしっかり捉えた鮮やかな流し打ちに期待しましょう!

◆小藤翼(こふじ・つばさ)(※写真右)

1997(平9)年8月6日生まれ。181センチ、80キロ。東京・日大三高出身。スポーツ科学部2年。捕手。右投左打。福岡選手や檜村選手に小藤選手を他己紹介してもらったところ、話し始めると止まらなかったり、よくちょっかいを出してくるとのこと。グラウンドではクールにプレーする姿が印象的なだけあって、意外な一面に驚きました。