両者譲らず引き分けに

野球
TEAM
早大
愛知学院大

 翌日に岐阜で行われる全早慶戦に備え、愛知に移動し今春の全日本大学選手権ベスト4の愛知学院大とオープン戦を行った。試合は終始白熱した投手戦が展開され、0−0の引き分けに終わった。

 控え選手中心で挑んだこの試合は相手左腕の前に終始単調な攻撃に終わった。この試合、打席に立った打者数は28人。2回、連打で2死一、三塁とこの試合最大の好機でも、一塁走者が捕手のけん制により挟殺され得点ならず。緩急を生かした巧みな投球の前に計3安打、加えて走塁ミスも目立ち、見せ場のないまま零封される結果となった。

 打線が3安打に封じられた一方で、早大投手陣も4人の継投で相手打線を3安打に抑えた。先発は急成長を遂げている北濱竣介(人1=石川・金沢桜丘)。初回の先頭打者に安打を許すも、動じず連続三振で後続を断つ。以降も3回まで一人の走者も許さない投球で夏季オープン戦での無失点を継続した。そして終盤には最上級生の鈴木健介(教4=東京・早実)、安達公亮(スポ4=埼玉・早大本庄)が登板。いずれもリズム良くアウトを重ね、試合を締めた。

初の先発マウンドで結果を残した北濱

 打線が突破口を見いだせず、無得点に終わったことは明らかな課題として残る。しかし投手陣は今夏のし烈なベンチ入り争いを象徴するように、ブルペンの層の厚さを見せた。神宮の舞台で輝くため、アピールを続けている選手たち。秋の頂点へと駆け上がるべく、チーム内の競争が新たな風を吹かせていくはずだ。

(記事 盛岡信太郎、写真 川口真由)

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