いざリーグ戦へ、調整は万全

野球

オープン戦
早大 ×
東農大

 春季リーグ戦(リーグ戦)の開幕週に試合のない早大は、東農大と春季オープン戦(オープン戦)を戦った。試合は4回に道端俊輔(スポ2=智弁和歌山)の犠飛で早大が先制し、さらに5回にも追加点を挙げる。投手陣は6人の継投でそのリードを守りきり、4-1で勝利した。3月5日から始まったオープン戦はきょうが最終戦で、通算成績は早大の11勝2分7敗だった。

 両チーム共に無得点で迎えた4回裏、早大が無安打で先制点を奪い取った。連続四球で無死一、二塁の好機をつくると茂木栄五郎(文構2=神奈川・桐蔭学園)が犠打で堅実に走者を進める。続く道端は初球を右翼への犠飛としてまず1点。5回にも先頭打者が安打で出塁するとすかさず犠打で二塁に送って好機をつくる。ここで河原右京(スポ2=大阪桐蔭)が中前適時打を放って2点目。さらに4番・中村奨吾(スポ3=奈良・天理)が甘く入った球を捉えて左翼への2点本塁打とする。好機を逃さない集中打で一気に得点を重ねて試合を優位に進めた。

3イニングを1安打に抑えた高梨

 きょうの先発は左腕の高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)。3イニングで許した安打は1本のみの無失点と好投した。直球、変化球共にキレがあり、出場機会の減った昨季からの逆襲に向けての意気込みを感じさせた。4回からはほぼ1イニングずつ5人の投手が登板。5回に本塁打で1点を失ったが、それ以外ではピンチをつくっても無失点に切り抜けるなど勝負所での好投が光った。また道端は2盗塁刺を挙げて、守備でもチームに貢献した。

 そつなく点を取りきる打線も、登板した6人全てが好調だった投手陣も、良いチーム状態を表している。そしてなにより先取点を取って守りきるという勝利パターンで最終戦を飾れたことは大きい収穫だ。4月20日のリーグ戦開幕に向けて役者はそろった。ワセダの春はもうすぐそこにある。

(記事 三尾和寛、写真 田中竣)

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