関東大学秋季リーグ戦 9月28日 日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
9月28日、日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館にて、関東大学バドミントン秋季リーグ戦4日目が行われた。男子はリーグ戦4連勝を目指して神奈川大と、女子は初勝利を目指して日体大と、それぞれ戦った。結果は、男子は5―0で、女子は3―2でどちらも勝利した。
女子はこの日、シングルス1の黒川璃子(スポ1=千葉・西武台千葉)が先陣を切った。終盤までどちらも譲らない展開が続くが、ゲームカウント0-2で負けを喫した。しかし、続くシングルス2の岡本萌奈未(社2=千葉・西武台千葉)は、終始安定したプレーを見せ、第1ゲームはデュースの末、勝利する。勢いに乗った岡本はその後の第2ゲームを危なげなく制し、チームの勝敗を五分に戻した。ダブルス1では、石橋結子(社3=茨城・常総学院)・岡本のペアがスマッシュやドロップを決め、相手を翻弄(ほんろう)する。特に岡本はシングルスに続く試合だったが、それを全く感じさせないほど相手を圧倒し、最後はヘアピンを決め勝利した。
喜びを見せる岡本(左)と石橋
続くダブルス2で敗れ、チームの勝負の行方は、シングルス3の石橋へ託された。第1ゲーム、石橋は途中まで相手に点を与えず、スマッシュやドロップ、ヘアピンなどで点を重ねる。相手を全く寄せ付けないプレーでこのゲームを先取した。第2ゲームも、コースを上手く使い分けて、スマッシュやプッシュを決めていく。危なげない戦いぶりで、最後はドロップを決めて勝利した。これにより女子は、秋季リーグ戦初勝利を飾った。
一方の男子は、秋季リーグ戦4連勝を目指し、神奈川大と対戦した。シングルス1の今越健太(スポ2=石川・金沢市立工業)が試合を有利に進め、第1ゲームを先取する。第2ゲームでは相手の追い上げにより苦しい展開も見られたが、最後は相手のミスを誘い勝利した。続くシングルス2の富田剣斗(創理3=茨城・茗溪学園)は、第1ゲームでは力を出し切れずミスが目立った。しかし、第2ゲームからは、気迫を見せ、攻めの姿勢を貫いた。プッシュやスマッシュを次々と決め、コートを広く使ったラリーでゲームを支配した。第3ゲームでは、さらに余裕のあるプレーで点差を広げ、最後は相手のミスを誘って、接戦を見事ものにした。
試合を戦う富田
これにより秋季リーグ戦4連勝へリーチとしたところで、ダブルス1の小山武瑠(先理2=高知・土佐)・大西悠斗(先理2=東京・淑徳巣鴨)が登場した。第1ゲームでは、どちらも譲らぬ展開だったが、ドライブやスマッシュが随所で決まり、このゲームを取る。勢い付いた二人は、第2ゲームでも攻めの姿勢を見せ、最後は相手のミスを誘って見事試合を制した。これにより男子は神奈川大に対し勝利し、秋季リーグ戦4勝目を飾った。
(記事 栗原礼佳、写真 大日結貴)
※掲載が遅くなり、申し訳ございません。
結果
▽男子団体
早大5―0神奈川大
今越健太○2―0(21ー13、21―17)安間亮太
富田剣斗○2―1(15―21、21―12、21―13)下野智輝
小山武瑠・大西悠斗○2―0(21―19、21―14)小堀善平・小林翔太
町田脩太・今越健太○2―1(21―19、16―21、21―17)下野智輝・梅井智哉
太田匡亮○2―0(21―11、21―13)井上拓翔
▽女子団体
早大3―2日体大
黒川璃子●0―2(15―21、16―21)今泉明日香
岡本萌奈未○2―0(22―20、21―12)工谷羽音
石橋結子・岡本萌奈未○2―0(21―12、22―20)阿部風花・関野里真
尾﨑羽音・黒川璃子●0―2(17―21、12―21)谷川莉奈・梶原藍実
石橋結子○2―0(21―16、21―18)加藤千聖
コメント
富田剣斗(創理3=茨城・茗溪学園)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか
出だしが悪かったのですが、1セット目、2セット目ぐらいから相手のラリーの流れを掴んで、自分の強みである、我慢して粘り強さを活かしたプレーができたので良かったです。
――今日はどのようなことを意識して、試合に臨みましたか
いつも試合をしている相手だったので、 お互いの癖が分かっていました。粘って、最後に決めきることができたので良かったです。
――1ゲーム目で負けてしまった後、どのように気持ちを切り替えて試合に臨みましたか
自分が後手に回る展開が多かったので、先手を取って自分のラリーにすることを心がけていました。
――最後に秋季リーグ最終日の明日に向けて意気込みをお願いします
明日が1部リーグ昇格に向けた入替戦(関東大学秋季リーグ入替戦)につながる一番大事な試合なので、自分が一本を取ってチームの流れを作れるように頑張りたいです。
――ありがとうございました
石橋結子(社3=茨城・常総学院)
――まず、今日のダブルスの試合を振り返っていかがでしたか
今日は勝たなければいけないという思いでいました。緊張していましたが、 自分たちの攻撃をすることができたので、良かったです。
――次に、シングルスの試合を振り返っていかがでしたか
2勝2敗でシングルスがきて、自分が勝たないとチームが負けてしまうので、本当に動いて頑張りました。
――石橋選手のシングルスが始まる前の段階で、2勝2敗でした。試合をするにあたりプレッシャーはありましたか
かなり、ありました。
――チームとしては、前回春季リーグ戦で負けた日体大に勝ちました。勝因は何であったと考えられますか
(早大は)少ない人数ですが、後輩が頑張ってくれて、みんなが勝とうという気持ちでいました。そこが勝ちに繋がったと思います。
――最後に、明日に向けての意気込みをお願いします
明日も自分が2勝して、チームとしても優勝できるように頑張りたいです。
――ありがとうございました