吉永が奮闘！

　連日春季オープン戦（オープン戦）を戦う早大は、城西国際大との一戦に臨んだ。先発の吉永健太朗（スポ２＝東京・日大三）が５回無失点の好投を見せ、攻撃では打線がつながり、３－０で勝利した。

　１週間ぶりに先発のマウンドに登った吉永は、これまでの不調とは打って変わったような見事な投球で、相手打線を封じ込める。１回から４回までを無安打に抑える理想的な投球を披露。４回裏で打線の援護を受けた吉永は５回表に１安打を許すも、５回を投げて９奪三振と実力を発揮した。その後継投した救援陣もそれぞれ無失点に抑え、安定した試合となった。

完全復活の兆しを見せた吉永

　一方の打撃陣は、１回、先頭打者が出塁すると、中村奨吾（スポ３＝奈良・天理）が返し、先制点を奪う。その後３回まで凡退の山を築くものの、迎えた４回、死球で出塁後、中澤彰太（スポ１＝静岡）が三遊間を抜ける安打を放つ。続く道端俊輔（スポ２＝智弁和歌山）が犠打で進め、内野ゴロの間に走者を返し２点を奪った。その後も安打は出たが、あと一歩のところで追加点を奪うことができなかった。

　一人一人が打線をつなげて点を取った打撃陣と、調子が上向いてきた吉永や継投で相手打線に的を絞らせず無安打に抑え、安定感を見せ勝利に貢献した投手陣。投打ともに、まだまだ続くオープン戦で着実に力をつけて、来る春季リーグ戦に備えてほしい。

（記事　安藤愛奈、写真　小川朝煕）

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